劇場版ハイスクール・フリート 先行上映会レポート

【取材・文 畑史進】

1月18日公開の『劇場版 ハイスクール・フリート』の先行上映会が1月12日にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、上映後に艦橋要員の岬明乃役の夏川椎菜、宗谷ましろ役のLynn、西崎芽依役の種崎敦美、知床鈴役の久保ユリカによるトークイベントが行われた。

 

本作は日本列島の殆どが海中に沈んだ世界を舞台にしており、登場人物たちは会場の保安と防衛を担う職業のブルーマーメイドになるべく、養成学校に入学し、海洋実習に際して戦艦に乗艦するというストーリー。

2016年のTVアニメシリーズ終了後は横須賀市とタイアップしたイベントが数多く行われ、翌2017年にはOVAが販売。TV開始から3年の時を経て制作された劇場版にファンの期待も高まっていることだろう。

この日は本公開一週間前の先行上映とあって、一足早く本作を目にするために多くのファンが駆けつけ、キャスト陣もこの熱量に応える作品愛あふれるトークを展開するファンにとって嬉しい内容のイベントとなっていた。

 

温かい拍手に迎えられての登壇後に4人各々が「ヨーソロー」との掛け声の後に挨拶をおこなうと、この日の昼に行われた三笠イベントを振り返りつつトークイベントが始まった。

本作について話を振られると夏川は「アニメで深まった関係の先が本作にあり、ましろとも夫婦のように二人三脚で解決するのが映画で楽しめるかと思います。お風呂のシーンでも実際の夫婦はあそこまで仲良くないですよね」。と話しつつ、第1話での出会いからから随分変わったことを懐かしそうに振り返った。

種崎は「テレビと変わらない2人がいるんですが、船での役割でも仕事もそれぞれ得意不得意が出て面白いなと思いました。」と映画でのシーンに触れつつキャラクター分析の所感を話した。久保はTVアニメと劇場版に登場するキャラクターの総数の違いを触れつつ、「セリフは少なくなっているのにキャラクターの濃さを強くしているのが印象でした」と話し、自身の演じた鈴は色々な表情を見せながら叫んでいたんじゃないかと振り返り、会場の笑いを誘った。

 

その後今作のアフレコ現場について聞かれると夏川が「登場するキャラクターが多いため、キャストも多くなり、ブース内の酸素が少なくなった」と話し、アフレコ時期も夏でエアコンが使われているはずなのにも関わらず、あまり効きが良くない上、キャストも全員がブース内に入り切らないため、ブースの内外が常に暑かったと現場の様子を振り返った。

 

MCから本作の印象的な出来事、シーンについて聞かれると夏川は「今回は大和の艦長も出てきたりするんですが、強い人達なのでそういう人たちの活躍も見てみたいなと思いました」と話し、続いてLynnから「宗谷家のシーンももっと見てみたいですね、あそこだけスパイ映画みたいなので」と本作に期待しているファンにとって興味をソソられる話も飛び出した。

最後に久保から「EDで掛かっている曲かっこいいね!」と振られると、夏川が「だれが歌っているんだろうね?」ととぼける一面を見せ、MCからも曲の挿入が凄く良いと評価するとそこからTry Sailのメンバーでもある夏川から曲に関するトークがマシンガン的に炸裂して会場を沸かせた。

 

 

最後に登壇した4名から

夏川「このハイフリという作品に関わって3~4年経つんですが、とても幸せで、改めてこの作品で晴風の艦長をやらせていただいて嬉しいです。新しいキャラクターたちも魅力なので、ぜひ新しい押しのキャラクターを見つけてください!」

Lynn「TVアニメシリーズで一つの仲間、家族になった晴風のメンバーが新しい人達と出会って、成長し、みんなの絆が深まることにぐっと来ました。ここから更にキラキラと素敵になるかと思います。引き続きよろしくおねがいします」

種崎「映画を見て何度か泣いてしまって、晴風メンバーは可愛いのに、絆と度胸があってすごいなと思っています。これも応援している方々がいるからだと思っています。この環境で見られるのがすごく楽しみです、一緒に面白い映画だぞと宣伝しましょう!」

久保「劇場やりますよと聞いてから時も経ちましたが、更にブラッシュアップされるということで2度楽しめるのではないでしょうか?私達も劇場で見られるのも楽しみにしていますし、これから先もハイフリを続けたら幸せだと思います。」

と今週末に公開される本作への期待を高めるコメントで締め括り、大盛況のうちにイベントの幕をおろした。

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