9月9日発売 バンダイナムコエンターテインメント『Tales of ARISE』 先行プレイインプレッションレポート 【読者プレゼントあり!】

 

9月9日に発売された『Tales of ARISE』を編集長の畑がひと足お先にプレイしたのでそのインプレッションを紹介する。

コラムの最後には抽選プレゼントの案内もあるので奮って参加してほしい。

 

【畑編集長のインプレッションレポート(シリーズでは『ハーツ』が一番好き)】

 

『テイルズ オブ』シリーズに初めて触れたのはPS版『テイルズ オブ デスティニー』(以下省略タイトルで表記)の体験版だったと思う。あのときはPSのソフトに色々と体験版を入れるのが一種のムーブメントになっていて、特にナムコは発売前、後に関わらずタイトルを詰め込んで遊べるようにしていた(確か『R4』だったかな)。それから本格的に友達の家でPS1版『デスティニー』をプレイして、1作目の『ファンタジア』とシリーズをプレイしていった。

『テイルズ オブ』シリーズはスーファミ時代から声優が起用されてアニメのように技を叫ぶのと、主題歌もあったのが当時としては強烈で、他にも同じような要素を持ったゲームはあってもアクションの相性が良くてとにかく豪華なゲームだと子供ながらに感じた。

 

おっと、そういえば忘れてはいけない話がある。

最近エンタジャムの生放送でも話したけど、ジャンクハンター吉田の自宅にAmazonから恐怖新聞の如くPS4のパッケージが前触れもなく投函されたかと思いきや、開けてみると『Tales of ARISE』の体験版のパッケージが入っていたらしい。

僕もAmazonでそれなりにゲームを買っていた時期もあれば、『テイルズ オブ』シリーズはほぼ全作遊んでいるにも関わらずなんでこの投函がなかったのか本当に謎。吉田さんも話していたけど、「テイルズは初作しか遊んでいないのになんで投函されたのか不思議。マーケティングとして力入れてるのはわかるけど、マッチングしてねぇよ」という言葉の通り、あの選定基準は一体何だったんでっしゃろ?あー悲し。

 

 


そんな悲しい話はさておき、今回紹介する『ARISE』は前作から5年ぶりのマザーシップタイトルという事で、今年楽しみにしていたタイトルの一つ。エンタジャムでは何度かリリース紹介記事として取り扱ってきたけど、僕自身は事前情報を全くと言っていいほど見ていない。小学生の時からの慣習を守って体験版もプレイしないで待ち続けてきた。それほど期待していた。

先に全体の感想を話すと、いい感じに『ベルセリア』の戦闘システムを今風にアップグレードしつつ、昔ながらの『テイルズ オブ』に軌道修正しているメリハリのあるもので、ストーリーも古き良き反乱ストーリーに『テイルズ オブ』らしさの良い意味での癖のある作りでとても楽しいものだと思う。

 

 

ざっと今作のストーリーを紹介すると、自然豊かな惑星ダナが科学と魔法の発達した惑星レナから侵略され、300年にわたって隷属化されてしまう。ダナの青年で訳合って鉄仮面をかぶっている主人公のアルフェンは触れる者に激痛をもたらす「荊」という呪いを持つレナ人のシオンと出会う。アルフェンは痛みを感じない体質でこれのおかげかシオンに触れても「荊」の影響を受けなかった。二人はレナとの戦いに共闘し、ダナの解放を目指す。という感じで触りはすごくわかりやすい圧政者に対する反乱ストーリー。昔ながらのRPGのテーマで割と長年RPGを楽しんだゲーマーにも受け入れられるんじゃないかと思う。

キャラクターもシリーズ中期のアニメアニメしたようなキャラ付け感はなく、かなりリアリスティックに寄った作りになっていて、幅広い層を狙って作っているんじゃないかと推測。

 

バトルシステムも、2010年代のシリーズ作品と比べると割と簡素化されていていて、3時間ほど触ればだいたいのシステムが体感的に習得できるかと思う。『テイルズ オブ』作品には特技、奥義や術といった術技がある。通例のRPGだとMPとかの特別な技を消費するゲージの残量とこれを回復する宿屋やMP回復アイテムと相談しながらゲームを勧めていくことになるけど、ある時から『テイルズ オブ』作品はそういった悩ましポイントを大きく削除した。

 

 

「AG(アーツゲージ)」というシステムに置き換えて、これを消費して術技を発動させる。これはバトル中、時間の経過とともに自然回復するため、バトル時の自分の行動に大きな枷をはめることなく自由にかつ大胆にアクションをすることができる(ゲームが進むとキャラクターの成長アビリティで回復手段が増える)。

『テイルズ オブ』作品は最初期からRPG作品の中でもアクションの傾向がかなり強くて、YouTubeなんかの動画サイトでは強敵をお手玉のようにして一方的に撃破するテクニック動画が上げられている。このゲームは物語の終わりを見届けるだけでなく、如何にして効率良く、格好良く、華麗にバトルを極めていくかという探求プレイも魅力の一つ。

 

今作かなりオモシロイと思ったのが、「AG」とは別の新システム「BG(ブーストゲージ)」を消費するブーストアタック。これはパーティーに参加している各キャラクターにそれぞれ割り当てられているもので、実行するとキャラクターごとに異なった効果が発現する。

例えばシオンのブーストアタックは、地上攻撃が当たらない空中にいる敵キャラに対して当てると地面に叩き落されるだけでなく、少しの時間地面に突っ伏しているので戦局を有利に進める事ができる。術技攻撃を得意とするリンウェルは敵キャラクターが術攻撃を発動する前に唱える「詠唱」を無理やり止める上に、その術を自分の物としてストックすることができたりと、かなりユニークな作りとなっている。

さらに特殊な条件が揃ったら敵を一撃で葬り去る「ブーストストライク」というシステムもあり、これを活用すると戦闘がより爽快になるのに加えて、早めに戦闘が終わるのでサクサクゲームが進行する。最近の何かと忙しい現代人にはありがたいシステムだ。とはいってもプレイスキルが必要になるのでそのへんの塩梅も良く出来てる。

 

 

今作の戦闘システムは全体的にプレイヤー側に自由を与えているので、一見するとかなり有利な設計になっているとは思う。じゃあ敵が可哀想なほど弱いのかというとそうでもなく、敵も攻撃に対して仰け反らないスーパーアーマーが強めに設定されていたり、癖の強いギミックを用意していたりとプレイヤーが攻撃一辺倒で押しきれないように面白く調整されている。

 

キャラクターの成長システムは昨今のアクションゲームに多く採用されているスキルボードと似たようなものが採用されている。このゲームでは「スキルパネル」という名称で、ストーリー中にキャラクターが「称号」を得ることで習得スキルが増えていく。称号で得られるスキルの中にはさっきも紹介したAGの最大値を上げたり、回復するものや、BGのゲージ増加効率を上げるものがあり、個人的にはこれらを優先して習得していくとゲーム全体が楽になるのと、テクニカルなゲームプレイができるようになるのでオススメ。

ただ一点、このスキルパネルに関連して苦言を言いたいのが、この画面ではあまりにも文字が小さいということ。我が家は32インチのモニターを使っているのだけど、僕が歳を食ったのかモニターが小さいのか(十分承知している)、文字が小さい。テレビから離れてゲームをプレイする今年32歳の良い子には乱視矯正のメガネを掛けていても辛い。一応拡縮という機能もあるけど称号のアイコンがでかくなるだけであまり意味が無い。

ここはなんとかアップデートで改善してほしいと思うポイントだ。

 

 

さて、RPGといったらストーリー、バトルときたらあとはフィールドのお話。

今作のフィールドはいろんなゲームで採用されている色んな所に好き勝手歩けるオープンフィールドではなく、昔ながらのRPG的な移動制限のあるフィールドが採用されている。右上のマップを見てもらえればわかるが、マップで操作キャラクターの歩けるところに地図としての区切りが作られており、そこが歩ける限界線となっている。

 

 

最近は様々な場所に探索する事を楽しみとするゲームが多い中、不自由を感じるかもしれないけど自分としては道に迷うことが少ないので非常に助かる。というか、色んなところを歩かされても結局マップを覚えきれないので、ある程度歩けるところの区分けをしてくれたほうが大いに助かる。

 

 

加えて、これから進む目的地マーカーもマップ画面から確認することができるのでこれからどのように移動すれば良いのかシミュレートしやすいのがありがたい。別にさっさとゲームを終わらせたいとかそういう意味ではないけど、歳をくったせいか、昔よりも、というか5年前に比べて随分ゲーム上の道を覚えられなくなってきた。最初はこのマップシステムも慣れるのに時間を要したのだけど、慣れるとかなりゲームの進行速度があがった。それと同時に自分の頭が徐々に老齢化していく悲しい現実に直面。

『テイルズ オブ』シリーズといえば、豊富なサブイベントも外せない。今作も従来の作品と同じくらいサブイベントが豊富で、サブイベントのマーカーと、目的地付近にワープするファストトラベルも活用してそれなりにサクサクと進められてきている。ただ、なぜかファストトラベルが使えないタイミングが生じるのは困る。これが不具合なのかわからないけど、マップ移動で手間取るプレイヤーのためにこの辺は解消して欲しいと思う。僕の場合はまだそこまで位置の把握、同じ場所をグルグルと移動するといったところまで深刻ではないけど、もう少し便利にしても良いとは思う。

 

 

 

とまぁ不満に思うことはあれども、5年ぶりの新作『テイルズ オブ』は古き良きRPGの匂いを残しつつ、新しくも取っつきやすいアクションゲームにもなっているのでかなり好感触だ。

 

 

 

 

今回エンタジャムでは、『Tales of ARISE』のPS4版、PS5版をそれぞれ1名の方にプレゼント。

 

応募方法はエンタジャムのTwitterアカウントをフォローして、下記のTweetをリツイートするだけ(PS4版、PS5版でそれぞれ対象Tweetが異なります)。

 

 

 

応募期間は9月26日(日)23:59まで。

奮ってご応募ください!

 

当選結果の発表は当選DMをもってかえさせていただきます。

当選連絡の際、グッズ郵送のため当選者様の住所、氏名をお伺いいたします。

グッズ郵送後は速やかに住所等の個人情報を破棄いたします。

予めご了承ください。

 

 

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