ダ・ヴィンチの名画に隠された謎が世界中で一大センセーションを巻き起こした『ダ・ヴィンチ・コード』(06)、ヴァチカンを舞台にガリレオの遺した暗号を解き秘密結社イルミナティの陰謀に迫った『天使と悪魔』(09)。そしてシリーズ第3弾となる映画『インフェルノ』がついに10月28日(金)に日米同時公開となる。
本作の特別イベントが東京・国立新美術館にて開催中の「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」会場で実施され、画家としても活躍する片岡鶴太郎、トリンドル玲奈が登壇した。
鶴太郎はティツィアーノ・ベチェッリオが晩年に手掛けた高さ4メートルにも及ぶ「受胎告知」を前に「これ原画ですよ。レプリカじゃないんですよ。」と興奮を隠せない様子。続けて「宗教画の約束事で、マリア様の衣装は赤と青で描かれているんですよ。赤は純粋な愛、青は天の真実を現しているんです。これは西洋画だけでなく東洋でも宗教画は赤と青を使っているんです。東洋画では赤は死、青は生を表しています。」と持ち前の絵画知識を披露し、トリンドルも「勉強になります!」と感心しきりだった。
またイベントでは、鶴太郎とトリンドルが詩人ダンテの神曲≪地獄篇≫を絵画化したサンドロ・ボッティチェリ作「地獄の見取り図」に隠された《暗号》を見つけ出すという謎解きゲームに挑戦。見事、暗号を読み解いた2人は、「地獄の見取り図」をブラックライトで照らすことという回答にたどり着く。そこに浮かび上がった文字は、鶴太郎が1986年の流行語大賞にも選ばれた「プッツン」。意外な答えに苦笑しながらも、「この物語は、『プッツン』した天才科学者が仕掛けた罠に、記憶を『プッツン』した主人公が、困難を乗り越えて挑んでいくストーリーです。一足先に見ましたが、三部作の中でも最も面白かったです」と語り、本物の美術品に囲まれた『インフェルノ』ならではの特別イベントは終了した。
【ストーリー】
宗教象徴学者ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)は、フィレンツェの病室で目を覚ます。頭に受けた傷と記憶喪失で混乱するラングドンは、状況も掴めぬまま謎の女性警官に命を狙われてしまう。そんな彼のピンチを助けたのが、女医のシエナ・ブルックス(フェリシティ・ジョーンズ)だった。シエナにかくまわれたラングドンは、上着のポケットからレーザー・ポインターを発見。すると、そこからはダンテの「神曲」を描いた絵が投影され、二人は絵の中に散らされていた文字からゾブリスト(ベン・フォスター)という名前を判読するのだった。ゾブリストは天才生化学者であり、人口過剰問題に直面する今の地球を懸念していた人物。そして、その抑制策として“ウィルスを感染させ人口を半分に間引く”という恐ろしい計画を目論み、ウィルスの起爆スイッチを詩人ダンテの叙事詩「神曲」≪地獄篇:インフェルノ≫に隠したのだった。しかし、彼はラングドンが目覚める3日前に自殺。ラングドンとシエナは、死んだゾブリストが隠した暗号に挑みつつ、その先に待ち受ける<今、人類を半分に減らすか> or <100年後に滅びるか>という究極の選択を迫られることとなる。
『インフェルノ』
10月28日(金)日米同時公開!
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式HP:http://www.inferno-movie.jp/site/#!/
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