映画『ナイトコール』 ミヒール・ブランシャール監督、ついにハリウッド進出決定!メイキング写真も解禁!

フィルムノワールからアクション満載のサバイバルまで――
ジャンルを意欲的に融合させた手加減なしのクライムアクションスリラー、『ナイトコール』。
この度、世界各国の主要メディアで高評価を得て、ベルギー映画を一気にメジャーに押し上げたミヒール・ブランシャール監督が本作の成功で『ファイナル・デスティネーション』シリーズ第7弾の監督に決定し、ハリウッド映画デビューを果たすことが明らかになった。


その鍵を開けた瞬間、人生は逃走劇に変わった

平穏な日常を望む青年マディは鍵屋として生計を立てていた。
そんなある晩、一本の電話がその夜を、いや彼の人生そのものを変えてしまう。

昼は学生、夜は鍵屋のマディは、クレールから「鍵を開けて欲しい」という緊急の依頼を受ける。
しかし、クレールが開けるよう指示した部屋は彼女のものではなく――。
マディに鍵を開けさせた後、家主不明の家から一個のバッグを持ち去ったクレール

そのバッグは、目的のためなら手段を選ばない冷酷なマフィア、ヤニックのものだった。
クレールが去った後、部屋に押し入ったヤニックはマディを無慈悲に問い詰める。
無実を証明し、自身の命を守るための時間は一晩しかない。

平凡な夜勤から一転、暴力への残酷な転落が始まる――。


ベルギー映画界を震撼させた新鋭・ミヒール・ブランシャール

本作は、ベルギーの新鋭監督ミヒール・ブランシャールによる初の長編監督作品。
ヨーロッパ映画界に鮮烈な印象を与えた『ナイトコール』が、ついに日本上陸。

都市の闇を舞台に展開する一夜の逃走劇、そして暴動と現代社会を背景にした人間ドラマを、見事に1本の映画に昇華させている。


キャスト紹介

不運にも事件に巻き込まれるマディを演じるのは、短編映画『Soldat noir』(21)でアンティル諸島出身の若者ヒューズを演じ、一躍注目された若手俳優ジョナサン・フェルトレ
本作で追い詰められながらも抵抗する青年を圧巻の演技力で表現し、マグリット賞最優秀男優賞にノミネートされた。

マディを呼び出した謎めいた依頼人クレールを、『Anissa 2002』(15)の主演Anissa役でバンクーバー国際映画祭最優秀演技賞受賞ナターシャ・クリエフが演じる。

また、『死霊館』シリーズの“フレンチー”役で知られ、本作でマグリット賞助演男優賞を受賞したジョナ・ブロケが事件の裏に関わる重要人物を熱演。
そして、街を取り仕切る冷酷なギャングを、『動物界』でセザール賞最多12部門ノミネート、『ゲティ家の身代金』(17)などハリウッド作品にも出演するロマン・デュリスが特別出演で演じる。


監督ミヒール・ブランシャールについて

ベルギー出身の新鋭監督で、「視覚と心理の境界を描く作家」として注目を集める。
彼の映像には、ベルギー映画特有の湿った空気感、孤独な都市の風景、グレーの光があり、同時にフランス映画の心理的会話劇と美意識が融合。

ベルギー映画の伝統(ダルデンヌ兄弟など)が描く「社会の影」を受け継ぎつつ、スリラー的緊張と映像美を持ち込み、より国際的な映画言語に昇華している。

本作『ナイトコール』では、「夜」「鍵」「罪」「赦し」といった象徴が繰り返し登場。
犯罪スリラーの形を取りながらも、道徳的な問いを中心に据える構造となっている。

ブランシャールの演出は、事件を通して人間の“倫理の揺らぎ”を描く。
彼にとって犯罪は「ジャンル」ではなく、「心の闇を照らす実験」である。
その意味で彼は、ドゥニ・ヴィルヌーヴやニコラス・ウィンディング・レフンに通じる“モラル・スリラー”の系譜に位置しており、ハリウッド進出も納得の才能だ。


ストーリー

毎夜、日々の生計を立てるためブリュッセルで鍵屋として働く青年マディ。
ある晩、クレールと名乗る若い女性から「部屋の鍵を開けてほしい」と依頼を受け、共にアパートへ向かう。

ドアを開錠し、支払いを待つマディに現金を下ろしに行ったクレールから「部屋を出て」と電話が掛かる。
そこへ現れた男に突然襲われるマディ。

部屋の住人も、持ち去られたバッグも彼女のものではなく、それはマフィアのヤニックのものだった――。

マディは逃走をはかるがヤニックに捕まり、無実を証明するために取引を迫られる。
彼に与えられた時間は朝までの数時間
その間にクレールとバッグを見つけなければならない。

ブリュッセルの夜の街では、“ブラック・ライヴズ・マター(BLM)”のデモが激化し、警察と市民の衝突が至るところで発生。
混乱の中、街は静かに、だが確実に、マディを“犯罪者”へと仕立てていく――。

彼にとって最も危険だったのは、銃でも暴力でもなく、「人を信じること」だった。


作品情報

出演:ジョナサン・フェルトレ、ナターシャ・クリエフ、ジョナ・ブロケ
特別出演:ロマン・デュリス
監督:ミヒール・ブランシャール
2025年/フランス・ベルギー/97分/カラー/シネスコ/5.1ch
英題:NIGHT CALL
日本語字幕:星加久実

提供:スターキャット
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
宣伝:ギグリーボックス

© 2024 – DAYLIGHT INVEST – FORMOSA PRODUCTIONS – QUAD FAM – GAUMONT – FRANCE 3 CINEMA – A PRIVATE VIEW – RTL BELGIUM – VOO

公式サイト:https://cinema.starcat.co.jp/nightcall/
公式X(旧Twitter):@GOGOCINEMA758

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