クリストファー・ノーラン監督最新作『オデュッセイア』が9月11日(金)より全国公開される。
このたび、長編映画史上初となる全編IMAX®フィルムカメラのみで撮影された本作の舞台裏に迫る新たな特別映像が解禁された。
マット・デイモンやトム・ホランド、アン・ハサウェイら豪華キャストが語る撮影現場の様子とともに、ノーラン監督が長年にわたって追い求めてきた全編IMAX®撮影を実現するために開発された新技術が明らかになった。
クリストファー・ノーラン監督、16歳からのIMAX®への夢
世界中がその動向に注目するクリストファー・ノーラン監督最新作『オデュッセイア』。
世界興行記録を塗り替え、同監督のキャリア史上最高評価を記録しているという。
8月23日(日)には、全米興収がノーラン作品全米興収最高記録だった『ダークナイト』の5億3498万ドル(約866億円)を上回る5億3910万ドル(約873億円)を記録。(2026年8月24日 Box Office Mojo調べ)
世界・全米ともにノーラン史上最高を獲得し、名実ともにノーラン史上最高傑作となった。
さらに、『デッドプール&ウルヴァリン』を超え、R指定映画歴代最高の世界興行収入を記録した。(2026年8月20日 Variety調べ)
そして8月30日(日)には世界興収が15億ドルを突破。世界興収は15億5260万ドル(約2515億円/1ドル=162円換算)を記録した。
長編映画史上初、全編IMAX®フィルムカメラで撮影
本作で特に注目されるのが、長編映画史上初となる全編IMAX®フィルムカメラのみでの撮影だ。
実在するロケーションにリアルなセットを組み上げ、CGだけに頼ることなく、全編IMAX®カメラでの撮影が敢行された。
16歳の頃にIMAX®映像に魅了されて以来、全編IMAX®カメラでの映画製作を熱望してきたノーラン監督。
IMAX®は、通常の映画フィルムを凌ぐ規格外の巨大フィルムや専用の高性能カメラを用い、視野一面を覆い尽くす大スクリーンと音響システムで上映する映像フォーマット。観客に映画の中に解き放たれたかのような没入体験をもたらすことで知られている。
主人公オデュッセウスを演じるマット・デイモンは、
「僕の役者人生の中で最大規模の作品だ。100年前の撮影現場のようだった。カメラはIMAX®だけどね」
と撮影現場を振り返っている。
最大の課題だったIMAX®カメラの動作音
ノーラン監督は、『ダークナイト』を皮切りに作品を重ねるごとにIMAX®撮影の比重を高めてきた。
しかし、これまで全編IMAX®撮影を実現するうえで最大の障害となっていたのが、カメラが発する大きな動作音だった。
大きな動作音によって、俳優のアップや静かな会話劇の撮影が困難となっていた。
ペネロペ役のアン・ハサウェイは、
「初めてIMAX®カメラで撮影した時“音が大きい!”と驚いた」
と振り返る。
テレマコス役のトム・ホランドも、
「あの動作音が現場に鳴り響くんだ。気が散るなと思ってたら“ブリンプ”が登場した」
と語っている。
新世代IMAX®カメラ「ザ・キーリー」とブリンプ
「全編IMAX®で撮るなら『オデュッセイア』で実現するしかない」と意を決したノーラン監督はIMAX社へ打診。
そして「カメラの動作音を抑えて音声を同時録音できる装置を作ってくれたら、新作を全編IMAX®カメラで撮る」と約束を交わし、IMAX社の技術陣が開発に挑戦した。
こうして完成したのが、カメラ全体をまるごと閉じ込めて駆動音を遮断する、超軽量なカーボン製の防音装置「ブリンプ(小型飛行船の意味)」を備えた新世代IMAX®カメラ、通称「ザ・キーリー」だ。
これにより、アクションシーンだけでなく繊細な会話劇も同じ最高峰フォーマットで撮影するという、映画史上初の快挙を成し遂げた。
約135kgのカメラを6人の専任チームが運搬
ブリンプを装着したIMAX®カメラは約135kg(300ポンド)に及び、持ち運びや設置も困難を極めた。
巨大な装置ゆえに、俳優たちが目線を定める際にも問題が発生したという。
それでもノーラン監督やスタッフ陣がひるむことはなく、過酷な現場であっても6人の専任チームがどこへでもブリンプ仕様のカメラを担ぎ込んだ。
さらに、演技中に俳優同士が自然にお互いの姿を確認できるよう鏡を設置するなどの工夫も凝らし、課題をクリアしていったという。

THE ODYSSEY, written, produced, and directed by Christopher Nolan.

L to R: Director Christopher Nolan with Cinematographer Hoyte van Hoytema, ASC on set of his film THE ODYSSEY, written, produced, and directed by Christopher Nolan.

Director Christopher Nolan (center frame, arm raised) on set of his film THE ODYSSEY, written, produced, and directed by Christopher Nolan.

Matt Damon (frame left, with bow) is Odysseus in THE ODYSSEY, written, produced, and directed by Christopher Nolan.
撮影監督ホイテ・ヴァン・ホイテマが語るIMAX®への信頼
『ダンケルク』や『オッペンハイマー』でアカデミー賞®撮影賞に輝き、本作でも撮影監督を務めるホイテ・ヴァン・ホイテマは、IMAX®について、
「IMAX®カメラは偽らない。この物語は間違いなくIMAX®で伝えるべきだ。他の選択肢は考えられなかった」
と語る。
さらに、
「嘘をつかないカメラで、とんでもない深みと解像度をもたらします。有機的な映像の最高傑作です。」
と、その描写力への信頼を明かしている。
世界6カ国で大規模ロケを敢行
本作の撮影は、モロッコ、ギリシャ、イタリア、アイスランド、スコットランド、アメリカの世界6カ国におよぶ大規模なロケーションで敢行された。
荒れ狂う大海原、どこまでも続く密林や草原、燃え盛る戦火の街、そして恐ろしい怪物が潜む洞窟など、巨大なスケールで組み上げられたリアルなセットと本物の自然風景を、進化したIMAX®カメラによってスクリーンに焼き付けている。
世界的撮影監督ホイテ・ヴァン・ホイテマの手腕、そして主演級キャスト陣の熱演が融合し、ノーラン監督が長年熱望してきた映画体験の到達点とも言える映像空間が完成した。
ノーラン監督「IMAX®鑑賞すれば、カメラに収めた映像をそのまま楽しむことができる」
ノーラン監督は、本作の公開を心待ちにするファンへ向けて、
「観客の皆さんはIMAX®鑑賞すれば、カメラに収めた映像をそのまま楽しむことができる。鮮明な映像を楽しみ、包み込まれるような没入型の体験もできるはずだ。大きなネガを用いて撮影したから、IMAX®だけでなく、すべてのフォーマットでシャープな画質を堪能できるよ」
とメッセージを寄せている。
『オデュッセイア』9月11日全国ロードショー
『オデュッセイア』は9月11日(金)より全国ロードショー。
9月4日(金)から9月10日(木)までIMAX®先行上映が行われる。
さらに公開前日の9月10日(木)には、IMAX®、Dolby Cinema®、MX4D®、35mm、2D吹替の全5フォーマットが一挙に揃う「『オデュッセイア』TOKYOプレミア」が開催決定。
本作は、2D(字幕/吹替)、IMAX®(字幕)、Dolby Cinema®(字幕)、4DX(字幕/吹替)、MX4D®(字幕/吹替)、35mm(字幕)の全6種9バージョンで公開される。
『オデュッセイア』作品情報
公開日:2026年9月11日(金)全国ロードショー
IMAX®先行上映:2026年9月4日(金)~10日(木)
上映フォーマット:
2D(字幕/吹替)、IMAX®(字幕)、Dolby Cinema®(字幕)、4DX(字幕/吹替)、MX4D®(字幕/吹替)、35mm(字幕)
製作年/製作国:2026年/アメリカ
言語:英語
上映時間:172分
カラー:カラー
日本語字幕:アンゼたかし
吹替翻訳:木村純子
字幕・吹替監修:藤村シシン
原題:The Odyssey
G区分
ストーリー
トロイア戦争の終結後、イタケの王、オデュッセウスは、家族の待つ故郷へ帰還を目指す。
しかし彼の前には、神々の介入、怪物、そして荒れ狂う海など容赦ない試練が立ちはだかる。
「必ず、帰る。」
マット・デイモン演じるトロイア戦争の英雄オデュッセウスの10年に及ぶ壮大な故郷への帰還の旅を、圧巻の映像美で描く愛と勇気の物語。
『オデュッセイア』とは
「オデュッセイア」は、古代ギリシャの詩人ホメロスによって作られた英雄譚であり、西洋文学の金字塔にして世界最初の物語のひとつとして知られている。
トロイア戦争の終結後、イタケの王、オデュッセウスは、家族の待つ故郷へ帰還を目指す。しかし、神々の介入、怪物、そして荒れ狂う海など容赦ない試練が立ちはだかる。
本作は、10年にも及ぶ主人公の壮大なる旅と冒険を描いている。
イントロダクション
アカデミー賞®最多7部門受賞『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン監督が、映画史上初となる全編IMAX®撮影、史上最大のスケールで描くエンターテインメント超大作。
2800年の時を超え、語り継がれてきたすべての物語の原点「オデュッセイア」、そしてノーラン監督にとって20年越しの念願の映像化となる。
マット・デイモン、トム・ホランド、アン・ハサウェイほか全員主演級のオールスターキャストが出演。
神々の怒りを買った英雄、一つ目の巨人、魔女、海の怪物――愛、欲望、裏切り、復讐など、すべてのエンターテインメントの要素が詰まった究極の超大作となっている。
スタッフ情報
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
原作:ホメロス「オデュッセイア」
製作:エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン
エグゼクティブプロデューサー:トーマス・ヘイスリップ
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
プロダクションデザイン:ルース・デ・ヨンク
編集:ジェニファー・レイム
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
VFXスーパーバイザー:アンドリュー・ジャクソン
特殊効果スーパーバイザー:スコット・R・フィッシャー
衣装デザイン:エレン・マイロニック
出演
マット・デイモン
トム・ホランド
アン・ハサウェイ
ロバート・パティンソン
ルピタ・ニョンゴ
サマンサ・モートン
ゼンデイヤ
シャーリーズ・セロン
配給・作品情報
配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画
公式サイト:映画『オデュッセイア』公式サイト
公式X:映画『オデュッセイア』公式X
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