8月25日にハピネットから『ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐』がPlayStation4、Nintendo Switchに向けて発売される。パッケージ版は『ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐 スペシャルエディション』として、サウンドトラックCDとアクリルジオラマスタンドが特典として同梱されている。
【文・畑史進(編集長Twitter):https://twitter.com/hata_fuminobu】
『ミュータント タートルズ』は平成元年生まれの自分でも知っているアニメ作品だ。
アメリカでは1987年にTVシリーズが始まって日本では1991年いるけど、幸いなことに1995年の再放送がキッカケで触れることが出来て、そこからこの作品を知れたという口だ。その後はKONAMIから出た『激亀忍者伝』を知人のあんちゃんから借りてゲーム作品に触れて、実写映画まで観るほど子供時代の自分の1ページを刻んだ思い出深いアニメ作品だ。
当時は亀が二足歩行で歩くのはガメラくらいしか知らなかったが、タートルズは武器を持って走って跳んで戦い、ネズミから師事を受け、最後にはピザを食うというぶっ飛んだ発想が面白い上に、アメリカのアニメながら子供ウケするデザインをとても気に入ったものだった。ところが、ある日唐突に筋肉ムキムキで白目のやたら気持ち悪いフォルムチェンジをしてしまう。一体お前らはどこから来た新しい悪役なんだ、可愛くカッコよかったタートルズを返して!という思いも虚しく一気に冷めて心が離れてしまい、遂に彼らの活躍を見届けることは無くなった。さようなら、タートルズ・・・
おっと、悲しい思い出に脱線してしまった。
その後は近年制作されたCGアニメまで観ることがなかったが、こちらはCGアニメオリジナルのデザインではあったけど昔の作品同様に親しみやすいものだったので最後まで「タートルズを観ているなぁ」という感覚になれたので今の人達にはこちらをおすすめしたい。
さて、先日ハピネットから発売された『ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐』はそんな自分が当時夢中になった初作のアニメ作品のデザインでゲーム化された、ベルトスクロールアクション作品だった。
『ミュータント タートルズ』のゲーム作品は当時の流行りもあってベルトスクロールアクションの作品が多かったが、本作もこの過去の作品に倣ったようなものなので、スーパーファミコン時代に友達や親戚の家で誰かと一緒に遊んだ僕のような世代の人間にはぶっ刺さる。というか、ゲーム史においてベルトスクロールアクションゲームの金字塔としても『ミュータント タートルズ』はその役割を果たしていたと言える。
アクションも過去の作品(比較するものが手元に無いので記憶だけで話すが)を踏襲したようなもので、特に印象深い投げ技の一つにユーザーの観ているTV画面に向かって敵キャラクターを投げ飛ばす演出もあり、これがタートルズゲームの面白さだと思い出した。確かこんな技があったはず。他にも素晴らしいのが、敵キャラクターのやられちゅうのポージングも過去の作品を踏襲しており、16bit風のグラフィックも相まってあの当時にバックトゥしたような感覚にさせてくれた。
昨今は『閃乱カグラ』等でベルトスクロールアクションゲームが作られているが、スーパーファミコン時代の同ジャンルの作品は奥や手前の縦の移動が横移動と比べてやたらトロくさかったりしたもので、現代のベルトスクロールアクションに慣れていたら煩わしさを感じるかもしれない。本作はこのあたりもしっかりと踏襲しており、縦の移動が大変煩わしい。これは自分としてはマイナスに受け取っておらず、むしろあの当時のベルトスクロールアクションの空気、緊張感を楽しむ一つの要素として楽しめている。
自分が操作したのはハマっていた当時憧れだったチームリーダーにして二刀流のレオナルド。ダブルジャンプからの急降下アタック後の溜め斬りが非常に爽快で、ストーリーモードを遊んでいると3時間もかからずあっという間にクリアしてしまった。
そう、このゲームは非常にボリュームが少ない。ただ、そのボリュームの少なさがこのゲームの良さにもなっている。昔のゲームは今ほど容量は多くなかったのでステージ数が少ないのは仕方がなかったが、本作のようなゲームに限って言うと『ミュータント タートルズ』という作品の性質や、ベルトスクロールアクションの特性上あまりボリュームを多くしてもダレるだけなのでこれくらいがちょうどいい。
更にこのゲームはタートルズ4体の他にもスプリンター、エイプリルもいるので、一度のクリアだけでなく他のキャラクターを使って攻略する楽しみがあるので何度か繰り返して遊ぶことができるのがいい。むしろこれでステージが100あって~なんて事になっていたら他のキャラクターを使うという発想には至らなかっただろう。
またこのゲームはストーリーモードでも殆ど会話することがなく、ゲームのアニメーションと一枚絵で語られることが多い。もちろんアクションパート中にセリフはあるが、ほとんど効果音みたいなもので割りと英語の分からないユーザー、キッズ層にもユニークな亀のアクションゲームとしておすすめすることができるのが大きいポイント。登場する敵キャラクターたちやステージ構成もタートルズの初期作品の流れをさらうような物なので、タートルズ未見の人でも楽しめるのはPRポイントだと思う。もっとここを押すべきだ。
このゲームは驚異の6人同時プレイも可能で、自分は最大2人までしかプレイできなかったがいつか6人集まることが出来たらこのゲームを遊んでみたいと強く思った。
そうそう、今作一番嬉しかったのがタートルズ4体に声を吹き込んでいるのが原語版のオリジナルキャストでということ。これが当時のゲーム作品とは違って無劣化で聞けるのはかなり嬉しい。日本でも追加DLCでNHK版、テレビ東京版、ビデオ版の言語切り替えを出して頂きたいところ。
現在発売されているパッケージ版は「スペシャルエディション」のみとなっているが、こちらに封入されているアクリルスタンドも非常に出来が良く、会社のスペース確保が出来たら置きたいとさえ思う。
周りにこのゲームの存在を言うと、発売されたばかりなのでまだまだ認知が及んでいないがハピネットなら広告としてYouTube等の動画サイトで初期作品の主要エピソードを期間限定で放映して、そこでこのゲームのCMをぶちこんだら一気に認知度が加速すると思うんだけどね。
とりあえずまずは30代以上のタートルズ視聴世代はこのゲームを買うべし。
カワバンガ!
【文:ジャンクハンター吉田】
ジャンクハンター吉田Twitter:https://twitter.com/Yoshidamian
ジャンクハンター吉田インスタグラム:https://www.instagram.com/junkhunter1970/?hl=ja
吉田武公式サイト:http://takeshi-yoshida.com/
『ミュータントタートルズ』の存在を知ったのはファミコンでコナミが発売した『激亀忍者伝』という一度耳にしたら絶対忘れられないパワーワードな邦題のモノを触れたのが最初のオッサンゲーマーはきっと多いはず。その後スーパーファミコン版やアーケード版で遊んだりしたが、以降『ミュータントタートルズ』のゲームは遊んで来なかった。
が、今回最初のアニメ版オリジナル声優がゲーム版で再集結しボイスアクトをしていると聞いて、アメリカにいた時『ミュータントタートルズ』が国民的アニメだった物凄い人気コンテンツの様子を目の当たりにしていたこともあり、当時を懐かしむべくプレイ。
相変わらずのベルトスクロールアクションは健在で、多人数プレイのCO-OPモードがオフラインでは4人、オンラインでは6人までどうやら可能な様子。シングルプレイのストーリーモードしかまだやってないので複数でプレイしたらハチャメチャな感じになって相当楽しそうではあるが、まずは本作が多くのファンに行き渡ってプレイヤー人口を増やさないとフレンドたちとオンラインCO-OPすらできないのでしっかり紹介したい。
ピザばっか食っていて「カワバンガ!」でお馴染みのミケランジェロが好きなので本作でもプレイヤーキャラで選択。
ニューヨークを舞台にアニメ版知っている人であれば懐かしい敵も味方も懐かしいキャラたちが次から次へと登場してきて30年以上前にフラッシュバック。80年代のアメリカではアニメが大人気だったのでタートルズたちののキャラクターグッズが子どもたちに愛されていたのを思い出す。自分も現地にてアニメから入ったことで漫画原作があったことを後で知る。80年代半ばのアメリカは忍者ブーム全盛期。とは言え、亀をモチーフにした忍術+カンフーを扱うキャラクターなんてこの世に登場するとは誰も思うまい。忍者や空手、カンフーといった東洋の神秘的な武術をアメリカ人はこの頃好んでおり、数多くの忍者映画や空手映画がキャノン・フィルムズを筆頭にB級作品として作られていく。そのような下地があったことも功を奏し、1984年に出版された漫画原作は1987年にアニメ化され、空前の大ヒットを飛ばす。その後も実写映画化やアニメ化が何度もされて、『スポンジ・ボブ』などキッズアニメ界ではトップランカーなニコロデオンが2009年に作品の権利を購入……したことで今回も見事ゲーム化に至ったわけだ。
ミケランジェロでプレイしていくうちに昔を懐かしみながら堪能してしまうが、そんなに余裕あるゲームなのかと言えば……はい、モード次第で難易度調整ができるので難しいところは皆無。セーブもコンティニューもストーリーモードにはあるのでタートルズのゲームを初めて触れる人にもチュートリアルで技の出し方もわかるし、とにかく遊びやすさは一級品。コントローラーでの操作も機敏良く、そしてレスポンスも良いため、ヘタな方でもレバガチャやボタンを適当に連打しているだけで先に進める仕様は有難い。全16ステージだがサイドミッションが途中に沢山あるのでやり込み要素も多々存在。今年52歳になって動体視力が低下しているオッサンでも3時間ほどでラスボスのシュレッダーを倒せるので問題なし。ストーリーモードを頑張ってクリアしたらご褒美にケイシー・ジョーンズがプレイアブルキャラでアンロックされるのが嬉しい。
ケイシーはホッケーマスク被ってバットなどのスポーツ用品を駆使して悪と戦う人間なのでミュータントではない。ホラー映画『13日の金曜日』シリーズに登場するジェイソン・ボーヒーズをパロディーにしたキャラでもあるのでミケランジェロの次に好きなキャラが自分の手で使えるようになるのはテンション上がるわな~。全16ステージはニューヨークのマンハッタンを舞台にありとあらゆるバラエティー富んだステージになっているのでタートルズのファンであれば飽きの来ない作りになっている。とても丁寧なレベルデザインに難しそうな洋ゲー……と見られるかもしれないけど、本作は難易度もメチャメチャ低いし遊びやすさ優先で作られているため、子どもからオトナまでとっつきやすさは200%保証します!
今回エンタジャムでは、『ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐 スペシャルエディション』のPlayStation4版を1名の方にプレゼントします!(パッケージ版となります)
抽選プレゼント案内
ゲーム『ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐』が現在、PS4/Nintendo Switchで好評発売中です。今回PS4版を抽選で1名様にプレゼントします!
応募方法は当アカウントのフォローとこのツイートのRTだけ!
応募締切は9月18日(日)23:59まで!
ご応募お待ちしております pic.twitter.com/gEFFIAqyTP— エンタジャム (@EnterJam) September 1, 2022
奮ってご応募ください!
当選結果の発表は当選DMをもってかえさせていただきます。
当選連絡の際、グッズ郵送のため当選者様の住所、氏名をお伺いいたします。
グッズ郵送後は速やかに住所等の個人情報を破棄いたします。
予めご了承ください。
【商品概要】
タイトル:ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐 スペシャルエディション
発売日:2022年8月25日(木)
価格:5,280円(税込)
対応機種:Nintendo Switch/PlayStation 4
ジャンル:ベルトスクロールアクション
プレイ人数:1人~6人
CERO:B
言語:日本語/英語/フランス語/イタリア語/ドイツ語/
コピーライト:© 2022 Viacom Overseas Holdings C.V. All Rights Reserved. Teenage Mutant Ninja Turtles and all related titles, logos and characters are trademarks of Viacom Overseas Holdings C.V. Nickelodeon and all related titles, logos and characters are trademarks of Viacom International Inc.
© 2022 Dotemu, All rights reserved. Game developed by Tribute Games. Licensed to and Published in Japan by HAPPINET CORPORATION.
公式サイト: https://tmnt-shredders-
トレーラー: https://youtu.be/4zqzF6ipuL4
ハピネットゲームズ(Happinet GAMES)公式Twitter: https://twitter.com/happinet_
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