『古の王子と3つの花』ブルーレイ&DVD 12月6日(水)発売決定!

 

【STORY】

クシュ王国の王子は結婚を認めてもらうため、エジプト遠征の旅に出て、神々に祈り祝福されながら戦わずして国々を降伏させ、上下エジプトを統一、最初の黒人ファラオとなる。
中世フランスの酷薄な城主に追いやられた王子は、地下牢の囚人を逃がした罪で森に追放されるが、数年後美しき野生児として城主に立ち向かう。
モロッコ王宮を追われた王子は、雇われたお店の揚げ菓子を通じて国から出た事がない王女と出合い、2 人は宮殿を抜け出し自分たちで生きていく。
自分を信じることで自らの運命を変え幸福を手にする、至福の映像美で巡る3つの都、3つの時代の物語。

 

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

運命は変えられる
現代フランスを代表する巨匠ミッシェル・オスロ監督による劇場最新作。
ルーヴル美術館とのコラボレーションで制作された作品を含む、オスロ監督ならではの
色彩による映像美で描かれた3 つの都をめぐる幸せの物語。

 

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社(東京都港区)は、「キリクと魔女」(98)、『ディリリとパリの時間旅行』(18)などで知られ、現代フランスを代表するアニメーション界の巨匠として日本でも人気の高い、ミッシェル・オスロ監督の最新作で、日本でも今夏劇場公開し話題を集めた『古の王子と3つの花』を、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーより2023年12月6日(水)に、ブルーレイを5,170円(税込)、DVDを4,180円(税込)で発売、デジタル配信(購入/レンタル)を開始、DVDレンタルも同日開始いたします。

 

2022年のアヌシー国際アニメーション映画祭にてプレミア上映が行われ、オスロ監督が名誉賞を受賞し、国際的にも大きな話題となった今作は、3つの異なる都市と時代、古代エジプト、中世フランス、18世紀トルコを舞台に、自分を信じることで運命を変え幸福を手にする3人の王子を描いた、エキゾチックな物語です。
第1話は、ルーヴル美術館とのコラボレーションで制作された、古代エジプト、クシュ王国の若き王子が上下エジプトを統一し、黒人初のファラオとなる物語『ファラオ』。第2 話は、オーベルニュを舞台にした民話から想を得て中世フランスの王子を描いた『美しき野生児』。第3 話は千夜一夜物語をテーマに、オスロ監督自身が創作した18 世紀のイスタンブールが舞台の豪華絢爛な美味しい物語『バラの王女と揚げ菓子の王子』。
また、作品名にもある“3つの花”とは、古代エジプトを象徴し、永遠の命を示すと言われる“蓮”。フランス、オーベルニュ地方に自生し昔から薬として用いられてきた“ゲンチアナ”。世界を代表する産地の一つで美しさと甘い香りで人々を魅了するトルコの“バラ”を指し、この3つの花が3人の王女と共に王子たちの未来を予見するかのように、劇中で効果的に使われています。
まるで美しい歴史書を紐解くように、魅惑の古の世界へと観客を誘う美しい物語『古の王子と3つの花』を、ぜひご家族やご友人、大切な人と一緒にブルーレイ、DVD、デジタル配信(購入/レンタル)でお楽しみください!

 

 

今作の大きなポイントは、第2 話『美しき野生児』の王子役の少年時代の日本語吹替えを、歌舞伎俳優の市川新之助さんが声優初挑戦!今夏の劇場公開時にも大変大きな話題となりました。
オスロ監督も「ほとんどアドバイスもしなかったのですが、素晴らしい吹替作品となりました。今回、彼を選んだことは素晴らしいアイディアだったと思っています。こんな若い才能のある歌舞伎役者さんとご一緒できるなんて思っていなかったので、とっても嬉しく思っています」と大絶賛。
3つのお話の中で唯一“影絵”が使用され、印象的でとても美しい物語の主人公を見事に演じています。

 

八代目 市川新之助

本名 堀越勸玄(かんげん)。平成25 年3 月22 日、十三代目市川團十郎白猿の長男として東京に生まれる。平成27 年11 月歌舞伎座『江戸花成田面影』で初御目見得。平成29 年7 月歌舞伎座『駄右衛門花御所異聞』の白狐、平成30 年7 月歌舞伎座『三國無雙瓢箪久』の三法師、『源氏物語』の光の君、春宮、平成31 年1 月新橋演舞場『極付幡随長兵衛』の長松、『牡丹花十一代』の鳶頭を、同年7 月歌舞伎座『外郎売』の貴甘坊、令和3 年1 月新橋演舞場「初春海老蔵歌舞伎」では『橋弁慶』の牛若丸、同年5 月明治座6 月南座『実盛物語』の太郎吉、令和4 年7 月歌舞伎座『夏祭浪花鑑』の市松、『雪月花三景』の男蝶の精など、大役に次々と挑戦。
令和4 年11 月歌舞伎座『外郎売』の外郎売実は曽我五郎で八代目市川新之助を名乗り初舞台。同年12 月歌舞伎座『毛抜』では、主役・粂寺弾正役に史上最年少で挑み、観客の心を掴んだ。

 

 

ミッシェル・オスロ監督 インタビュー

 

監督:ミッシェル・オスロ

1943年10 月27 日コート・ダジュール生まれ。ギニアで幼少時代、アンジェで青年期を過ごす。最初はアンジェの美術学校で、のちに国立高等装飾美術学校で装飾芸術を学んだ。アニメーションは独学。プロとしての初の短編作品「3 人の発明家たち」( でBAFTA 賞を受賞。以降自ら全ての作品のシナリオとイメージデザインを手がける。影絵を用いた「プリンス&プリンセス」など短編アニメーションやテレビアニメーションを多数制作し、セザール賞をはじめ多くの賞を受賞。また初の長編作品「キリクと魔女」では観客からも支持され興行的成功も収めた。1994 年から2000 年まで国際アニメーション映画協会の会長を務めた。2009 年にはレジオン・ドヌール勲章をアニエス・ヴァルダ監督から授与され、2015 年、ザグレブ国際アニメーション映画祭で特別功労賞を受賞、2022 年アヌシー国際アニメーション映画祭名誉賞受賞。

 

市川新之助さんが王子の少年時代を演じた「美しき野生児」ですが、この物語を“影絵”で表現した理由は?

オスロ監督:影絵という技法は僕自身が貧しかったために編み出したものなんです。技術としてもとても面白いんじゃないかなと思いました。というのも、僕自身が昔子供のワークショップのようなものの先生をしていて、当時子供に影絵がちょうどいいかなと思ってやらせてみたんです。そのワークショップで、素晴らしいものを子供が作り出してきたんですね。黒い紙とはさみだけなので、この技法なら映画が作れるかもしれない、と始めたら結構はまってしまいました。
この美しさと純粋さが込められているのが、第2 話『美しき野生児』です。この作品にこのピュアさがとても合っているんじゃないかなと思ったんです。しかも物語の舞台も中世の話で、ちょっと残酷な部分というのもありますよね。これも影絵の少し厳格な雰囲気がピッタリじゃないかなと思いました。本当に今回、彼(市川新之助さん)を選んだことは素晴らしいアイディアだなと思っています。こんな若い才能のある歌舞伎役者さんとご一緒できるなんて思っていなかったので、とっても嬉しく思っています。

 

STAFF&CAST
<スタッフ>
監督:ミッシェル・オスロ
製作:クリストフ・ロンシニョン、
エーヴ・マシュエル、
フィリップ・ボエファール
脚本:ミッシェル・オスロ
音楽:パスカル・ル・ペネック
編集:ヴァレンティン・ダーニング

 

<キャスト>( )内は日本版声優
ストーリーテラー:アイサ・マイガ(道井 悠)
タヌエカマニ/美しき野生児/揚げ菓子の王子:オスカル・ルサージュ 石井 マーク
美しき野生児の少年時代:ガエル・ラース(八代目 市川 新之助)
ナサルサ/バラのプリンセス:クレール・ドゥ・ラリュドゥカン(コメディ・フランセーズ)
(小見川 千明)
アメン神/公爵/侍従:ディディエ・サンドル(コメディ・フランセーズ)(常盤 昌平)
牢番/憲兵/大宰相/商人:
セルジュ・バグダサリアン(コメディ・フランセーズ)(西澤 遼)

 

 

 

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