■ジャンクハンター吉田の電子遊戯最前線 第2回
Wii U専用ソフト『ディズニー インフィニティ』が描き出す”ディズニー×ピクサー”夢のオールスター戦、遂に開幕!
Text by ジャンクハンター吉田
先日、幕張メッセにて開催されたTGSこと東京ゲームショウ2013、バンダイナムコゲームスにて発表された『ディズニーインフィニティ』。今回TGS会場を見て回って気づいたのが、映画版権を取り扱ったゲームが皆無という、吉田のポテンシャルとテンションを格段に下げまくる、自分自身の存在意義がなくなりそうな気配ではあったものの……こちら『ディズニーインフィニティ』ではピクサーが映画で登場させたキャラクターたちが王道ディズニーキャラたちの世界へフュージョンする内容と伺い、唯一胸アツなゲームタイトルとなった。まぁ、映画版権ゲームに興味ない人はスルーしちゃってくださいな。
『ディズニーインフィニティ』の遊び方はオフィシャルサイトを覗いて頂いた方が確実かなと。コラムで説明するまでもないし。
http://disney-infinity.bngames.net/
ディズニーとピクサーのキャラクターたちが初共演を果たしたってのがウリのゲームではあるんだけど……正直な感想、ディズニーというよりもピクサーのキャラたちが全面に押し出されているような気がするんよね。『ピクサー・オールスターズバトル』でも通用しそうな感じ。そして、何故かディズニー側のイチオシは『パイレーツ・オブ・カリビアン』だったりしている。ってかこの映画ってCGアニメ映画じゃねーだろと激しくツッコミも入れたい気持ちもある。フォローしておくが『ローン・レンジャー』も登場するけどね。ディズニーはジョニー・デップ推しかよと(笑)。
少々残念な部分としてディズニー=ミッキーマウスってな概念はこのオールスター戦では通用しない。だって、ミッキーやミニー、ドナルドダックなんかも登場しないんで(もしかしたら今後追加で登場するのかもしれないけどね)、ディズニーフリークからすると若干の寂しさはあるだろう。プレイヤーとしてミッキーマウスとかこの世界観で動かしてみたい欲求はどうしても高くなってしまう。うーん、それって贅沢なのだろうか?
しかし、本作を最大源に楽しめるポイントもある。”トイ・ボックス”なるオブジェクトを自由に配置してのコンストラクション機能は『マインクラフト』が隆盛を誇ったアメリカならではな着想で子供向けとして大変楽しめるのではなかろうか。多忙な人間には向いていない機能だけど、遊びを豊かにしていく上では子供たちにとってクリエイティビティーも高まるし、このようなコンストラクション機能は必要不可欠なのでとても素晴らしいモードだった。
別売りのキャラクターフィギュアを購入すればプレイアブル可能なキャラが追加され、パワーディスク・パックを購入すれば特殊能力や乗り物をゲーム本編内で入手可能になる……んだけど、これって長く遊んでいればアンロック解除されて、購入しなくても追加されるとかないのかしら? 子供たちのお小遣いではさすがに厳しいだろうから、ディズニーだったらそれぐらいのことはきっと考えてくれているはず(期待を込めて!)。このシステムは大変ユニークで素晴らしいビジネスモデルではあるけど、大絶賛するほどの手法じゃないもんなぁ。オトナがフィギュア購入目的でコレクションするのならば別だけどね。
ニンテンドー3DSでは『ディズニーインフィニティトイ・ボックス・チャレンジ』なるミニゲームが沢山詰まったモノも発売されるけど、こちらは申し訳ないけど興味がない。3DSってこの手のミニゲームがイッパイ詰まったゲームがDS時代から大量に作られていたからお腹もイッパイ。
やっぱり、吉田が脳内で勝手に描く『ディズニーインフィニティ』は『大乱闘スマッシュブラザース』のように、ミッキーマウス vs バズ・ライトイヤーみたいな真の意味での夢のオールスター戦が味わいたいわけさ。ディズニーで格闘技ゲームチックなのは難しいかもしれないけど、マーベルを買収し、ルーカスフィルムも買収して、コンテンツが膨大になっているんだから、アイアンマン vs バズ・ライトイヤー、インディアナ・ジョーンズ vs バズ・ライトイヤー、ダース・ベイダー vs バズ・ライトイヤー(バズにこだわりすぎてスマン)とか想像するだけで垂涎モノじゃないかなと。折角所有しているコンテンツを飼い殺しにだけはして欲しくない。
そんな意味も込めて、発売日にはWii U版『ディズニーインフィニティ』を購入することを決意。付属品とかあるから少々高いけどね(苦笑)。きっと売れればその後、続編もあるだろうから、その時を期待し、ディズニー側が出し惜しみしない形での無限大な遊びを期待します。決してシブガキ隊の歌『挑発∞』的にディズニー側を挑発しているわけではなく、あくまでも吉田個人の希望なだけです、はい。カスタマー=自分が求めているモノを言及しているだけですので、別にディズニーをバッシングしているわけじゃないことだけは追記しておきます。ゲームソフトを買いもしない連中から叩かれたくない防衛策でもあるけど、映画版権ゲームであるのでなんだかんだ言いながらもゲームを購入したらオプショナルなフィギュアとか大量に買っちゃいそうな自分が今から見えているのが怖い(笑)。
『ディズニー インフィニティ』
発売日:11月28日予定
プレイ人数:1~2人(通信プレイ時2~4人)
価格:7,980円(税込)
CERO:審査予定
公式HP:http://disney-infinity.bngames.net/
(C)Disney
(C)Disney/Pixar
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