映画『鋼の錬金術師』完成披露会見を実施!山田涼介「日本映画からとんでもない作品が生まれた」


全世界待望のファンタジー・アクション超大作、実写映画『鋼の錬金術師』が12月1日(金)の“映画の日”から全国公開となる。

本作の完成報告会見が東京・港区の綱町三井倶楽部で行われ、主演の山田涼介(Hey! Say! JUMP)をはじめ共演の本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子、曽利文彦監督が出席した。

会見が行われた10月3日は、原作コミックでエルリック兄弟が不退転の覚悟で旅立ちを決意した日。この日のために、劇中と同じく髪を金色に染め直してきた山田は「自分で言うのもなんですが、日本映画からとんでもない作品が生まれたと思っています。」と挨拶。撮影から約1年が経ち、今の思いを聞くと「素直にスゴイものを観ちゃったなという感覚です。自分が出ている作品は粗探しをしちゃうんですが、それよりも映画の持つ力に吸い寄せられてしまいました。」と完成した本作を始めて観た時に受けた衝撃を明かし、「3か月間撮影をしていましたが、撮影が終わったら僕らは終わりですが、監督はずっとこの『鋼の錬金術師』と戦ってきました。監督と僕らの愛が詰まった作品です。現場では何もないところでの撮影もあったので、出来上がった作品を観て初めて『ハリー・ポッター』を観たときの衝撃を感じました」と語り、山田さんの話をニコニコと聞いていた曽利監督は「嬉しいです。監督冥利につきます!」と、感無量の表情を見せた。

イベントでは、すでに映画を観た原作者の荒川先生からの感想が届き、山田は「僕も(本田)翼ちゃんも原作ファンなので、禁忌に手を出している気がしていたんですが、先生のお言葉を借りるならば『そう来たのか』と原作をリスペクトした上で、ちゃんと原作をなぞっているので、原作ファンの方もそうでない方にもみて頂けるのかなと思います」と語る。本田も「予告でエドが槍を出しているシーンがあるんですが、角度とかも漫画に忠実なんで、内心興奮していました!」と、大興奮の様子。そして監督は「嬉しくて涙がでそうです。すごい原作なので荒川先生が母親であり、神様のような存在なので、神様という存在にどうみて頂けるか心臓が飛び出そうでしたが、作品をご覧になられて満面の笑みで出てきたのを見て、努力が報われました。この映画は本当にキャストの皆さんを自信をもってお届けできます。山田さんを筆頭に入れ込み方が凄く、本当に役になりきっていただいた。監督冥利に尽きます」と、荒川先生のコメントに喜び、キャスト陣を大絶賛した。

今までのイメージとは違うファンタジー作品への出演となったディーンは「軍人は初めてで、形から入るのが役作りの上でとっかかりは重要かなと。色々敬礼の仕方、歩き方、色々なことを訓練していただきました。軍人なので、説得力がないかなと思って増量しました」と役作りのエピソードを披露。エルリック兄弟に立ちはだかる強敵ホムンクルスを演じた松雪は「こんなに悪役は初めてですし、人間じゃないのでとっても楽しかったです。ファンタジー映画で悪役をやってみたいという夢がかないました(笑)」と念願の悪役を演じることが出来たことを明かした。

また、本田と山田の関係は本当に劇中のエドとウィンリィのような関係だったそうで、イベント前に「(本田から)また背が縮んだ?」と言われたりしたことを明かし、「翼ちゃんもウィンリィのようにさばさばしているので、喋り方だったり、イメージ通りに来てくれました。クランクインがイタリアだったので列車のシーンも違和感なかった」と、本田ウィンリィを大絶賛した。そんな話を聞いていた本田は「幸せですね。こんなきれいな方にいっていただけて。今日も(会見の席が)山田さんとディーンさんの隣で目の保養が凄いです、今すごく幸せです」と、恥ずかしそうに笑顔を見せた。

【原作者:荒川弘からのコメント】
観た瞬間、「エドがいる!」って驚いて、冒頭からアクション全開で一気に世界観に引き込まれました。この物語を1本の映画にまとめるために大変苦労をされたと思いますが、原作への寄り添い方とずらし方が絶妙で原作ファンの皆さんにも「こう来たか! こう来たか!」って、全編飽きることなく、楽しんで頂けると思います。そして山田涼介くんが、エドが背負った罪を見事に表現されている。エドとアルの兄弟は、壮大な旅の中でどんな選択をするのか。エンドロールできっと、涙が溢れてくると思います。純粋に楽しかった。自分でマンガを描いておいて何ですが(笑)。

『鋼の錬金術師』
12月1日(金)、超ド級の冒険始まる。
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX
(C)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会
公式HP:http://hagarenmovie.jp

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