伊藤健太郎、変態性が開花? “ブルマの匂いを嗅ぐ”のは日常茶飯事!? 玉城ティナの暴露にタジタジ 映画『惡の華』完成披露舞台挨拶

【写真・ハウル沢田】

【ストーリ―】
あの夏、僕は仲村さんと出会い、リビドーに目覚めた。 山々に囲まれた閉塞感に満ちた地方都市。中学2年の春日高男は、ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所に、息苦しい毎日をなんとかやり過ごしていた。ある放課後、春日は教室で憧れのクラスメイト・佐伯奈々子の体操着を見つける。衝動のままに春日は体操着を掴み、その場から逃げ出してしまう。その一部始終を目撃したクラスの問題児・仲村佐和は、そのことを秘密にする代わりに、春日にある“契約”を持ちかける。こうして仲村と春日の悪夢のような主従関係が始まった・・・。仲村に支配された春日は、仲村からの変態的な要求に翻弄されるうちに、アイデンティティが崩壊し、絶望を知る。そして、「惡の華」への憧れと同じような魅力を仲村にも感じ始めた頃、2人は夏祭りの夜に大事件を起こしてしまう・・・

【以下プレスリリース文掲載】
累計発行部数300万部を記録する押見修造の人気コミックを原作とした、映画『惡の華』が9月27日(金)より全国公開致します。

鬱屈とした青春と、行き場のない衝動を描き、思春期の暗黒面をえぐり出した本作で主役・春日高男を務めるのは、今最も勢いに乗る若手俳優の伊藤健太郎。春日の中に自分と通ずる何かを見つけ、執拗につきまとう仲村役には、「ViVi」の専属モデルを卒業後、女優として大躍進を続ける玉城ティナ。春日が片思いをするクラスのマドンナ・佐伯奈々子役には、雑誌「ニコラ」で注目を浴びた16歳の次世代モデル、秋田汐梨が数百人以上のオーディションを経て大抜擢されました。そして、今回初の映像化となる高校時代、お互い文学が好きなことをきっかけに春日と交流を深める常磐文役に、モデル、女優と大活躍中の飯豊まりえが扮するなど、最旬キャストの共演も見逃せません。

原作「惡の華」は、別冊少年マガジンに2009年から5年間に渡って連載され、「このマンガがすごい!2011」にランクイン、「マンガ大賞2012」にもノミネートされ、コミック連載中にはテレビアニメ化・2016年に舞台化を果たしました。そして今回、原作者の逆指名によりメガホンをとったのは井口昇監督。瑞々しいタッチで青春を描き続ける岡田麿里の脚本との化学反応が見事に生まれ、思春期に、今、苛まれているすべての少年少女と、かつて思春期に苛まれたすべての少年少女に捧げる映画が誕生しました。

この度、映画の公開に先立ちまして本日完成披露舞台挨拶を実施致しました。主演の伊藤健太郎、玉城ティナをはじめ、飯豊まりえ、秋田汐梨という最旬キャストに加え、井口昇監督が撮影の裏側を徹底トーク!また、映画で描かれる思春期の暴走にちなんで、キャストたちが実際に体験した青春の暴走エピソードを各キャストが発表し大盛り上がりのイベントとなりました。

押見修造氏による累計発行部数300万部突破の人気コミックを映画化し、9月27日に全国公開される『惡の華』。8月8日(木)に東京のTOHOシネマズ 日比谷にて完成披露舞台挨拶が行われ、伊藤健太郎、玉城ティナ、飯豊まりえ、秋田汐梨、そして井口昇監督が出席した。

思春期の暗黒面を体現する春日高男役の伊藤は「難しい役で、これまで挑戦したことのないタイプの役。演じるにあたり少年の心になることが大事だと思って、当時の自分と向かい合って目線を同じにする作業から入りました。撮影期間はお酒をやめたり、結構大変でした」と熱演報告。春日の中に自分と通ずる何かを見つけ執拗につきまとう仲村役の玉城は「原作キャラクターが確立しているので、そこを崩さず超えていかなければというプレッシャーがあった。撮影中は原作のコマを写真に撮ってそのシーンの前に見返したり、待ち受け画面にしていました」と驚きの役作りを明かした。

文学好きが高じて春日と交流を深める常磐文役の飯豊は「二人に比べて穏やかな撮影だった」と笑顔も、終盤の3人で極寒の海に浸るシーンに触れて「思った以上に寒くて、人間の体ってこんなに小刻みに動くんだと思うくらいに底冷えした。全身が濡れるので撮影は一発本番。二人が完璧な芝居を見せてくるので、そこに入っていくのに緊張した。二人がガンガン来るから…」とハード場面を回想。すると伊藤は「波のひきが凄いのに、2人ともガンガン行くから、俺はレスキュー隊みたいな感じだった。自分も波に引きずられていくので『これどうするの!?』となった」と危機一髪な舞台裏を紹介した。

春日が片想いするクラスのマドンナ・佐伯奈々子役の秋田は「胸キュン少女漫画しか読んでこなかったので、衝撃的だった」と本作との出会いに絶句も、井口監督からは「50人くらいいた候補の中でもずば抜けた演技力があった。こんなにもダークな芝居ができる人は秋田さんしかいない!」と太鼓判。伊藤も「例えセリフであっても『ガッカリした』と言われたときはリアルに傷つくくらいに胸に刺さって『ああ、ごめんなさい…』となった」と秋田の演技力に翻弄されたようで、玉城にも責められるというシチュエーションには「もうボッコボコというか、ビンタも鼓膜が破れるかと思った」と戦々恐々。それに玉城は「結構ガチでやらせてもらいました」とニヤリとしていた。

ブルマを履いている伊藤の姿も衝撃的で、玉城は「人生で男性にブルマをはかせることは今後二度とないと思う。はかせられて良かった」と満面の笑み。盗んだブルマの匂いを嗅ぐという姿を見せた伊藤には「慣れていたじゃん!」「日常茶飯事でしょ?」と畳み掛けるドSぶりで、伊藤を「バカ言ってんじゃないよ!」と慌てさせていた。そのブルマを嗅ぐシーンは撮影初日に行われそうで、伊藤は「今までブルマの匂いを嗅いだことなんてないし、どうしようかと。井口監督からは『ブルマの繊維、分子すべてを吸い取ってくれ!』と言われて、この人何を言っているのか…と。でも撮影初日にそのシーンを演じたおかげで、春日の変態的な気持ちを理解することができた」と未知なる扉を開いていた。

映画の内容にちなんで自身の青春時代を振り返る流れになると、玉城と同じ高校に通っていた飯豊は「ティナは頭が良くてモテモテ。男子からアタックされている姿を見たこともあります。クラスでも人気者で、仕事の忙しいティナを励ます会が開かれることもあった」と玉城のリア充ぶりを証言。しかし当の玉城は「そんなことあった?すごーい」と完全に他人事。飯豊から「なんで忘れてるのよ!」とツッコまれていた。

一方の伊藤は「今でもよくつるむ地元の仲間たちと楽しい青春時代を過ごしていました。でも今考えたら先生に『スイマセン!』なこともあって…。今では足を向けては眠れない恩師には、ぜひ自分が主演を務めた今回の作品を観てほしい。主演作で恩返しができたら嬉しい」と照れつつも呼びかけた。

最後に井口監督は「高校時代の自分と同じように、自分の居場所が見つけられない方に観てほしい。そんな悩める方々の救いになるような作品になれば」とアピール。主演の伊藤も「過激な作品ではあるけれど、根っこの部分には思春期を過ごしたことのある人ならば誰でも共感できるようなものが詰まっています。この映画を観て救われる人もいると思う」と期待を込めた力強い言葉で締め、大盛り上がりの完成披露舞台挨拶は終了した。

『惡の華』
9月27日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給・宣伝:ファントム・フィルム
(C)押見修造/講談社 (C)2019映画『惡の華』製作委員会
公式サイト:akunohana-movie.jp

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