工藤将亮監督の長編デビュー作 『アイムクレイジー』 主演の古舘佑太郎&桜井ユキが、 新人監督・工藤将亮に見せた最大のリスペクト!舞台挨拶

【以下プレスリリース文掲載】

『アイムクレイジー』が8月24日(土)に初日を迎えました。

本作は、プチョン国際ファンタスティック映画祭2018にてNETPAC賞(最優秀アジア賞)を受賞し、行定勲監督や白石和彌監督の元でキャリアを積んだ工藤将亮監督(35)のデビュー作。バンド“2”のボーカル/ギターでもあり、若き才能溢れる俳優、古舘佑太郎(28)と、今後も出演作が続き快進撃を見せる実力派女優、桜井ユキ(32)が熱演しております。シアター・イメージフォーラムにて開催いたしました初日舞台挨拶の模様をご報告いたします。是非ご紹介のほどご検討ください。

本日は公開の初日を記念して、工藤将亮監督、主演の古舘佑太郎さんと桜井ユキさんにお越しいただきました。

出会いについて…

工藤将亮監督「古舘君とは下北沢の飲み屋で、知人を介して知り合ったのが初めてです。その時に映画に出て欲しいとお願いしたのがきっかけでした。桜井さんに関しては、白石和彌監督の映画『日本で一番悪い奴ら』のオーディションの時に出会ったのが初めてでした。」

監督の第一印象について…

古舘佑太郎「最初に会ったのが4年前くらいですよね。友達から『古くんに会いたいという人がいる』と言われて下北に行ったんですよ。そしたら監督がいて、その時は完全に初めましてだったのですけど、全然そんな感じがしなくて、映画『太陽の塔』の話をしたんですよね。」

監督「小説をもともと映画化しようとしていて、古舘さんの書いている曲と古舘くんのこの風格がドンピシャだったんですよ。で主役と音楽をやってほしいとオファーしたというのがはじまりでした。」

古舘「その時『映画の最後で、渋谷で街をグチャグチャにして、自分も警察に捕まる覚悟だから。自分は捕まってもいいからヤバい撮影をしよう』言っていて、ちょっと一瞬怖くなった(笑)っていう印象ですね。」

監督「この作品では描かれてないですけど、描きたかったなあと思っています。渋谷でテロを起こす話だったんですけど。(笑)」

桜井「監督とは、お話を頂いて、撮影に入る前に一度制作会社であってお話させていただいたのですが、一見ちょっと怖そうというイメージがあったのですが、とても物腰柔らかといいますか、見た目とギャップのある方だなと思いました。お話の内容も割と繊細なお話をしたのを覚えています。古舘くんは作品に入る前の本読みでお会いしたんですけど、お互いあまり前のめりで喋るタイプではないので、あまり会話することもなく、撮影に入ってから静かに話し出し、最後の方はすごく盛り上がっていました。」

曽我部さんとの思い出について…

古舘「ミュージシャンとして大先輩であり、大好きな方なので、監督も好きと言っていて、その時に『曽我部さんってどうですかね?』と提案したら、『流石に出てくれないでしょ!」というところから、結局『曽我部さんに決まった!』と聞いて、びっくりしました。」

監督「元々イメージは曽我部さんだったので、(台本にも)“曽我部”という役名を使っていたのですが、『役名どうします?』と聞いたら、『そのままでいいんじゃないですか』という経緯でした。」

桜井「下北沢でセッションの撮影をしたのですが、健吾役の子役の方もいて割とワチャワチャやっていたので、すごくお父さんのような、すごく暖かい雰囲気をお持ちの方でした。」

そこに健吾役の佐々木聖輝くんが登場し、桜井が「ああ!大きくなっているー!」

佐々木「健吾役の佐々木聖輝です。」

司会「撮影はどうでしたか?楽しかった?」

佐々木「うん」と頷く。

監督「気球乗った時に号泣して、本番直前に『乗らない』と言い出して、ちょっと焦りましたが(笑)」

最後に…

古舘「監督は、作品を作るためにそういう感情にしているのではなく、その感情があるから作品にしたいという方だなと思っていて、本当に一度もぶれたところがない。怖いくらい真っ直ぐなところがあって、だから一番監督の正直な部分が出ているんじゃないかな思って、今日皆さん見て感じたことを正直に感じて、広めてくれたらいいなと、まっすぐな感想を聞けたらいいなと思っています。今日はありがとうございました。

桜井「作為なく、すごくエネルギーに溢れた作品だなっていうのは、台本を頂いた段階で思っていたのですが、出来上がった作品を見て更に感じ、工藤監督がこれからたくさん作品を撮っていく中で、第一作目に携われたのはありがたいことです。作ったものを観て頂くことで、作品が前に進んでいくものですので、『見たよ』ということを誰かにお話ししてくださることだけでもとても広まっていくものだと思うので、引き続き宜しくお願いいたします。」

佐々木「みてね!」

監督「青臭くて不器用な作品なのですが、嘘はなく作っている。みんなどこかで社会と折り合いをつけて妥協しながら生きている人がいっぱいいると思うのですが、どこかで自分の決めた道に進んでいくことに立たされるという瞬間にこの映画を思い出していただいて、進んでいただければ幸いだなと今は思います。」

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