映画『茶飲友達』2023年2月渋谷ユーロスペース他全国順次公開!

 

【STORY】

佐々木マナ(29)をリーダーとする若者たちは、時代を先読みした高齢者専門のコールガール「茶飲友達(ティー・フレンド)」を設立。 新聞の三行広告に「茶飲友達、募集。」と掲載し、集まってきた男達のもとへ高齢女性を派遣し利益を得ていた。 マナは「世の中の保健室を作りたい。誰でも逃げ込める場所を」という思いから、一人でも多くの孤独な老人を救いたいと理想を掲げて、シニア世代の影の部分のセーフティネットの役割を担うようになっていく。

「ティー・フレンド」には多くの働き手、通称「ティー・ガール」が在籍している。 介護生活に疲れた女性、ギャンブルに依存する女性、いつまでもチヤホヤされたい女性、最期を楽しんで終わりたいと願う女性……。 そんな海千山千のティー・ガールたちとの時間を様々な事情を抱えた男性顧客が買っていく。

一方、「茶飲友達」を運営する若者達もまた、出口の見えない社会のなかで閉塞感を抱えて生きていた。親との絆を信じられない女性、両親の事業失敗をきっかけに挑戦することに臆病な男性、妊娠しても子供が産めない環境に苦しむ女性。 そんなままならぬ若者や高齢者を、マナは一つに束ねて「ファミリー」と呼んで大事にしていく。

ある日、一本の電話が鳴る。

それは高齢者施設に住む老人から「茶飲友達が欲しい」という救いを求める連絡であった―――。

 

 

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

この度、外山文治監督最新作『茶飲友達』を、2023年2月に渋谷ユーロスペースほか全国順次公開する運びとなりました。公開決定に併せまして、ティザービジュアルと特報、並びに監督とキャストによるコメントを解禁いたします。

 

誰だって、ひとりは寂しい。

孤独を抱えた老人と若者が“ファミリー”となりいっしょに企てたのは“高齢者売春クラブ”!?

 201310月、高齢者売春クラブが警視庁に摘発された。クラブの会員数男性1000名、女性350名、最高齢は88歳。

まさに超高齢化社会の日本が抱える、老人の孤独死、介護問題、おひとりさま問題などの不安が反映された事件―――この事件をもとにした社会派群像劇『茶飲友達』が20232月に渋谷ユーロスペースほか全国順次公開となります。

 

主人公、佐々木マナは高齢者専門のコールガール「茶飲友達(ティー・フレンド)」を設立。新聞の三行広告に「茶飲友達、募集。」と掲載し、集まってきた男性の元へ高齢女性を派遣するビジネスを始める。「ティー・フレンド」に在籍する通称“ティー・ガール”たちの中には、介護生活に疲れた女性、ギャンブルに依存した女性などさまざまな事情を抱える者がいた。 一方、マナのもとで「茶飲友達」を運営する若者たちもまた、出口の見えない社会の中で閉塞感を抱えて生きている。 そんなままならぬ若者や高齢者を束ねるマナは、彼らを「ファミリー」と呼び、擬似家族のような絆を育んでいくのだが……。

 

高齢者の孤独に寄り添いながら自身も心に寂しさを抱え、ファミリー=“擬似家族”の中に居場所を求める主人公・マナを演じるのは、NHK連続テレビ小説『純と愛』『わろてんか』や映画『弥生、三月–君を愛した30年』、舞台『森 フォレ』、『湊横濱荒狗挽歌〜新粧、三人吉三。』、『陰陽師 生成り姫』、『ロビー・ヒーロー』、『レオポルトシュタット』など幅広く活躍する演技派女優、岡本玲

 

監督は、長編デビュー作『燦燦さんさん』がモントリオール世界映画祭2014年に正式招待、2021年公開の『ソワレ』のヒットが記憶に新しい外山文治。“擬似家族”と化した高齢者専用売春クラブの姿を通して、現代社会に横たわる閉塞感や、高齢者・若者どちらにも共通する「寂しさ」を人情味たっぷりに描き出します。

 また本作は、ENBUゼミナール「シネマプロジェクト」の記念すべき10作目となる作品。本プロジェクトは、社会現象にもなった上田慎一郎監督『カメラを止めるな!』をはじめ、今泉力哉監督作『退屈な日々にさようならを』、二ノ宮隆太郎監督作『お嬢ちゃん』など、ワークショップからキャスティングされた魅力的な俳優たちと共に、商業映画とは一線を画す刺激的な映画を世に届けてきました。本作のワークショップには応募総数677名の中から選ばれた33名のキャストが参加(その年齢差57歳!)。撮影前に行われたクラウドファンディングでは、制作応援サポーター767人、目標額をはるかに超える800万円超が集まるなど、すでにインディーズ映画ファンの間では注目を集めている話題作です。

 

この度、劇場公開決定の一報と合わせ、ティザービジュアルと特報を解禁いたします。ティザービジュアルでは、男性が下着姿のティー・ガールの胸に手をあてる写真と「誰だって、ひとりは寂しい。」というコピーがどこか不思議な温かみを感じさせるビジュアル。特報では、「孤独を抱えた高齢者と若者たちが家族になった」というマナのナレーションをバックに、「茶飲友達」のビジネスを共に企てる若者と高齢者の日常、そしてファミリーの平穏な日々を揺るがす状況に怒りを爆発させるマナの姿が収められています。

 

ニュースに合わせ、主演の岡本と外山監督からのコメントも到着しました。ぜひ貴媒体での掲載をご検討くださいますようお願い申し上げます。

 

 

映画『茶飲友達』公開決定によせて

岡本玲コメント(主演・マナ役)

ワークショップオーディションから始まりコロナ禍での撮影中止を乗り越え、大切に育ててきた「茶飲友達」がついに完成しました。

万人が納得する正しさを求められる社会で、傷つきながら器用に生きる現代人。

目を逸らして投げ捨てられてきた痛みを拾いあげた映画です。

時にぶつかり合いながら、スタッフキャスト、そしてクラウドファンディングに参加してくださった皆様と、みんなで愛を注いだ作品です。

多くの方の目に留まることを切に願います。

外山文治コメント(本作監督)

いつか高齢者が「おじいさん・おばあさん」の役割を脱ぎ捨てた映画を作りたいと願っていました。

私がシニアの光と影や若者の閉塞感を撮り続けてきた中で、もっとも快活で愛おしい映画です。

老いも若きも、誰だってひとりは寂しい。それなのに社会が、法律が、同調圧力が、人々をより孤独に向かわせて生きづらい世の中にしていると私は思います。

今こそ「茶飲友達」をお届けしたいです。

監督・脚本:外山文治(「ソワレ」「燦燦」「海辺の途中」「春なれや」「わさび」「此の岸のこと」)

キャスト

岡本玲

磯西真喜 瀧マキ 岬ミレホ 長島悠子 百元夏繪 クイン加藤 海江田眞弓 楠部知子

海沼未羽 中山求一郎 アサヌマ理紗 鈴木武 佐野弘樹 光永聖 中村莉久 牧亮佑

渡辺哲

 

製作:ENBUゼミナール

2022年/シネマスコープ/5.1ch135

©️2022茶飲友達フィルムパートナーズ 

http://teafriend.jp

コメント

  1. だいら ゆきこ より:

    上映映画館が分かりません

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