【以下プレスリリース文掲載】
この度、1987年に劇場公開されキャスト等ほぼノーネームにもかかわらず年間洋画配給収入ランキング第13位を記録、ベトナム戦争の壮絶な局地戦を胸をえぐる迫真のリアリズムで描いた地獄の戦争映画『ハンバーガー・ヒル』が約34年ぶりに4月16日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開となることが決定いたしました(キングレコード提供、コピアポア・フィルム配給)。
また、“あの丘を奪れ!”のキャッチコピーに合わせ、舞台となる悲惨な丘の急斜面を強調したまったく新たなキービジュアルも同時に解禁となります。
■機銃掃射によって挽肉にされる地獄の日々。迫真のリアリズムで胸をえぐる実録ベトナム戦記
1969年5月10日、アメリカ軍 第101空挺師団は、南ベトナムのエイショウ・バレー、937高地において「アパッチ・スノー作戦」を開始した。だが、戦闘開始直後から高地に陣取る北ベトナム軍の容赦なき機銃掃射と手榴弾攻撃を受け、アメリカ兵たちは丘の急斜面で次々と被弾、爆殺され挽肉と化していく。さらには登坂を阻む絶望的な豪雨、味方戦闘ヘリからの誤射も重なり、まさに生き地獄となったその丘をめぐる攻防戦は10日間にわたって続けられた―。
■ベトナム戦を生き抜いた男、そしてベトナム戦を取材した男だからこそ描き得た戦場の臨場感
製作/脚本のジム・カラバトソス(『ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場』脚本)は、二十歳の頃ベトナム戦争に参加し、自らの凄まじい体験を脚本化。監督のジョン・アーヴィン(『戦争の犬たち』監督)は、かつてBBCのドキュメンタリストとしてベトナム戦争を取材していた。2人のベトナム経験者が手を組んで作られたこの作品は、彼らが見たベトナムの真実をありのままに再現することが第一に掲げられ、名もなき14人のアメリカ兵たちが臨む壮絶な局地戦は、あたかも記録映像を見ているかのような臨場感で観る者を圧倒する。
『ハンバーガー・ヒル』は、同時期に公開された『プラトーン』(1986)『フルメタル・ジャケット』(1987)に比肩するスケールと迫真性を有し、さらにはかの傑作『戦争のはらわた』(1977)に迫る戦場の悲惨と無常を描いて今なお衝撃を失っていない、ベトナム戦争映画屈指の秀作である。
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