映画レビュー カルト的問題作『発情アニマル』が32年の時を経て現代風にリメイク!『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』



日本ではあまりの過激な内容であることからポルノ映画扱いとして公開されたカルト的問題作『発情アニマル』(DVD&VHS邦題『悪魔のえじき』、TV邦題『女の日』)が32年の時を経て現代風にリメイクされ、日本でも急遽公開されることになった!!
女流小説家ジェニファー(セーラ・バトラー)は、新作を執筆するべく森の奥にある別荘に一人でやって来た。ある夜、地元の四人組の野郎どもが別荘に侵入し、彼女を残虐なやり口で強姦する。逃走している最中に知り合った地元保安官に助けを求めるが、コイツも四人組の一味だった…。女復讐鬼と化したジェニファーは、凄惨を極めたやり口で野郎どもを血祭りにあげていく…というお話。
基本的なストーリーはオリジナル版とあまり変わらないが、単にそのまんま焼直しただけでなく、リメイク版らしくアレンジがしっかりとなされているのだ。ジェニファーを強姦する野郎どもだが、四人組から悪徳保安官を含めた五人組と一人増員されているのだ!!レイプシーンもオリジナル版と引けを取らないほどのサディステックな残虐さを醸し出して描かれているが、何よりもジェニファーの復讐方法の手の込み具合が遥かにレベルアップしているのだ!!それだけに観ていて感じられる痛々しさとグロさはオリジナル版を凌駕しており、観る者をとことん圧倒させてくれる!!オリジナル版では男生殖器をナイフで斬りつけて血まみれになるシーンが観る者に強烈なインパクトを与えてくれたが、今回もそれに近いシーンがしっかりと観られるぞ!!
オリジナル版を観た方は比較してみるのも楽しみの一つだが、そうでない方でもショッキングな描写の連打に驚愕されること間違いなしだ!!


レビュアー:佐々木 貴之
『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』
出演:サラ・バトラー/ジェフ・ブランソン/アンドリュー・ハワード/ダニエル・フランゼス
ロドニー・イーストマン/チャド・リンドバーグ/
監督:スティーヴン・R・モンロー/製作:リサ・ハンセン/ポール・ハーツバーグ
脚本:スチュアート・モース/撮影:ニール・リスク
原案:メイル・ザルチ「I Spit on Your Grave」/音楽:コーリー・アレン・ジャクソン
2010年アメリカ映画/106min/配給:プライムウェーブ
(C) 2010 Family of the Year Productions, L.L.C.

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