紀里谷和明監督作『ラスト・ナイツ』、クライヴ・オーウェン特別映像公開!

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『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞を受賞した名優、モーガン・フリーマンと、英国アカデミー賞受賞とアカデミー賞ノミネートの経歴を持つクライヴ・オーウェン(『クローサー』『シン・シティ』)を主演に迎え、『CASSHERN』『GOEMON』で無類の世界を築き上げた紀里谷和明監督が5年の歳月をかけて完成させた映画『ラスト・ナイツ』が11月14日(土)に公開となる。

今回、本作の貴重なメイキング映像と、クライヴ・オーウェンのインタビューを収めた特別映像が公開された。

紀里谷監督にとって初のハリウッド進出作であり、日本人監督としては類のない、ワールドワイドに展開される『ラスト・ナイツ』は、架空の封建国家を舞台に、日本人の心に深く染み渡った忠誠心、名誉、正義、尊厳といったテーマを、民族や宗教などの枠に囚われない設定のもとで追求し、世界中の観客に投げかけるという壮大な試みに挑んだ野心作。

本作は二人のカナダ人によって、あの「忠臣蔵」を題材に心震える騎士達のドラマが描かれたある脚本から製作が始まった。徹底的な時代考証の調査が施され、オリジナルの魂を忠実に受け継いでいたその脚本を読んだ紀里谷監督は「民族や宗教、国籍や出自に関わらず、誰もが知っているものだと確信しました」と語り、その脚本を世界に向けて映画化することを決意。グローバルなコンセプトに基づいてキャスティングを進め、監督の描く独創的なヴィジョンと脚本に魅了された名優たちの出演が続々と決定。

『シン・シティ』『トゥモロー・ワールド』といった話題作の主演を務め、ハードボイルドな男の魅力を匂い立たせてきたイギリスの名優クライヴ・オーウェンは、紀里谷監督と同様に、脚本に深く魅了された主演の一人。本作では腐敗がはびこる国の未来を憂う高潔な心を持つ領主バルトーク卿(モーガン・フリーマン)の忠実な部下である騎士団の隊長ライデンを演じる。

クライヴは「カズ(紀里谷監督)は約束を守ったよ、初めて会った時に言われたんだ。“国籍を気にせず世界の優れた役者を雇いたい”。“舞台はアジアでも欧米でもない自分の世界を創る”と」監督との最初の出会いを振り返り、この企画に着手した時点から、国籍や言語や肌の色に関係なく、グローバルなキャスティングを行うことを考えていた紀里谷監督が描く映画の世界を「独創的な世界」と謳い、「楽しい“人種のるつぼ”」と表現した。

『CASSHERN』『GOEMON』でも幻想的な架空の世界の全体像をデザインした紀里谷監督は、今回の企画について「過去の作品との違いは、現実に深く根ざしている点です。確かにこれは架空の世界の架空の王国の話であり、皆が異なる言語を話し、異なる肌の色をしています。でも、そこにある感情はリアルなんです。その点は企画が始まった当初から非常に重要でした。それこそがこの映画をつなぎとめる碇となるものでした」と語っている。

初のハリウッド作品を手がけることになった紀里谷監督についてクライヴは「彼は求めていることをはっきり伝えてくれる。精神的にとても落ち着いているからいい監督だと思うよ。各シーンに何を求めているかはっきりと言ってくれる。撮影は非常に楽しかったよ」と称賛をおくっている。

忠誠を誓った主君の不当な死に報いるために、気高い騎士たちは立ち上がるー。構想から5年の歳月をかけ、遂に世界に放たれる『ラスト・ナイツ』。心の声を呼び覚ます、今こそ見届けるべき、かけがえのない映画が誕生した。

【ストーリー】
戦士の時代は終わりを迎え、よこしまな政治が栄誉に取って変わろうとしていた封建的な帝国。権力欲に取り憑かれた非道な大臣への不正な賄賂を堂々と断り、刀を向けたバルトーク卿(モーガン・フリーマン)は反逆罪に問われ、最も残忍な処刑による死罪を勧告される。それは、愛弟子であり、自身の後継者として信頼するライデン(クライヴ・オーウェン)による斬首。絶対に出来ないと断るライデンに対しバルトーク卿は、騎士の掟を全うし、自身亡き後の一族を守れと諭す。ライデンは震える手で主君の首を落とした。一年後。気高い騎士達は、その日が来るまで刀を捨て、身分を隠していた。隊長であるライデンは酒浸りの日々を過ごし、宿敵の目を欺く。すべては、忠誠を誓った主君バルトーク卿の仇を討ち、堕落し、不正がはびこる権力への報復のために。死を覚悟し挑む、気高い騎士達の戦いが今、はじまる。

『ラスト・ナイツ』
11月14日(土)TOHOシネマズ スカラ座 他 全国ロードショー
配給:KIRIYA PICTURES/ギャガ
(C)2015 Luka Productions.

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