映画レビュー 韓国海兵隊エリート部隊に女性が入隊!?『大韓民国1%』




韓国海兵隊のわずか1%しか入隊できない海兵隊特殊捜索隊。そこに過酷な訓練課程を一位で通過した女性イ・ユミ士官が入隊。そんな彼女の活躍をコミカルなタッチを交えて描いた韓流エンターテイメント。監督は本作が遺作となってしまったチョ・ミョンナムで、主人公イ・ユミを演じるイ・アイにとっては本作がデビュー作となる。
一人の女性が強い志を抱いて厳しい男社会に入り込み、ひたむきに頑張る。女性だからという理由で直属の上司や同僚たちから冷たくあしらわれたり、相手にされなかったり…。イ・ユミはどんな逆境にも負けまいと「最下位の第3チームを最高のチームへと育成する」という与えられたミッションを遂行していく。当初は反発していた男たちは、そんな彼女の姿勢に感化されて協力し、第3チームは一丸となる。これがこのドラマの最大の魅力であり、観る者に爽快さを味わわせるのだ!!
登場人物は迷彩服を着用した者ばかり…というと、ミリタリー作品のようなハードなアクションを期待したいところだが、本作は軍事訓練をメインに描いているのだ!!興味をそそられる訓練シーンは、ホンモノらしく魅せるために海軍の軍隊生活を忠実に再現させたとのこと!!終盤ではちょっとしたアクションが味わえるが、コレをもう少し派手に描いてみても良かったかも?!
大きくて強い目標があれば、どんなに厳しい状況でもやっていける…ということを教えてくれるのが本作だ!!
レビュアー:佐々木貴之

『大韓民国1%』
3/5より、シネマート新宿、シネマート六本木ほか全国順次公開
配給:アルシネテラン
公式サイト:http://www.alcine-terran.com/rok/

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