映画『ヌーヴェルヴァーグ』ゾーイ・ドゥイッチ、11年越しに実現したジーン・セバーグ役への思いを語る 本編映像&インタビュー公開

『6才のボクが、大人になるまで。』『ビフォア』シリーズで知られるリチャード・リンクレイター監督の最新作『ヌーヴェルヴァーグ』が7月10日(金)より全国ロードショーとなる。このたび、本編映像とゾーイ・ドゥイッチのインタビュー、新場面写真が公開された。

『勝手にしやがれ』誕生の舞台裏を描く青春映画

『ヌーヴェルヴァーグ』は、1959年にジャン=リュック・ゴダールが手掛けた長編デビュー作『勝手にしやがれ』誕生の舞台裏を描く作品。ヌーヴェルヴァーグと呼ばれる革新的な映画運動の中心となった若き映画人たちの交流や創作の様子を映し出す青春映画となっている。

リチャード・リンクレイター監督は学生時代にヌーヴェルヴァーグに影響を受け、本企画を10年以上温めてきたという。本作は『勝手にしやがれ』のスタイルにならい、モノクロ映像、全編ほぼフランス語で制作。主演のゾーイ・ドゥイッチを除き、ほぼ無名のキャストを起用した。

2025年のカンヌ国際映画祭では大きな反響を呼び、ヌーヴェルヴァーグに影響を受けた映画監督の一人であるクエンティン・タランティーノが公式上映を2度続けて鑑賞したという。また、『カイエ・デュ・シネマ』誌の2025年ベスト映画TOP10で第8位に選出され、2026年ゴールデングローブ賞作品賞(ミュージカル・コメディ部門)にもノミネートされた。

ゾーイ・ドゥイッチ「彼女を知り、恋に落ちる過程が楽しかった」

本作でジーン・セバーグを演じたゾーイ・ドゥイッチは、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』でリチャード・リンクレイター監督と出会った当時から、本作とジーン・セバーグ役について話していたことを明かした。

ドゥイッチは、

「実は監督とは、約11年前に『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』でご一緒した頃から、この作品とジーン・セバーグ役について話していました。監督は本当に辛抱強い人で、ひとつの企画を長い時間をかけて育てていくタイプなんです。」

と振り返る。

役作りについては、

「ジーン・セバーグについて知り、彼女という人物を探求し、そして好きになっていく過程は本当に楽しい時間でした。」

とコメント。

『勝手にしやがれ』以前の出演作『悲しみよこんにちは』『聖女ジャンヌ・ダーク』を重点的に鑑賞したほか、本人のインタビュー映像も参考にし、話し方やアクセントを研究したという。

また、フランス語での演技については、プロデューサーのミシェルが発音指導だけでなく、ADRや翻訳など多方面で支えたことにも感謝を述べている。

オリジナル作品を繰り返し研究

劇中では『勝手にしやがれ』の撮影シーンも再現されており、ベルモンド役のオーブリー・デュランとともにオリジナル作品を何度も見返し、一つひとつの動きまで細かく確認しながら芝居を組み立てたという。

ドゥイッチは、実際に残されている資料に忠実でありながら、自分たちなりの解釈を加えるバランスを模索したことや、ラストシーンの手の動きの表現が特に難しかったことも語っている。

イーサン・ホークも驚いたリンクレイター監督の新境地

インタビューの最後でゾーイ・ドゥイッチは、本作に携わったスタッフやキャストへの思いを語るとともに、リチャード・リンクレイター監督と長年タッグを組んできたイーサン・ホークの反応を明かした。

ドゥイッチは、

「監督をはじめ、この作品に関わった全員が成し遂げたことは、本当に素晴らしいと思います。」

と語り、

「私にとって最高の賛辞だと感じたのは、監督と9度もタッグを組んでいるイーサン・ホークの言葉でした。彼は作品を観終えたあと、監督に向かって『本当にこれを君が撮ったのか!? 君のことはよく知っているけれど、本当に君が作った作品なのか?』と驚いていたそうなんです。それくらい、この作品は監督がこれまで手掛けてきたどの作品とも全く違うものになっています。」

と紹介した。

さらに、自身も完成した作品について、

「俳優として、自分が出演している作品を観るときは、できるだけ自意識を脇に置いて、一人の観客として作品を見るようにしています。でも、この映画に関しては、本当にただただ圧倒されました。」

とコメント。ジーン・セバーグへの敬意と徹底した役作り、そして映画史に残る『勝手にしやがれ』を新たな視点から描いた作品への確かな手応えを語った。

ジーン・セバーグの登場シーンを収めた本編映像が公開

あわせて公開された本編映像では、ゾーイ・ドゥイッチ演じるジーン・セバーグの登場シーンが披露されている。

映像では、当時すでにハリウッドで活躍していた若手女優ジーン・セバーグが、弁護士の夫フランソワ・モレイユとともにフランスのパーティー会場へ姿を現す。

マスコミからフランスの印象を尋ねられると、「お金にカーレースにダイヤモンド」とフランス語で応じ、その後夫に耳打ちされると「今のは冗談」と笑顔で訂正。「夫と一緒の穏やかで創造的な日々。友達もいる。ありがとう」と答える姿が描かれている。

瑞々しさと茶目っ気を感じさせるこの場面の後、ゴダールから長編デビュー作『勝手にしやがれ』のヒロイン役をオファーされ、映画史に名を刻む存在となっていく。

トレーラー動画

本編映像

予告編

スタッフ情報

  • 監督:リチャード・リンクレイター
  • プロデューサー:ミシェル & ローラン・ペタン
  • 脚本:ホリー・ジェント & ヴィンス・パルモ
  • 出演:ギヨーム・マルベック、ゾーイ・ドゥイッチ、オーブリー・デュラン
  • 協賛:Chanel
  • 配給:AMGエンタテインメント
  • 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ

商品情報

  • タイトル:『ヌーヴェルヴァーグ』
  • 公開日:2026年7月10日(金)全国ロードショー
  • 製作:2025年
  • 製作国:フランス
  • 上映時間:106分
  • 言語:仏語・英語
  • 音声:5.1ch
  • 画面サイズ:1.37:1
  • カラー:モノクロ
  • 原題:Nouvelle Vague
  • 日本語字幕:井村 千瑞

著作権表記

作品コピーライト:© 2025 ARP – Detour Development LLC

写真コピーライト:©JeanLouisFernandez

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