映画『セカイイチオイシイ水』完成披露試写会舞台挨拶レポート

本作の主人公・明日香を演じるのは、全日本美声女コンテストで14,434人の中からグランプリを受賞した辻 美優。美声女ユニット「elfin’(エルフィン)」でアーティストとして活動し、劇場前売り鑑賞券の特典オリジナルポストカードのイラストも担当。フィリピンに伝わる「マロンパティの涙の伝説」を

イメージした、可愛いポストカードになっている。

また主題歌には辻 美優と花房里枝が所属する美声女ユニット「elfin’(エルフィン)」の「アンルート」が決定!elfin’は、“容姿”と“声”という人の印象を司る2つの要素に“美しさ”を兼ね備えた、次世代のニューヒロインを発掘する「全日本美声女コンテスト」をきっかけに結成された、アーティスト・女優・

声優・モデル・タレントなどマルチに躍動する注目の4人組美声女ユニット。

フィリピンでの水道建設工事の立ち上げから関わり、反日感情が強い現地でも、その誠実な人柄と情熱で皆から最も信頼される、アジア協会アジア友の会・岩田役に赤井英和。現地ボランティアとして、明日香の指導にあたる青年・田中役に男劇団 青山表参道Xの一員として活躍の場を広げている、

新井裕介。更に、辻 美優と同じくelfin’に所属する花房里枝の他、前川泰之、岡千絵、角田信朗、蝶野正洋、橋本マナミ、篠原信一、森次晃嗣など豪華俳優陣が脇を固め、物語に奥行きをもたせている。

監督・脚本は、本作が長編デビュー作となる、新鋭・目黒啓太。

■STORY 世界には安全な水が供給されずに死んでいく子供たちが、今なお年間100万人以上いる―

フィリピンの首都マニラから300キロ南にあるパナイ島の田舎町パンダン。海水混じりの井戸水しかないパンダンでは、多くの村人が腎臓病などに悩まされていた。友人に誘われ軽い気持ちで、パンダン水道建設工事プロジェクトにボランティアとして参加した女子大生・明日香。だが戦争の禍根から日本人に反発する現地の人々、灼熱の中での作業など、多くの困難が待ち受けていた。
そんな中、明日香を優しく迎え入れてくれたのは、5歳の少女アミー。2人は絵本と折り紙を通して仲良くなっていく。しかし、アミーも重い腎臓病に蝕まれていた…。

【以下プレスリリース文掲載】

この度、日本とフィリピン両国のボランティア達の献身により、戦争の傷を乗り越え9年もの歳月を費やし完成した、フィリピン・パンダンの水道建設工事にまつわる感動の実話を描いた、映画『セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙~』が、2019年9月21日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開いたします。

■レポート

フィリピン・パンダンの水道建設工事にまつわる、日本とフィリピンのボランティアたちの感動の実話を描いた映画『セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙~』が9月21日より公開される。その直前となる9月10日には東京・渋谷のユーロライブにて完成披露舞台挨拶が行われ、美声女ユニットelfin’のリーダーで主演の辻 美優、共演の赤井英和、そして目黒啓太監督が参加した。

映画初出演で初主演の辻は「海外の長期滞在は初めてでフィリピンも初めて。不安もあったけれど、ワクワク感でいっぱいでした。現地の暑さもあって、改めて水の大切さを感じることができました」と映画の内容にかけつつ、初々しい感想。アミー役の子役との共演には「撮影で会うたびに駆け寄って来てくれて、とにかく可愛かった。日本から持っていた折り紙で風船を作ったら凄く喜んでくれて、そういったコミュニケーションも演技に役立ちました」と懐かしそうに振り返った。

赤井は「アジアの国々の情勢を知りながら、困っている人に手を差し伸べる奉仕の精神を持った人」と自身が演じた役柄を紹介し「フィリピンのエキストラの方と撮影のためにトンネルを掘る毎日で、ランチタイムのときにエキストラの方が僕のためにわざわざお弁当をとって来てくれた。優しい気遣いを感じました」と感謝した。

目黒監督は「辻さんとは演じる上で色々な話をして、キャラクターを“普通の人”に落とし込まないでほしいとお願いしました。辻さんは多彩な方なので、僕の意向をくみ取ってお芝居をしてくれました」と勘の良さを指摘。それに辻は「私が演じた明日香は、ボランティアも初めてでフィリピンも初めてという役柄。それが私自身と似ていると思

った」と共感を寄せていた。

一方、赤井について目黒監督が「赤井さんが『明日香おかえり』というアドリブ演技が印象的でした。そこが僕は大好きです」と打ち明けると、当の赤井は「覚えていません!」と驚きの即答。辻も「私もそこが印象深かったのに…。もう一人のお父さんと感じられるいいシーンでした」とお気に入りシーンのようで、赤井は「きっと心の底から出た言葉だったので覚えていないんでしょうね~」と大慌ての釈明で笑わせた。

また映画の内容にちなんで「人生の転機」を聞かれた赤井は「35年前にボクシングの試合で大けがをして、30歳で映画『どついたるねん』で役者デビューできました。何もないところから役者として今に至る。そこから役者を続けて来られたのは、まさに人生の転機」とシミジミ。同じ質問に辻は「2014年の『全日本美声女コンテスト』でグランプリをいただけたこと」と振り返り「そこからアーティストや女優、声優などマルチに活動をさせていただき、まさに人生がひっくり返ったような体験でした」と打ち明けた。目黒監督は「この映画に関われたことが転機。商業映画も初で、こんなに素晴らしいお二人とお仕事ができて、かつ舞台挨拶にも参加させてもらい、凄くありがたい事です」と初々しかった。

辻が所属するelfin’が主題曲「アンルート」を歌っており、辻は「映画を最後まで観ていただき、余韻に浸りながら歌詞を重ね合わせて聴いてほしいです。歌詞に込められたメッセージも見えてくるはず」とアピール。映画公開に向けては「実話を基にした物語で、日本とフィリピンの国境を超えた絆の物語でもあります。みなさんの心の中で少しでも何か感じるものがあれば嬉しいです」と期待を込めた。

 

タイトル:セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙~

辻 美優(elfin’) 赤井 英和

前川 泰之 新井 裕介 花房 里枝 岡 千絵 橋本 マナミ 蝶野 正洋 角田 信朗 篠原 信一

森次 晃嗣

BONG CABRERA SUE PRADO MIEL ESPINOZA ERMIE CONCEPCION

原作:「マロンパティの精水 いのちの水の物語」小嶋 忠良(PHP研究所) 原案:湯川 剛

監督・脚本:目黒 啓太 音楽:勝瑞 順一/前田 哲彦 撮影:谷 峰登

プロデューサー:山本祥生

主題歌:elfin’「アンルート」(EXIT TUNES)

製作:セカイイチオイシイ水製作委員会

協力:公益社団法人アジア協会アジア友の会 フィリピンアジア友の会

株式会社OSGコーポレーション 株式会社ウォーターネット イオングループ労働組合連合会

企画・制作:株式会社パラサング 配給:太秦

【2019/日本/DCP/91分】

©セカイイチオイシイ水製作委員会

公式サイト:www.sekamizu-movie.com

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