5月16日公開 映画『ガール・ウィズ・ニードル』本編映像解禁

【STORY】

お針子として働くカロリーネは、工場のオーナーと恋に落ちるも、身分違いの関係は実らず、彼女は捨てられた挙句に失業してしまう。すでに妊娠していた彼女はもぐりの養子縁組斡旋所を経営する女性ダウマと出会うが…。

 

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

予想もできないストーリー展開と、美しくも歪な世界へと誘うモノクロームな映像が話題の北欧ゴシック・ミステリー『ガール・ウィズ・ニードル』(5月16日全国公開)より、主人公カロリーネが幸福の絶頂から不幸へと落とされる本編映像が解禁となります。

1世紀前のコペンハーゲン(デンマーク)は、第一次世界大戦後の混乱で戦地に赴いた兵士たちが行方不明となることが多く、カロリーネの夫もそんな一人でした。混乱と貧困がはびこる社会で、頼る人もなくたった一人で生き抜くしかない彼女は、好意を寄せてくる勤め先の工場長と恋仲になり、妊娠を機に婚約。人生が大きく転換するチャンスになるはずが、彼女の未来は想像もしなかった社会の闇へと落ちていくのです。

今回解禁となった本編映像は、妊娠を機にカロリーネに結婚を申し込んだ工場長の母親に、婚約の挨拶に行くシーン。裕福な男爵家でもある彼のお城のような実家に目を奪われ、メイドからは重要な客人にように扱われ、これまでに感じたとこのない幸福と戸惑いの表情を浮かべるカロリーネだが、背後から聞こえた夫人の声でその場の空気が凍りつき、上流階級のプライドを漂わせた母親が近づいてきます。「女同士で話をしましょう」と別室に連れていかれるカロリーネは幸福な未来を想像し笑みがこぼれるも、「脱いで。診ていただくのよ。“妊娠した”なんて誰でもいえるわ」と、嘲りの感情に満ちた婦人の言葉に抵抗するすべもなく、冷たいテーブルで医者の診断をうけることになるのです。

本作で描かれるカロリーネというキャラクターについてマグヌス・フォン・ホーン監督は、「戦争で夫が行方不明になったことは、カロリーネが抱える問題の原因であると同時に、より良い生活を与えてくれる結婚相手を得るチャンスでもあります。彼女は他の誰かを傷つけることになろうとも、常に自分の状況を改善する方法を探しています。時に、他人の野心やプライド、不注意の犠牲者になりますが、それは彼女だけに起こったことではないのです」、また、「本作でのカロリーネが置かれた状況に、女性のリプロダクティブ・ライツ(生殖に関する権利)が依然として脅かされ、資本主義も同じように残酷な現代とぞっとするような類似点を感じています。」と語っています。

監督・脚本:マグヌス・フォン・ホーン『スウェット』
撮影:ミハウ・ディメク『EO イーオー』
美術:ヤグナ・ドベシュ『イーダ』
編集:アグニェシュカ・グリンスカ『LAMB/ラム』
音楽:フレゼレケ・ホフマイア
音響:オスカ・スクリーヴァ『THE GUILTY/ギルティ』
出演:ヴィクトーリア・カーメン・ソネ『ゴッドランド/GODLAND』、トリーネ・デュアホルム『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』、ベシーア・セシーリ

2024年/デンマーク、ポーランド、スウェーデン/デンマーク語/123分/ 1.44:1/モノクロ/5.1ch/PG‐12/原題:Pigen med nålen/英題:The Girl with the Needle/日本語字幕:吉川美奈子/字幕監修:村井誠人/配給:トランスフォーマー
© NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024
HP:transformer.co.jp/m/needlemovie/ 

X:@TGWTN_JP

 

5月16日(金)、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷ホワイト シネクイントほか全国公開

 

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