2011年9月の最終回を迎え、来年、2012年1月に放送が決定した「夏目友人帳 肆」。第四期放送開始決定と、2011年12月24日にイベントの開催が決定したことを記念して、10月13(木)、神谷浩史さん、井上和彦さん、堀江一眞さん、菅沼久義さん、木村良平さんによる記者会見が行われた。
—「夏目友人帳 参」を終えての感想をお願いします。
神谷さん「無事、「参」を終了に導けたことに胸を撫で下ろしています。第一期、第二期とやらせていただいて、2年くらいのインターバルがあってから「参」を始めさせていただいたので、はたして勘を取り戻せるんだろうかという不安感からスタートしました。でも、いつものメンバーがスタジオに集まって、大森監督をはじめ信頼できるスタッフの方々と再会することができて、そういった不安は払拭されました。今は、「参」を無事に終えられたことを嬉しく思っています」
井上さん「2年間空いていたという気がしませんでした。ニャンコ先生、斑という役が、勝手に自分の中で育ってしまったのかもしれません(笑) 「参」が始まって、夏目のメンバーと会えてうれしかったのと、終わるのが寂しいなと思っていましたが、「肆」の放送が決まり、ちょっとお休みという感じで、その間も、ラジオやイベントがあったり、「肆」に向けて皆さまの気持ちを盛り上げられたらいいなと思っています」
堀江さん「「参」は、スタッフもキャストの皆さんも一緒で、本当に毎回楽しく、でも緊張感もありつつ録っていたんですが、もう「参」が終わってしまったんだという感じです。
「肆」に向けて、和彦さんとラジオのほうもやらせていただいていますので、「参」のいい余韻をファンの方々に残せるように、ラジオやイベントを成功させて、「肆」につなげられたらと思います」
木村さん「「参」をやる時点で、「肆」があることは聞いていたので、もう半分か～と、あっという間でした」
菅沼さん「第一話の時に久しぶりに皆さんにお会いして、何か同窓会気分な感じでした。もう2年も経ってしまったんだという会話が至るところでされていました。
ファンの皆さんも待ち焦がれていたと思うんですが、スタッフも、我々キャストも、夏目が復活することを、待ちわびていたと思います。この独特な、夏目ワールドといいますか、緑川先生の世界観に触れられることが嬉しいです。「参」から、的場が登場することを知っていたので、西村と北本はあまり出てこないんだろうなと思っていたんですが、フタを開けたら、なかなかの登場率でホッとしています(笑) 」
—12月24日に開催されるイベントについて。
神谷さん「12月24日、クリスマスイヴ、世の中的には大切な日として認識されている日なので、そんな特別な日にお時間をいただくにあたり、来てくださった方に満足いただける、素敵な思い出をプレゼントできるように我々に何ができるか、酒を酌み交わしながら(笑) 話していけたらと思います」
井上さん「「いいんですか、そんな日にイベントやって？」というような日ですが(笑) カップルの方に来ていただけると幸せな会場になるんじゃないかと思います」
堀江さん「若い娘たちが来てくれることになったら、ちょっと楽しませてあげたいというか、惚れさせるまでいかなくても(笑) 来てよかったと思っていただけるような何かを考えなくちゃいけないと思いました(笑)」
木村さん「クリスマスイヴという特別な日を使わせていただけるなんて、改めて応援してくれている方々が沢山いるんだなと感じます。ファンと特別な夜を一緒に楽しめたらといいな思います」
菅沼さん「僕たちと一緒に、「2011年の12月24日は「夏目友人帳」のみんなと過ごしたな～」なんて思っていただけると。あと、ニャンコ先生もサンタバージョンに(笑) 和彦さんもサンタバージョンになったりと(笑) きっと楽しませていただけると思いますので、期待していてください」
—「夏目友人帳 肆」に期待すること。描いて欲しいことなどありましたらお願いします。
井上さん「時間をかけて、ゆっくり作っていくところに「夏目友人帳」の独特な空気感があると思います。あわてて作らない、原作がたまってからやりましょうみたいな、そういう無理のない作り方をしているから、ファンも待ってくれるんだと思います。
(放送までの)間が空いてしまう不安感ではなくて、また始まるんだという期待感というか、「三か月先にいつも気に入っている温泉に旅行に行けるね」みたいな、そんな楽しみを持ってじっくりと楽しみに待つみたいな感じがしています」
堀江さん「夏目くんが、人と妖(あやかし)、どちらに寄っていくのかを見てみたいです。原作の中で、田沼くんが「妖祓いじゃないけど、そっちの方に行こうかな」みたいなことを言って、夏目くんに怒られるエピソードがあったんですけど、田沼くんは妖のほうにいきそうな感じだったので、どっちにいくのかが気になるので、それが描かれたらなと思います」
菅沼さん「最近、ふと考えると、レイコさんがあまり出てこないなと思うので、レイコさんとの物語があったらいいなと思います」
神谷さん「石田彰さんが大好きなので、名取さんが出てきてくれるといいなと思います」
木村さん「僕も石田彰さんが大好きなので(笑) 「参」の収録で、石田さんと「名取が出てる時は、西村でてないし、夏目の現場で会えないね」と話をしてたので、一緒に出られたらなと思います。あとは、妖怪もいいけど日常生活も(笑) 僕らも出られるので、そこに期待しています」
—ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
木村さん「「参」と「肆」と、続けてできることも本当に皆さんのおかげです。そして、皆さんに負けないくらいスタッフ、キャスト陣も「夏目友人帳」が大好きだと思うので、みんなで大事にして世界を広げていきましょう！」
菅沼さん「緑川先生の「夏目友人帳」という作品は、何か童心のころに帰れる感じがします。会社とか、学校とかでいろんなことがあって、僕を含め、ツライ世の中だと思うんですけど(笑) 家に帰ってきて深夜にこれを観た時に、癒しの時間になってくれればと思います」
堀江さん「「夏目友人帳」という温かい作品に出会えたこと、続けていけることに大変感謝していますアニメが好きな人は注目していたと思うんですが、そうではない友人からも「「夏目友人帳」始まるんだね」と声をかけてもらって、期待されることは役者として本当に嬉しいです。田沼要という役を通して、自分に出来ることをひとつひとつ真心込めて、一生懸命、自分で出しきれるよう頑張りたいと思います」
井上さん「ここまで続けられるというのは、応援してくれるファンの方々がいらっしゃるお陰です。それだけ愛されている作品に関われたことが幸せなことだと思います。今まで、いろんな役をやらせていただいているんですが、ニャンコ先生が一番最初に言われる役になりました。「夏目友人帳」という作品を、より沢山の方に観ていただけるよう頑張っていこうと思います」
神谷さん「ここにいる素晴らしいキャストの皆さんと、スタッフの皆さんのお力を借りれば、絶対、皆さんに愛していただける作品ができると思っております。ここまで来られたのは、皆さんの応援があってのことだと思います。この声援がどんどん大きくなっていくと、この先も、という流れになるかもしれません。「肆」も全力でやらせていただきます」
TVアニメ「夏目友人帳」
http://www.nasinc.co.jp/jp/natsume-anime/
(C)緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
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