『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』オリジナルの美しさを超えた?撮影監督が語る見どころ&神秘的!ファントムの隠れ家<本編特別映像解禁>

【以下プレスリリース文掲載】

 

映画公開から20周年のアニバーサリーイヤーに、不朽の名作『オペラ座の怪人』が『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』(6/14公開)。

刺激と絢爛、情熱の時代であった19世紀パリ・オペラ座では仮面をつけた謎の怪人・ファントムの仕業とされる奇怪な事件が続いていた。ファントムは若く美しいオペラ歌手クリスティーヌに才能を見出し、彼女に音楽の手ほどきをし、クリスティーヌはファントムを“音楽の天使”と信じてプリマドンナへと成長する。幼馴染の青年貴族ラウルに愛されながらも、孤独な魂と情熱を持ったファントムに心を惹かれていくが、ある日ファントムの仮面の下に隠された秘密を知ってしまう。一方怪事件が続くオペラ座では、ファントムを捕まえようとラウルたちが立ち上がる——。

一番の見どころは<ファントムの隠れ家>―撮影監督が語る4Kデジタルリマスター版の魅力と、神秘的でロマンチック!名曲エンジェルオブミュージック(Angel of Music)を歌い上げながらファントムがクリスティーヌを隠れ家へ誘い込む本編特別映像を解禁します。

 

『オペラ座の怪人』は35mmフィルムで撮影された時代に製作された、最後の大規模予算映画の一つ。公開当時も、色鮮やかで煌びやかな色彩が話題だったが、さらにその魅力を際立たせるため、撮影当時にはまだ存在しなかった新技術を使って2017年にはこのデジタルリマスタープロジェクトがスタートしたという。主なプロセスとしては、オリジナルのインターネガ(プリント用フィルム)を4Kでスキャン、オリジナル版の撮影監督であるジョン・マシソンの監修のもと、映像の階調と色調を整えるために全編を再グレーディング。ジョエル・シュマッカー監督が目指した、19世紀のパリの文化が最新のデジタル技術によって改めて鮮明に浮き上がることに成功した。
ジョン・マシソン曰く「4K作業で最も注力したのは、パリ・オペラ座の地下洞窟に住むファントムの隠れ家のシーン」。太陽の光が差さない一見薄暗い洞窟だが、そこには、ファントムの芸術性、美意識を映し出す<彼の宝物全て>がたっぷり詰まった魅力的な空間であり、その空間を今だからこそできる技術で最大限に表現するため「新しいグレーディング技術を使い、隠れ家の影のディテールを見事に甦らせることが必要だった」と明かす。

撮影当時、この特殊なセットは、CGなどではなく、ロンドンのパインウッドスタジオで天井まで完全に作られたものだったそう。そのため、洞窟の構造上、全ての作業が水の中で行われたが、撮影時ジョンはセットの水浸しの部分を利用、隠れ家の天井に照明を反射させていた。そのためオリジナルでは、こうした微妙な光のグラデーションがやや失われていたが「デジタルで全体をグレーディングすることで、画質を大幅に向上させ、本来の照明の意図を実現することができた」そしてそれは「ファントムにとってエキサイティングな進歩だった」とコメントしている。

同時に解禁されるのは、ジョン・マシソンが「もっとも注力した」と言及した、ファントムの隠れ家である洞窟が映し出されたシーン。ファントムが愛するクリスティーヌを初めて自分の隠れ家に<招待>するシーンだが、ボートが進むと同時に次々と水面下から蝋燭が現れ、暗かった洞窟に少しずつ灯りが灯されてやがて天井に反射していくー神秘的でロマンチックな様子が捉えられたものとなっております。

 

 

ガストン・ルルーの小説を元に、アンドリュー・ロイド=ウェバーが1986年に作曲し、ロンドン・ウエストエンドにあるハー・マジェスティーズ劇場で初演された<オペラ座の怪人>。日本では、劇団四季によって1988年から各地でロングラン公演を果たしており、世界で1億6000万人が観劇、2004年、ロイド=ウェバー自身が製作・作曲・脚本を務め、『バットマン・フォーエバー』などのジョエル・シュマッカー監督とともにこだわりぬいて映画化。2005年1月29日に日本で公開されると、リピーター続出の空前の大ヒットとなり当時のミュージカル映画史上最高興行収入を誇り、全世界興収の40%以上を日本が占めた伝説の作品。映画版では、舞台では描かれないファントムの出生の秘密やラウルとの決闘シーンも映画では追加されており見逃せない!

パリ・オペラ座を舞台にした豪華絢爛な美術と衣装や装置の数々、高さ約5m、幅4m、2万個からなるスワロフスキー・クリスタル製のシャンデリアは圧巻。巨大なシャンデリアが落ちていくクライマックスの名シーンは息をのむスペクタクルだ。また、メインテーマ曲の「The Phantom of the Opera」をはじめ、名曲の数々は、きっと誰しもが耳にしたことがあるはず。主演のジェラルド・バトラー、エミリー・ロッサム、パトリック・ウィルソンら主要キャスト3人は全ての歌唱を本人が行い、映画のためにロンドンのアビーロードスタジオにてフルオーケストラで収録された。第77回アカデミー賞撮影賞、美術賞、歌曲賞(「Learn To Be Lonely」)にもノミネートされ、世界的に高い評価を得た。

「オペラ座の怪人」が大好きな人はもちろん、映画館で見たことがない人も、この機会に絢爛の映像と極上の音楽による一大スペクタクルを映画館で楽しんでほしい。

 

『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』

製作・脚本・作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー

監督:ジョエル・シュマッカー

出演:ジェラルド・バトラー/エミー・ロッサム/パトリック・ウィルソン 他

配給:ギャガ 2004年/アメリカ/カラー/シネスコ/4K/141分/字幕翻訳:戸田奈津子/

© 2004 The Scion Films Phantom Production Partnership

公式HP:gaga.ne.jp/operaza4K

公式X:@operaza4K

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