『電撃文庫 秋の祭典2011』「神様のメモ帳」スペシャルステージ レポート

2011年10月2日(日)、東京、秋葉原UDXにて、『電撃文庫 秋の祭典2011』が開催された。電撃文庫新作原作の新作アニメ、人気アニメのステージが行われ、ファンたちの歓声が会場に鳴り響いた。

この日、メインステージで行われたイベント2回目はTVアニメ「神様のメモ帳」。イベントは、「ちょうちょ」さんによるOPテーマ「カワルミライ」のライヴから開幕。ゲストとして、アリス役：小倉唯さん、藤島 鳴海役：松岡禎丞さん、ミン役：生天目仁美さん、四代目役：小野大輔さんが登壇した。
小倉さん、松岡さん、生天目さんの順で自己紹介と挨拶が進み、小野さんの挨拶「ヤロウども！「神様のメモ帳」は好きかッ！」と観客に気合を入れ、会場がシャキッとしたところでトークショーがスタート。まずは「神様のメモ帳」各キャラクターを振り返る「人物考察」のコーナー。アリスについて小倉さんは「初めての主人公だったので、一話目を録る時はガチガチでドキドキしながらやっていたけれど、とても成長できた作品でした。」と語った。そんな小倉さんの仕事振りについて、感想を聞かれた小野さんと生天目さんは「カワイイです」「すごい頑張っていました」と高い評価。と、ここでなかなか会話に入ってこない松岡さんにMCが話を振ると「もし、自分だったら、頭の中真っ白になるようなことを小倉さんは最初からやっていたので、すごいなと思いました。一話ごとにセリフ回しも上達して」と、小倉さんの仕事振りに感銘を受けた様子で語った。

続く、松岡さんについて、鳴海のキャラクターと比較しながら小野さんは「自分の得意分野になると、グッと集中して演技するところは似ている」と評し、また、鳴海が思いがけず殴られるシーンのアドリヴがすごいと思ったと語った。続く、ミンについて生天目さんは「セリフが少ないだけに悩みました。求められるものが、紙一重のものが多かったんですが、やりがいがありました」とプロ魂を試される役でしたと語った。四代目について小野さんは「(僕は)お芝居では、ブレるものが好きなんですが、四代目は揺らいだ部分がないので、苦しかったです」と、キャラクターがストレートな分、演技が難しかったと感想を述べ、逆に演技に幅を持たせられる鳴海を演じている松岡さんが羨ましかったと冗談を交えながら語った。

と、ここで、もう一人スペシャルゲスト平坂 錬次役：鈴村健一さんが登場。「錬次は関西弁を無理に使っている」という設定があったので、鈴村さんが自然な関西弁で演技をしてしまった時は、逆に変な関西弁に直されることもあったというエピソードが語られた。ここで、普段は遠慮がちな松岡さんが、鈴村さんに「思いっきり錬次にぶつかっていったんですが、いかがでしたか？」と質問。「松岡くんよく言った！」という会場からの温かい拍手の中、鈴村さん「僕は途中からの参加だったので、皆さんの空気感にどうやって乗っていくかがすごく大事でした。小倉さんと松岡くんのフレッシュな空気感に、どうやって混ざっていこうか思っていました。それで、いろんなことを試した結果、“どかん”とぶつかってきたものに、どう返していくのかが大切だったんです。そういう意味では、松岡くんがすごいエネルギーでぶつかってきてくれたので助かりました」と感謝。そして、松岡くんの姿を着て、自分のデビュー頃を思い出しましたと語った。イベントの最後は、鈴村さんがEDテーマ「あすなろ」を披露。イベントは終了しました。
神様のメモ帳公式サイト：http://www.kamimemo.com/　
(C) 杉井 光／アスキー・メディアワークス／『神様のメモ帳』製作委員会