実在の北米地理を再現する歴史ストラテジー『Salt and Soil』個人開発中!家族3世紀の物語と新地形を公開

個人開発者Roman氏が手掛けるターン制歴史ストラテジー『Salt and Soil』の新たな情報が公開された。本作は変化し続ける北米を舞台に、一つの家族を何世代にもわたって導きながら、開拓地を農場や牧場へ発展させていくローグライト・コロニーシム。

公開された新マップでは、実際の標高データを基にした連続的な地形を採用。山脈や谷、河川、気候、バイオームなどを組み合わせ、実在する北米の地理をゲーム内に落とし込んでいる。

なお、今回の発表文冒頭では対象年代が「607年から1900年」と記載されている一方、ゲーム概要および特徴欄では「1609年から1900年」と記載されている。本記事では、ゲーム概要・特徴欄に記載された「1609年から1900年」を基本として紹介する。

実際の標高データを基にマップを全面刷新

『Salt and Soil』では、最初の公開プレイテストを受けてマップのグラフィックを全面的に刷新。

従来の『Civilization II』の時代を思わせるレトロなタイルマップから、実際の標高データを基にした連続的な地形へと変更された。

新しい地形では、山脈の形や斜面、谷に沿う河川、高峰の雪、気候やバイオームの違いなどを景観から読み取ることができる。

ネバダにはセージブラッシュやジュニパー、アパラチアには広葉樹林が広がり、海岸・平原・山岳地帯も植生、土の色、起伏、光によって異なる表情を見せる。

マップには、標高、気候帯、歴史的な水系、バイオーム、植物、海岸線、積雪、ライティング、地表の細部を組み合わせつつ、都市、道路、政治的な境界も読みやすく保たれている。

プレスキットでは、同じ地域を「旧マップ」「新しい地形」「実際の地理」で比較できる画像も公開されている。

歴史の変化をマップに反映

本作では、歴史的な時間の経過に合わせて地理や都市の変化も表現される。

タホ湖は存在する一方、対象時代より後に生まれたミード湖とソルトン湖は存在しない。

また、9月版では1664年にニューアムステルダムがニューヨークへ改称され、ジェームズタウンは1699年以降マップから姿を消す。

都市についても実際の成立後に登場する仕組みで、シカゴは1833年、サクラメントは1848年、リノは1868年、マイアミは1896年から登場する。

マップ制作には、標高、気候、バイオーム、河川、人口、集落、歴史的国境に関する資料を使用。初期年代など信頼できる記録が存在しない部分については、完全な再現を装うのではなく、数理モデルによって推定しているという。

一つの家族を何世代にもわたって導く

『Salt and Soil』は、変化し続けるアメリカ辺境地帯で一つの家族を導くミニマルで昔ながらのローグライト・コロニーシム。

畑を耕し、家畜を育て、工房を建て、交易を行いながら、食料、木材、金属、資金、道具、商品、家畜、住居、建物、労働力などを管理していく。

家族は単なる働き手ではなく、それぞれに特性、感情、人間関係、野心、遺恨が存在。結婚、加齢、競争、協力、失望、離別、死などを経験し、家長が亡くなると次の世代が技能、借金、対立、評判などを引き継ぐ。

決められた王朝の筋書きはなく、プレイするたびに異なる家族年代記が生まれる。

毎年の「家族会議」で物語が動く

毎年の終わりには、家族が一つの食卓を囲んで家族会議を行う。

会議の内容は、飢えや豊作、借金や成長、誕生、死、結婚、争い、同盟、脅威、勝利など、そのキャンペーンで実際に起きた出来事から生まれる。

そこから個人的な葛藤や遺恨、転機が生まれ、プレイヤーの決断によって誰が牧場を継ぐのか、家族が何を覚えているのか、彼らがどんな人間になるのかが変化していく。

良い年には牧場を広げられる一方、悪い年には家畜を売却したり、計画を断念したり、子供を遠くへ働きに出したりといった犠牲を迫られることもある。

歴史の大きな変化が家族の暮らしにも影響

ゲーム内では、資源不足、移住、動く国境、新たな入植地、市場の変動、地域紛争、新たな危険など、周囲の変化が家族の暮らしにも影響する。

辺境には先住民族、近隣の入植地、商人、移住者、盗賊の野営地などが存在し、交易や協力によって関係を築いたり、外交で緊張を和らげたりできる一方、生存と野心のために対立に向き合う場合もある。

あらゆる選択が、安全、資源、評判、そして家族の遠い未来に影響していく。

2026年の米国独立宣言250周年を記念して制作

『Salt and Soil』は、2026年に迎える米国独立宣言採択250周年を記念して制作されている。

1776年という一日の出来事だけではなく、その前後に労働、生存、衝突、強制移住、野心、妥協を重ねながら国を形作った世代に目を向ける作品となっている。

歴史を大統領、戦争、国境だけで捉えるのではなく、大きな変化の下で普通の一家が暮らすとはどのようなことだったのかを描くことを目指している。

『Salt and Soil』主な特徴

・1609~1900年のアメリカ辺境地帯を舞台にした、繰り返し遊べるローグライト・コロニーシム
・一つの家族を、生存、成長、対立、喪失、継承へと導く
・頼りない開拓地を、生産的な農場と頑丈な牧場へ発展
・食料、資材、資金、道具、商品、家畜、建物、住居、労働力を管理
・特性、感情、結婚、競争、誕生、死、野心から生まれる家族年代記
・キャンペーンの正確な状況から作られる毎年の家族会議
・先住民族や辺境の共同体との交易、協力、交渉、対立
・地図、経済、隣人、脅威、機会の変化に適応
・プレイするたびに始まる新しい家族の物語

AI生成コンテンツをゲーム内で使用

開発者によると、『Salt and Soil』ではゲームプレイ中に生成AIを使用し、現在のキャンペーン状況に基づいて、年次家族会議のナラティブテキストの一部と、選択による構造化された結果を作成する。

生成された会議内容は、ゲームの歴史的設定、家族データ、ローカライズ規則、ゲームプレイスキーマによって制限され、プレイヤーに表示される前に検証される。

9月後半に無料・期間限定Steamプレイテストを実施

今回刷新された新しい地形は、9月後半に実施予定の無料・期間限定Steamプレイテストで体験できる。

『Salt and Soil』は現在Steamでウィッシュリストへの追加と開発のフォローが可能となっている。

トレーラー動画

 

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