映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』完成披露試写会舞台挨拶に橋本環奈、長谷川博己、武田鉄矢らが登壇!

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2月3日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて角川映画40周年記念作品「セーラー服と機関銃 ー卒業ー」のジャパンプレミア特別試写会が行われた。

イベントには主演の橋本環奈、長谷川博己、武田鉄矢、大野拓朗、宇野祥平、前田弘二監督が登壇した。

橋本環奈は「本日は大勢の皆さまにお越しいただき誠にありがとうございます。多くのキャストの皆さま、スタッフの皆さまの力によってこの映画が完成いたしました。本日こうして披露することができてとてもうれしいです。」と挨拶。長谷川博己も「今日は最後まで楽しんで下さい。」と続くと、大野拓朗は「伝説のセーラー服と機関銃が復活!ゆかいな仲間たちとのトークとともに楽しんでください。」宇野祥平は「新たな想いでご覧ください。」と続けた。また武田鉄矢は「若い人と一緒に仕事をすると熱い思いが伝わってくる。(撮影時の)夏のいい思い出がよみがえってきます。ご覧いただく皆さんにもその楽しみが伝わるようにと思います。」と感慨深げに挨拶した。また前田弘二監督は「完成披露というこの日を迎えられて本当に嬉しいです。最高のキャスト・スタッフに囲まれ、自信を持ってご覧いただくことができる作品が完成しました。感無量です。」と想いを語った。

橋本は、年上ばかりの共演者の印象を聞かれると「武田さんとはちょうど50歳離れていることを先ほど知って、驚きました。皆さんいるだけで存在感の凄い方たちばかりだったのですが、その迫力に負けないように、全力でぶつかっていきました。」と自信をもって答えた。また1ヶ月間住み込んで臨んだ高崎ロケでの思い出を聞かれると「高崎を満喫しました。高崎名産のダルマに目入れをしたりして一時期7体に囲まれて一緒に寝たりしていました。」と当時のエピソードを披露した。大野が「メダカカフェにもダルマがありましたよね?」というと橋本は「あのダルマちょっと宇野さんに似ていましたよね」と笑いながら言い、宇野も照れ笑いしながら同意していた。

長谷川は「堅苦しい役が続いていたので、凄く楽しかった!アクションがたくさんあって最初は大丈夫かなと不安だったけど、やっているうちにどんどん楽しくなってきた。自分のアクションで一番の見せ場だと思うシーンがカットされていてそれがちょっと残念」と語り、前田監督は恐縮していた。

また大野と宇野が、一緒の車で現場に来るほど仲がよかったという話がされると大野は「僕は嫌だったんですけど、役作りをかねて一緒にいました。」と答えると宇野は「決別で良いですか(笑)」と返した。「劇中では立場が逆ですが役者として先輩なので飲みに行っても宇野さんが払ってくれました。」とフォローしていた。また橋本の組長ぶりを聞かれた宇野は「組長はしっかりしているので、怒られないようにしなきゃと思っていました。年齢って関係ないんだな。」と笑いをとりました。武田は「撮影が大変なのは承知で、私も経験がある。デビュー作でも20歳離れた高倉健さんが、とても気を使ってくれました。健さんにご恩返しというつもりも込めて、機関銃掃射のシーンで中々OKが出なかったとき、監督の言うことなんか忘れてやりたいようにやったらいいとアドバイスしました。若い人にはのびのびと演じてほしかったんです。」と語ると橋本は「名台詞の名シーンなので、成功させたいと思っていて考えすぎたのかもしれません。武田さんのアドバイスがあったから上手くでました。」と感謝の言葉を述べた。前田監督は「相米監督の作品が凄く好きで、ジャンルを超えてスカッとできる娯楽映画を目指しました。」と語った。

ここで本日【2月3日(木)】に17歳の誕生日を迎えた橋本環奈に対して、登壇者と会場の人たちでサプライズで誕生日を祝った。 機関銃をかたどった特製ケーキが運ばれ観客から「組長!お誕生日おめでとう!!」という掛け声がかけられると、「誕生日なんて気づいていなかった、こんなに大勢の方に祝われるのは初めてなのでとてもうれしいです!」とコメント。主演を務めさせていただき、また主題歌も担当させていただきました。この映画をきっかけに芯のある女優さんになっていきたいと思いますし、演技も歌ももっともっと頑張っていきたいです。」とこれからの抱負を元気よく語った。

また武田から“送る言葉”として“環”という文字が「ある人が衣装を着て願い事を秘め王のように進むのを目が見守っている、この字の持つ意味を刻んで17歳も邁進してほしい。」と言葉をもらうと橋本は「本当に一生私の先生は武田鉄矢さんです!」と感激した様子だった。

最後に橋本が「この映画の製作発表を行ったのが2015年の6月23日。そこから約8カ月、あの時手元にあったのは未完の台本でした。それから多くの方に喜んでいただける作品を作ろうという思いでやって来ました。会見でプレッシャーを封印すると言いましたが、重圧が沢山ある中、そううまくはいきませんでした。皆さんから沢山の勇気をいただき、どう臨んでいけばいいのか教えてくれたのが、監督・共演者の皆さんでした。前田監督は時に厳しく、時に優しく、色々と指導してくださいました。長谷川さんは月永そのもので、撮影初日からその迫力に魅了されました。大野さんと宇野さんとは真剣勝負のアドリブのシーンをやらせていただき、少し重圧から解放されました。武田さんはいるだけで空気が変わりました。境地に達した俳優さんはこういうものだというのを感じさせていただきました。この作品に携われたことは私の財産です。この映画に関わってくださったキャスト、スタッフの皆様、そして応援して下さる方々に御礼申し上げます。そして、本日も福岡から来てくれているのですが、陰ながら支えてくれる両親と家族にも改めて御礼を言いたいと思います。本当にありがとうございます。私にとって人生でただ一つの初主演映画が完成しました。夢の途中でしたが、いよいよ夢の幕開けです。本日は皆さん誠にありがとうございます。」としっかりとした挨拶で締めた。

[取材・写真:ハウル沢田]

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武田鉄也

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【STORY】
18歳、高校三年生の星泉(ほし・いずみ)には、組員わずか4名の弱小ヤクザ・目高組の組長という驚きの過去があった。伯父を殺した敵を機関銃で襲撃する大事件を起こしたあと、組は解散。いまは、シャッター商店街の中で「メダカカフェ」を経営し、「組長」あらため「店長」として活躍する日々。卒業を間近に、普通の女子高生としての日常を取り戻していた。そんなある日、ニセモデル詐欺に巻き込まれた友達の相談から、泉の周辺には、ふたたび危ない影が忍び寄ってきて…。

『セーラー服と機関銃 -卒業-』
3月5日(土)全国ロードショー
配給:KADOKAWA
(C)2016「セーラー服と機関銃-卒業-」製作委員会
公式HP:http://sk-movie.jp/

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