第2回目『Tenacious D The Complete Masterworks / 完璧D事典』

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小宮山雄飛の東京DVDライフ 第2回目『Tenacious D The Complete Masterworks / 完璧D事典』



文章/小宮山雄飛
画/黒木裕貴
僕が今一番好きな俳優は、間違いなくジャック・ブラックですね!


もう、なりたいもんね、ほんとに。


僕にはジャック・ブラック(以下JB)の芸風というか、JBそのものが、どうも今は亡きジョン・ベルーシ(こちらもJB!)にかぶるんですよね。


そもそも体型的に似てるというのもあるけど、サタデーナイトライブのサムライネタでジョン・ベルーシが見せた狂気ともいえる演技なんかは、JBの芸風のいたるところに受け継がれてる気がするのです。


さらに共通点を言えば、両方とも俳優/コメディアンでありながら、本気で音楽活動をしてる。


ベルーシの代表作『ブルースブラザーズ』で、修道院を救うために昔の仲間をむりやり集めてバンドを組むというストーリーは、JBの代表作『スクールオブロック』でバンド大会に出るためにむりやり子供達を集めてバンドを組むというストーリーに受け継がれ、修道院を救うためにお金を稼ぐという設定は同じくJBの『ナチョリブレ』に受け継がれ、さらに男二人組が主役で現役の大物ミュージシャンがゲストに出て来る音楽映画という点ではJBの『テネイシャスD』がそのまま引き継いでいる。


ということで、本人が意識しているかどうかは分からないが、どうも僕にはジャック・ブラックが現代のジョン・ベルーシに見えてしまうのです。


ジョン・ベルーシはドラッグのオーバードーズで死んだけど、JBも(映画の中で)マリファナをガンガンキメたり、マジックマッシュルームを食ってブっ飛んだりと、これまたカブるところがある。


な訳で、今回紹介するのはJBがカイル・ガスと組んでいるシニカル・ギャグ・バンド(wikiにはそう書いてあるけど、そうなのかな?)テネイシャスDのライブとコント映像が盛り沢山の




『Tenacious D The Complete Masterworks / 完璧D事典』



某サイトのカスタマーレビューには「スクールオブロックを観てJBに興味を持った人は今すぐ買い!」なんて書いてあったけど、はっきり言って、スクールオブロックでJBを好きになっただけの人には僕は絶対に薦めませんね!


なぜなら、とにかく下品(を通り越したウルトラ下品)のオンパレード!


『スクールオブロック』や『愛しのローズマリー』で「ジャックブラックって面白くて、ちょっとかわいい」なんて思った女子供がたまたま観ちゃった日には、一気にドン引きするのは目に見えてます。


はっきり言って、『スクールオブロック』の良い想い出のまま記憶に留めておいた方が正解です、とついつい紹介したくなくなってしまう位、とにかくすごいお下品ぶりです(笑)


2枚組DVDですが、1枚目はまあまだマトモ、テネイシャスDのロンドンでのライブの様子など、ファンなら喜ぶ内容。


しかし問題は2枚目!!


作り手側もさすがにそれを分かってるのか、2枚目には


<Dのビョーキ・ファン向けディスク>


というタイトルが付いている。


「こちらはもう注意しましたかんね! 後から文句言われたり、ドン引きされても困りますかんね!ビョーキファンだけ観てって言いましたからね!」という注意書き付きな訳です。


どんな内容かというと、ショートコントでは砂漠でLSDをやってブっ飛んだJBが大騒ぎすると、実はそれがLSDではなくEPT(妊娠検査薬)だったと分かる。すると今度はデブのカイルの方がいきなり「破水したー!」と叫んで、男なのに砂漠で出産しちゃうという、もうとにかくハチャメチャなコント。(しかもかなりエグい映像)


さらに他のコントでは子供が道ばたで自家製レモネードを売るように、自分達の精子を集めて「ロックスターの精子」と名付けて売る・・・(めちゃくちゃです)


にしても、こんなものすごい内容のDVDに集まってるゲストやスタッフがまたすごい。


フーファイターズのデイブ・グロールに、ベン・ステイラー、WEEZERもちょこっと映るし、ミュージックビデオの監督はスパイク・ジョーンズに、アニメビデオは『レン&スティンピー』のジョンKが制作!


まったくこれだけアホらしいことを、こんだけの面子とこれだけの制作費をかけて遊べちゃうなんて、最高の幸せ者ですよ、彼ら。


JB初心者には間違ってもお薦めしませんが、ここまでの説明を読んでもまだ「観てみたい」と思ったビョーキの人は、ぜひともいきなり2枚目から観てみて下さい。


一気にブっ飛びますから!





小宮山雄飛(ホフディラン)

ミュージシャン
1973年8月14日生まれ
1996 年「スマイル」でホフディランのVo&Keyとしてデビュー。「遠距離恋愛は続く」「恋はいつも幻のように」「欲望」「極楽はどこだ」など、ヒッ ト曲を多発し、FUJI ROCK FESTIVALへの参加、日本武道館でのワンマンライブを成功させるなど、ライブでも活躍。日本のポップシーンにおいて根強い人気を誇る。デビュー以 来、シングル19枚、アルバム9枚(ベスト盤含む)をリリースしている。
絶賛発売中のニューアルバム『ブランニューピース』(DVD付き初回限定盤)に収録されている『恋人たち』『ニューピース』のPVでは、自ら監督を 務めるなど、多才な一面を持つ。2009年7月3日には、渋谷C.C.Lemonホールにて、デビュー13周年記念ライブを行い大成功!その模様を収録し たライブDVD『13年の金曜日』においても監督を務め、11月4日にライブCDとともに同時リリース、絶賛発売中! 
RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZOへの出演も決定!
2010年7月3日(土)
ホフディラン ワンマンライブ
『14年の土曜日』
会場:SHIBUYA-AX
open 18:00 / start 19:00
チケット料金:3980円(ドリンク無し!)
ワタナベイビープロデュースDVD第3弾発売&自ら手売り
ゲスト:ゆってぃ / and more…
問い合わせ:HOT STUFF 03-5720-9999
5/9からの一般発売に先駆けて、HP先行予約を受け付けます!
受付期間   4月19日(月) 12:00 ~ 5月5日(水) 18:00      
  ※専用URL http://eplus.jp/hoff-hp2/   
・ホフディラン HP http://hoff.jp/
・軟式ブログ http://blog.excite.co.jp/yuhi-blog/
・こむぞう http://comzo.cocolog-nifty.com/
・シコウヒンTV http://www.andsmile.tv/
・SHOOT UP http://www.shootup.net/

黒木裕貴(クロキユタカ)
東京生まれのイラストレーター。
CDジャケットや書籍・雑誌、アパレル等で幅広く活躍中。
また、影絵やコマ撮り作品をつくる映像作家としての顔も持つ。
official website http://www.kurokiyutaka.com/
文章および画像の二次利用を固く禁じます

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