【抽選プレゼント企画 夏休みのステイホームに】シリーズ最新作『eBASEBALLパワフルプロ野球2020』 インプレッションレポート記事

7月9日にKONAMIより発売された『eBASEBALLパワフルプロ野球2020』。

シリーズ開始から四半世紀以上続くもなお人気の高いシリーズの最新作をプレイした編集部からインプレッションをご紹介しよう。

 

【畑編集長によるインプレッションレポ】

 

最初に疑問に思ったのがね、「なんで“実況”が抜けてんの?」ってこと。

別に不満があるわけじゃないの。いつものようにソフトを起動してタイトル画面でオプションボタン押したら元気よく「eBASEBALL!!」なんて言うじゃない。つい最近までこのゲームを「実況パワフルプロ野球2020」かと思っていて、いつもの「実況!パワフォープロ野球!」っていうルー大柴並みのタイトルコールの心構えでいたからビックリして目をひん剥いちゃったね。

 

まぁ最近のKONAMIは特にeスポーツに力を入れているし、「実況中継」さながらのボイスが目玉だったのは94年のスーファミ時代だからであって、今となってはすっかり珍しくもなんとも無くなったからこういう表記に変わったんだろうけど、ちょいと淋しいものだね。

とまぁ、時代が変わっても昔のタイトルをそのままで使っていてほしいなぁという、おっさんゲーマーの独り言から今回のインプレッションは始まります。

 

タイトルは変わっていても面白さの本質が変わっていなければ良いだけで、今作はどんな感じになっているのかなとざっくり遊んでみたら、相変わらずの時間忘れるようなゲームだと再認識。

 

 

今回のインプレッション記事を書くにも「栄冠ナイン」は2時間、「サクセス」3シナリオ一通りクリア、「マイライフ」はとりあえず1軍昇格まで、「ペナント」は3年ほどオートでぶん回す。と決めていたはずが、結局どれも自分がある程度納得行くまでプレイしちゃうものだから倍以上の時間はプレイしちゃう。

まぁそれぐらいやり込んだものなので、ある程度インプレッションを書くネタには困らないんだけど、どれから話せば良いものか。

とりあえず最初にプレイした「パワフェス」から紹介しよう。

 

 

「パワフェス」は主人公含め、能力の低い選手ばかりを集めたチームが、歴代シリーズのサクセスに登場したライバル校を相手に勝ち抜いて、優勝を目指すという内容。試合だけで選手を育成するという単純明快さから、実戦派プレイヤーが一番好むモードなんだけど、前作からモバイルアプリに登場する高校も参戦しているんでかなりバラエティに富んでる。

 

このモードはやや理不尽な難易度に加えて、ゲームを開始した時点では選手層も厚くないため、相変わらずの周回プレイが前提となっているため根気が必要。ローグライクダンジョンのような系統のゲームが好きな人にとってはたまらないでしょう。

嬉しい変更点として、運命のルーレットはDHの有無や先攻か後攻を決めるだけになり、今作からは選手の獲得は、対戦校ごとに点差またはタスクの達成結果に応じての獲得になった。運に左右される部分がかなり軽減されたので、クリアを目指すだけのプレイなら周回回数がかなり減ったと思う。

ちなみにこのモードでサクサクとクリアしたいなら主人公は投手にしておくほうが吉。

というのも、ライバル校の野手がサブポジションを持っていたり割と高性能だったりするので、そこと張り合って育成を頑張ろうとすると、強くなるまでに結構時間がかかるからで、そうしたほうが割と長い時間楽しく遊べると思う。

あと、矢部の野手としての性能が割と有能。

 

 

次に触ったのがパワプロの代名詞にもなっている「サクセス」。

実は今回遊んだ中で一番力が入っていると感じたモードで、以前までの作品よりも大分シナリオや、サブイベントが練られている!久しぶりに各キャラのサブイベントをじっくりと読み込んだほど面白かった。

モバイル版のシナリオが面白く作られているから触発されて、コンシューマー作品も力を入れるようになったのかはわからないけど、この流れは非常に嬉しい。『パワプロクンポケット』シリーズが好きだった身としてはこっちのほうがしっくりくる。特に「エジプト大学」は昔ながらの『パワプロクンポケット』の裏サクセス感があって良かった。もういっそのこと昔みたいに「野球バラエティ」というジャンルで突っ切ってほしいね!

 

あと、今作のシステムで気になったのが、彼女候補のキャラの評価が練習でも上がっていくところ。これもモバイル版からの流れを踏襲しているわけなんだけど、システムがここまで似通っているならDLCとかで、現在モバイル版限定のシナリオをこちらの方に追加すればいいのにと思う。

その他にも、今作のサクセスは練習に育成を伸ばすギミック的な要素が沢山仕込まれているので、結果として強い選手を作りやすく、久しぶりに育成が楽しいと思えた。そうなってくると、新しい選手を作ろうという気になるので、延々とプレイを続けさせられる。

ぜひともモバイル版の流用でもいいからDLCでのシナリオ追加とかをやってもらいたいものだ。

 

 

そこから今度は育成選手を「マイライフ」に持ち込んで遊ぶわけだけど(実在選手、ならびにオリジナル選手でもプレイ可)、今作で感じたのはテンポが改善されたこと。

テキストメッセージの切り替わりから、オフの時のイベント推移とかのスピードが全体的に上がっているせいか、前までのマイライフと比べるとテンポが良くなっているように感じた。

あと、若干1軍昇格やレギュラー昇格のラインも緩くなっているんじゃないだろうか?

一見するとあんまりオリンピックイベント以外、変化が見られる感じはしないけど、かなり細かい部分で改善があるように感じられたのが今作の「マイライフ」という印象だった。というか、この辺の全体的なスムーズ化は「栄冠ナイン」や「ペナント」にも共通していることで、ゲーム全体のテンポが良くなったのが今作の良い部分だと思う。

 

 

そうそう、野球に関してのバランスに言及すると、前作までが打者が不利気味だったのに対して、今作は投打のバランスがかなり良くて、打球もかなり伸びやすくなっている印象を受ける。逆に投手の方は弱くなったかと言うと、そんな気配は無く、前作2018の頃と比べても相変わらず変化球が打ちにくいというくらい。だけど、打者も芯で当てさえすればそれなりに飛ぶので、この調整は投手側をナーフせずに、打球を伸びやすくしたというかなりわかりやすい改善なんじゃないかと感じた。

 

さて、実は今回インプレッションとして遊んでいるのはPS4版で、このバージョンで特に期待したのがVRでの野球プレイ。2年前に初搭載された当時は、どんなVRゲームよりも完成度が高かったのが『パワプロ』のVRモードだった。

観戦から実プレイまで非常に良く出来ていて一番感動したもの。そんな今作はどのくらい作り込まれているのか期待値を高めて被ってみると、前作ほどのファーストインパクトはなくとも、相変わらずの高クオリティでスタンドアロン型VR機器でも単品作品として出して欲しいくらい。

 

おそらく今回力を入れたのが観戦部分じゃないのかなと思う。

各球場で座席の位置を増やしているんじゃないかと思うくらいバリエーションが豊富で、ビールの売り子とかモブで移動するキャラを可能な限り追加したんじゃなかろうか?

この辺は実際にインタビューとかで聞いてみたいものだけど、KONAMIさん時間をくださるだろうか?

もしかしたら前作でも見逃したかもしれないけど、弁当を食べているファンの様子も観られるし、その弁当の中身も見えるのは凄く面白い。

昨今はコロナの影響で気軽に球場に行けなくなったから、外出気分も兼ねたVR観戦は凄く楽しいし、いっそのこと新コンテンツとして今年のペナントレースをこのVRで試合観戦させても良いんじゃないかと思う。そういうDLCや料金プランとか作れば良いビジネスになるんだから検討ほしいところ。

シナリオとか実際の野球をゲーム内のイベントプレイとして提供できているのだから、何かしらの形で野球を観たいという人はもってこいだと思う。

 

 

注:決してスクリーンショットを下手に取ったわけではない。これはあくまで打者目線のVRでプレイである

 

話がそれたけど、このVRでのプレイで一番注目してほしいのが、屋根無しの球場。球場の外の景色が各地方都市の風景を取り入れているので、観ているだけでも旅行気分が味わえるし、知っている球場だと球場の位置の正確さがよく出ていて前作から感心させられる。

 

最後に今作の中毒性を加速させている新要素の「パワアリーナランキング」を紹介しよう。

これは各モードで指定期間に達成したプレイ実績を競い合うという内容なんだけど、サクセスとかの育成モードもランキング対象に入っているから、野球ゲームのプレイが苦手でも選手育成の理論建てが上手い人も楽しめるように工夫されているのは面白いし、今作のサクセス自体が中毒性高いのにもかかわらず、その中毒性を更に加速させているのが良い。

 

 

まだ全然遊び足りていないし、十分に新要素を堪能できていないけど、四半世紀経ってもなお毎年工夫を凝らして遊びを追加している本作もオススメなので、興味がでたら手にして欲しい。

 

 

というわけで、エンタジャムでは絶賛お勧め中の新作タイトル『eBASEBALLパワフルプロ野球2020』(Switch版)を抽選で1名様にプレゼント!

 

 

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奮ってのご参加お待ちしております。

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