妻夫木聡 豊川悦司登壇!映画『パラダイス・ネクスト』公開記念舞台挨拶レポート

INTRODUCTION
豪華キャスト&スタッフ集結!!アジア映画界に新境地を拓く必見作!
日本映画界において名実ともにトップクラスの俳優 妻夫木聡と豊川悦司がダブル主演を果たし、全編台湾ロケでの撮影に挑んだ話題作『パラダイス・ネクスト』。台湾の気候や風土のなかで醸し出される主演二人の他の映画では見せたことのない相貌は本作ならではの魅力だ。二人の“運命の女性”であるヒロインを『黒衣の刺客』でも妻夫木聡と共演した台湾の人気女優ニッキー・シエが好演。ロングランヒット映画『目撃者 闇の中の瞳』主演のカイザー・チュアン、台湾を代表するマルチタレントのマイケル・ホァン、『アウトレイジ 最終章』の大鷹明良が脇を固める。
監督は、ホウ・シャオシェンやジャ・ジャンクーなど名匠たちの映画音楽で知られる半野喜弘。日本が誇る世界的作曲家・坂本龍一によるテーマ曲も加わり、豪華メンバーたちによる珠玉の一作がここに完成した。

【以下プレスリリース文掲載】

全編台湾ロケを敢行した映画『パラダイス・ネクスト』の公開記念舞台挨拶が7月30日に東京・新宿武蔵野館で行われ、主演の妻夫木聡、豊川悦司、そして半野喜弘監督が参加した。

台北を舞台に、訳ありの男二人がシャオエンと名乗る女性と運命的な出会いを通して、楽園を探す逃避行に身をゆだねていく。

妻夫木は「初めて半野監督にお会いして、台本をもらってから3年。企画自体がダメになりそうになった瞬間が何度もあったけれど、日本のスタッフ、台湾のスタッフの大きな力のお陰でこうやって公開できて幸せ。夢のようです」と感慨。豊川も「正直、絶対に映画化できないと思った」とぶっちゃけつつ「企画始動から3年。無事に完成して皆さんに観てもらえることが本当に感慨深く、凄いこと。この経験は今後の自分のモチベーションになった」とシミジミ。半野監督も「この3人で映画を作ろう!となってから4年くらい経った。もう無理だ…を経てこうして映画として観てもらえることを幸せに感じている」と喜びを噛みしめていた。

車中で繰り広げられる妻夫木と豊川のクライマックスシーン。実は半野監督と妻夫木が豊川にアドリブを仕掛ける形での撮影となった。妻夫木は「脚本に書かれているだけではない何かがあるはずだと思って、半野監督に話しました。半野監督からは『任せます』と言われたので、一発勝負でやりました」と舞台裏を報告。それに豊川は「撮影の前の晩にブッキーと半野監督が二人でコソコソしていて、何かを企んでいるなぁと思ったら案の定。でも既成の映画作りでは出来ないテンション優先の撮影で、それが凄く楽しかった」と刺激を受けたようだった。

しかしアドリブを仕掛けたはずの妻夫木は「思ったより長い間、豊川さんから窓に打ちつけられて…」とアドリブを受けて立つ豊川の熱演にタジタジ。当の豊川は「俺に内緒でこの野郎!と…そんな感じですよねぇ」と茶目っ気たっぷりに表現して笑わせた。

豊川が豚をさばくシーンもなかなかの迫力だが、豊川は「豚をさばくのはもちろん初めてです。包丁を渡されたものの、それが切りにくい刃で。包丁を持って一生懸命に豚を切っていたのに、カメラはずっと妻夫木聡ばかりを撮っていて…。なぜなのか!?と」と苦笑い。また豚とトラックに同乗した妻夫木が「豚の匂いには慣れるけれど、作業用手袋に蓄積された匂いが…」と動物特有の匂いに苦戦したことを明かすと、豊川は「僕は豚と一緒にいるブッキーのことを“ブタブキ”と呼んでいましたよ」とジョーク。それに妻夫木は「そんな風に呼ばれていたなんて…今日初めて聞きました」と大爆笑だった。

最後に豊川は「この作品は自分にとって大切な1本になりました。撮影中も凄く楽しかったし、自分の好みに合った作品。映画だからこそ見られるものがこの作品にはある」とアピール。妻夫木は「確かにわかりづらい映画かもしれないけれど、答えを提示するのではなく、作品を観た人が頭で考えて自分の答えを導き出していくような作品の方が好き。本作で語られる楽園とは何か、観客のみなさんにとっての楽園とは何か。それを考えることのできる映画になったと思います」と完成に胸を張っていた。

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