『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』 『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』 4K復元版日本オリジナル予告篇が公開

【以下プレスリリース文掲載】

今年2024年はイタリア製西部劇=マカロニ・ウエスタンの先駆け、『荒野の用心棒』のイタリア公開からちょうど60年。それを祝し、主演クリント・イーストウッド、監督セルジオ・レオーネ、音楽エンニオ・モリコーネが放った3大傑作『荒野の用心棒』、『夕陽のガンマン』、『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』=《ドル3部作》の【4K復元版】を3月22日(金)より日本初一挙公開することになりました。

 

 

●ドル3部作とは?
《ドル3部作》 THE DOLLARS TRILOGYとは、『荒野の用心棒』(64)、『夕陽のガンマン』(65)、『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』(66)という3本のイタリア製西部劇=マカロニ・ウエスタンの総称。黒澤明監督の時代劇『用心棒』(61)をリメイクした『荒野の用心棒』は、1964年9月にイタリアで公開され、当時の興行記録を塗りかえる爆発的なヒットに。その勢いは瞬く間に世界中に広がり、各国でマカロニ・ウエスタンの一大ブームを巻き起こした。
欧米ではスパゲッティ・ウエスタンと称されたこのジャンルは、イタリアとスペインで1970年代半ばまでの約10年間に500本近くが作られ、中でも主演クリント・イーストウッド、監督セルジオ・レオーネ、音楽エンニオ・モリコーネの出世作となったこの3本は、3年連続イタリア年間興収NO.1になっただけでなく、マカロニ・ジャンル傑作中の傑作として、初公開から60年近くたった今でも世界中のファンに愛されている。
さらに『パルプ・フィクション』のクエンティン・タランティーノ、ジョニー・トー(『エグザイル/絆』)、キム・ジウン(『グッド・バッド・ウィアード』)、チャド・スタエルスキ(『ジョン・ウィック』シリーズ)といった映画監督たちをはじめ、世界中のミュージシャン、漫画家、アニメーター、ゲームデザイナーら、サブカルチャーの担い手たちに絶大な影響を与え続けている。

★《ドル3部作》は近年、ドル箱3部作、と記されることが増えたが、英語表記の“DOLLARS”の意味は、『荒野の用心棒』と『夕陽のガンマン』の英語題からの引用であり、大ヒットした=ドル箱、という意味とは異なる。ゆえに旧来通り、《ドル3部作》と表記する。

●日本オリジナルの予告篇
《ドル3部作》のエッセンスを約80秒で表現するため、日本オリジナルの予告篇が新たに制作された。最初に、ポンチョを跳ね上げ、悪党たちと対峙するガンマンの早撃ちの銃声と共に、《ドル3部作》【4K】のロゴが画面に穿たれる。モリコーネの名曲「さすらいの口笛」が流れる中、【いつ観ても傑作】の見出しと『荒野の用心棒』の見せ場が続く。音楽は切り替わり、【誰が観ても傑作】の見出しと『夕陽のガンマン』の見せ場が展開。さらにコヨーテの遠吠えを模したヴォーカルのサントラをバックに、【どこから観ても傑作】の見出しに続き、『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』のスケール感溢れる戦闘場面と3人のガンマンの決闘場面が盛り上がる。そして『荒野の用心棒』のキー・イメージであるブーツのアップの画に、3発の銃声と共にイーストウッド、レオーネ、モリコーネの名前が穿たれた後、【不滅のマカロニ・ウエスタン3大傑作、日本初一挙上映】の見出しが広がる。タイトル・ロゴが出た後は、レオーネ作品のトレードマークである、ガンマンの巨大な顔のアップ、最後に【宇宙一カッコいいロードショー】の一文で締めくくられている。

 

 

《ドル3部作》 作品紹介

■荒野の用心棒 A FISTFUL OF DOLLARS

斬新な面白さでマカロニ・ジャンルを確立した痛快作

●物語:メキシコ国境の町に一人の流れ者がやって来た。ジョーと名乗るそのガンマンは、町を牛耳る二大勢力、悪徳保安官バクスター一家と情無用の悪党ロホ一家を争わせ、一挙に共倒れさせようと画策するが…。

●解説:黒澤時代劇『用心棒』を西部劇にリメイク。目深に被ったハット、無精ひげにシガーをくわえた正体不明のガンマンのキャラは、映画史上のアイコンとなり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』PART2と3にも引用された。今なおポンチョの着こなし宇宙一の座に揺るぎない、イーストウッドのクールな魅力が炸裂する第1弾。

【クリント・イーストウッド主演、ジャン・マリア・ヴォロンテ共演、セルジオ・レオーネ監督、エンニオ・モリコーネ音楽/カラー・スコープサイズ、上映時間:1時間39分/イタリア・スペイン・西ドイツ合作/イタリア公開:1964年9月12日、日本公開:1965年12月25日、アメリカ公開:1967年1月18日】

 

ⓒ1964 Unidis, S.A.R.L. All Rights Reserved. 日本上映権権利元:黒澤プロダクション

 

■夕陽のガンマン FOR A FEW DOLLARS MORE

二人の賞金稼ぎの共闘と友情が胸打つマカロニ代表作

●物語:大悪党エル・インディオが脱獄し、1万ドルの賞金が懸けられた。インディオ一家を追う二人の賞金稼ぎ、若きモンコとモーティマー大佐は商売敵だったが、一家全員の賞金山分けを条件に手を組むことに。しかし大佐には別の目的があった…。

●解説:前作より一段と際立つイーストウッドのカッコ良さ、眼光鋭い新キャラ、リー・ヴァン・クリーフの堂々たる風格、悪役ヴォロンテの複雑怪奇な個性がドラマを膨らませ、面白さ倍増。フラッシュバックとパンフォーカス撮影を駆使したレオーネのスタイリッシュな演出も絶好調の第2弾。

【クリント・イーストウッド主演、リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ共演、セルジオ・レオーネ監督、エンニオ・モリコーネ音楽/カラー・スコープサイズ、上映時間: 2時間12分/イタリア・スペイン・西ドイツ合作/イタリア公開:1965年12月18日、日本公開:1967年1月20日、アメリカ公開:1967年5月10日】

 

 

ⓒ1965 P.E.A. Films, Inc. All Rights Reserved

 

■続・夕陽のガンマン/地獄の決斗THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY

タランティーノ絶賛!アクションと笑い満載の超大作

●物語:南北戦争下、賞金稼ぎのブロンディとお尋ね者のトゥコは、いかさまを仕組んでは巻き上げた賞金を山分けにしていた。ある時、瀕死の南軍兵士から軍資金20万ドルの隠し場所を訊き出した二人は、その地に向かう途中、運悪く北軍の捕虜に。そして捕虜収容所長代理のエンジェル・アイズもまた20万ドルの行方を追っていた…。

●解説:レオーネ版『戦場にかける橋』ともいうべき3時間に及ぶ超大作。“いい奴、悪い奴、汚い奴”というふざけた原題通りコメディ色が強
まり、エキサイティングな見せ場もたっぷり。圧倒的ヴォリュームの第3弾。

【クリント・イーストウッド主演、リー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォラック共演、セルジオ・レオーネ監督、エンニオ・モリコーネ音楽/カラー・スコープサイズ、上映時間:2時間58分/イタリア・スペイン・西ドイツ合作/イタリア公開:1966年12月23日、日本公開:1967年12月23日、アメリカ公開:1967年12月29日】

 

© 1966 P.E.A. Films, Inc. All Rights Reserved.

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