『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』本編映像解禁

 

【STORY】

「ビリー・ホリデイを止めろ! 彼女の歌声が人々を惑わせる」。1940年代、人種差別の撤廃を求める人々が、国に立ち向かった公民権運動の黎明期。アメリカ合衆国政府から、反乱の芽を叩きつぶすよう命じられたFBIは、絶大なる人気を誇る黒人ジャズシンガー、ビリー・ホリデイにターゲットを絞る。大ヒット曲「奇妙な果実」が運動を扇動すると危険視し、黒人の捜査官ジミー・フレッチャーをおとり捜査に送りこんだのだ。だが、逆境に立てば立つほど、ビリーの圧巻のステージパフォーマンスは輝きを増し、肌の色や身分の違いを越えて全ての人を魅了する。やがてジミーも彼女に心酔し始めた頃、FBIが仕掛けた罠、そしてその先に待つ陰謀とは──?

 

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

伝説のジャズシンガー、ビリー・ホリデイとFBIの対決を描いた映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』が現在絶賛公開中です。

20年度の錚々たる映画賞に輝き、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞、アカデミー賞主演女優賞ノミネートも果たした本作。地上にひとつしかないと称えられた歌声で肌の色や身分の違いを超えて当時の人々を魅了し、没後60年以上経っても、その強烈なカリスマ性が現代のアーティスト達に影響を与え続けているビリー・ホリデイ。そんな彼女は、長きに渡り執拗にFBIに追い続けられた。ターゲットとなった理由は、彼女の大ヒット曲で人種差別を告発する禁断の楽曲「奇妙な果実」を歌い続けたから。ビリーは披露したら逮捕すると脅されながらも、「この歌だけは捨てない」と真っ向からはねのけてステージに立ち続けました。そんな彼女の短くも壮絶な人生をFBIとの対決に焦点を当てて描くのは、『大統領の執事の涙』のリー・ダニエルズ監督。長編二作目の『プレシャス』でアカデミー賞2部門受賞4部門ノミネートを果たし、社会派の深淵なテーマをエンターテイメントに昇華する手腕が称えられています。主演には、グラミー賞ノミネート歌手のアンドラ・デイ。映画初出演ながら、そのズバ抜けた歌唱力で名曲の数々をビリーが憑依したかのように歌い上げ、彼女のパワフルかつ美しい生き様を体現した演技で観る者全ての胸を打ち、賞レースを席巻しました。更に「プラダ」とコラボレーションして手掛けられた華やかな衣装も必見です。本国アメリカでは多くの観客からも大絶賛。11月24日(現地時間)に発表されたグラミー賞でも「最優秀映像作品コンピレーションサントラ部門」にノミネートされ、さらに韓国ではBTSのVからの推薦も寄せられ、大注目されている本作が遂に日本でも公開を迎えました!

この度、その『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』より本編映像の一部が公開された。

 

 

公開された映像は、ビリー・ホリデイ(アンドラ・デイ)がインタビューに答えるシーンの流れから代表曲「All of Me」を歌うシーンにかけて。

「「奇妙な果実」の話をしましょう。あの問題曲の話を」というインタビュアーの言葉から映像は始まる。「面倒ばかり起こす曲を歌い続けてる、困った人!」という言葉にビリーが「リンチを見たことは?」と言い返すと、インタビュアーは言葉を詰まらせる。「あれは人権の歌。政府は人権を忘れがち。「オール・オブ・ミー」でも歌ってろって」と、ビリーは当時を回顧するように話す。そして、“すべてのはじまり”と話すカフェ・ソサエティで真っ赤なドレスを身に纏い「All of Me」を歌うビリーの姿が映し出される。「いけない場所の割にはまともな人が集まっていた」という言葉のとおり、カフェ・ソサエティは人種的差別や思想による利用制限がない、当時としては画期的な店であった。潜入捜査官のジミー・フレッチャー(トレヴァンテ・ローズ)や当時のマネージャーのジョー・グレイザー、夫のモンローが見つめる中、ビリーは見事に「All Of Me」を歌い上げ、映像は幕を閉じる。

華やかに賑わうカフェ・ソサエティでの歌唱シーンは必見!ここからはじまる伝説のジャズシンガー、ビリー・ホリデイとFBIの知られざる対決と衝撃の真実は、是非劇場でご確認いただきたい。

そして本作を鑑賞した歌手の八代亜紀、シンガーソングライターの七尾旅人、ジャズピアニストで作曲家の海野雅威、Gentle Forest Jazz Bandリーダーのジェントル久保田、音楽家の江﨑文武からコメントが到着!

 

【コメント一覧】

 

人に裏切られようと、何と言われようと、

「奇妙な果実」を歌い続け、守り抜いた彼女の姿に感動しました。

八代亜紀(歌手)

 

あのビリー・ホリデイを生きた女性として蘇らせる「はなれわざ」を実現してしまった、ものすごい映画。

歌ひとつが命がけだった時代に彼女が守り通した尊厳の灯火が、BLMの現在に新しい意味を放ちながら輝く。

七尾旅人(シンガーソングライター)

 

胸が締め付けられる。けれどこの現実に目を背けたら、なぜビリーの歌がこんなにも心に沁みるか一生わからないだろう。

海野雅威(ジャズピアニスト、作曲家)

 

真実を歌い続ける選択と、ぶら下がる大きな現実を

1人で背負った生々しい人間の姿がリアルに描かれている

ジェントル久保田(Gentle Forest Jazz Bandリーダー)

 

人間的であることが必ずしも肯定的に捉えられない今日、真摯に「自分の言葉を歌う」ことを貫き続けたあまりにも人間的な1人の音楽家に、ある種の憧憬の念を抱いた

江﨑文武(音楽家)

 

『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』は新宿ピカデリー他全国公開中。

 

 

 

  • 公式ホームページ:https://gaga.ne.jp/billie/ ●Twitter公式:@USvsBILLIE_jp ●ハッシュタグ: #USvsビリー・ホリデイ

監督:リー・ダニエルズ『大統領の執事の涙』『プレシャス』 脚本:スーザン=ロリ・パークス

原作:「麻薬と人間 100年の物語 薬物への認識を変える衝撃の真実」ヨハン・ハリ著(作品社) 音楽:クリス・バワーズ『リスペクト』

出演:アンドラ・デイ、トレヴァンテ・ローズ『ムーンライト』、ギャレット・ヘドランド『オン・ザ・ロード』

原題:THE UNITED STATES VS. BILLIE HOLIDAY/2021年/アメリカ/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/131分/字幕翻訳:風間綾平/配給:ギャガ

© 2021 BILLIE HOLIDAY FILMS, LLC.

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