【永瀬匡、堤幸彦監督登壇】映画『天空の蜂』ティーチイン付き上映会レポート 今だから話せるぶっちゃけギリギリトーク!?

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クライシス・サスペンス超大作、映画『天空の蜂』。公開一ヶ月を記念して、ティーチイン付き上映会イベントが実施された。当日は、永瀬匡、堤幸彦監督が登壇し、“今だから話せるぶっちゃけトーク”をテーマにトークを展開した。

<映画『天空の蜂』 ティーチイン付き上映会イベント詳細>
◆日時:10月12日(月)
◆場所:新宿ピカデリー スクリーン5
◆登壇者:永瀬匡、堤幸彦監督、福島プロデューサー(MC)

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MC:お二人から一言ずつご挨拶を頂戴いたします。まずは、航空自衛隊員・上条を演じられました永瀬匡さん、お願いいたします。

永瀬匡さん(以下、永瀬さん):こんにちは!この作品は難しい題材も含んでおりますが、この時間は楽しく駄弁れたらなと思います!

MC:ありがとうございます。続いて、堤幸彦監督、ご挨拶をお願いいたします。

堤幸彦監督(以下、監督):休日に今日はありがとうございます。皆さんと一緒に駄弁れたらなと思います(笑)

MC:ありがとうございます。本日が公開からちょうど一ヶ月ということで、“今だから話せるぶっちゃけトーク”をテーマに進めていきたいと思います。後程、皆様からの質問コーナーも設けておりますが、まず監督にお伺いします。撮影で、ここに苦労したというシーンなどはありますでしょうか。

監督:全部大変でしたよ!有り得ない大きさのヘリをコンピューターで飛ばすのはいかに本物にみせるか大変でした。ただ、そうゆう表面的な部分もありますが、社会性もはらんでいる作品なので、作品に取り掛かるまで調べる作業に時間が掛りました。

MC:ありがとうございます。続いて、永瀬さんは監督に聞きたい事はありますでしょうか。

永瀬さん:監督は役者さんに対して、ここが見れたら嬉しいとか、この人でよかったと思う瞬間ってどんな時ですか?

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監督:そんな真っ直ぐ見つめられるとドキドキするね。僕の年になると目がどんよりしてくるから、キラキラしていてうらやましいよ(笑)

永瀬さん:いやいや、でもさっき、イギリス人かって言われました(笑)

監督:いろんな瞬間があります。予想を裏切って面白かったり。例えば、トリッ○なんかは仲間さんに初めてお会いして話した時に面白くもっていけそうだと感じました。本当は作品をもっとシリアスにもっていくはずだったんですが、仲間さんにお会いして急遽、笑いを入れました。そんなように、お会いしてすぐにわかる時もあれば、1カット、2カット撮ってわかる時もあるし、全く見えない時もある。永瀬くんみたいにカッコイイ人はなかなか見えずらいよね。やっぱりカッコイイイメージがあるから。そういう時はなるべくカッコ悪くするようにしたりするとふと見えたりする。いろんな瞬間で見えると思います。

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MC:ありがとうございます。それでは、皆様からの質問コーナーとさせて頂きます。ご質問がある方は挙手をお願い致します。

Q1.堤監督へなのですが、監督が撮る仲間さんが一番キレイで好きなのですが、
今回の仲間さんのシーンでキレイだと感じたシーンはありますか?

監督:お腹の痛さで階段のところでうずくまるシーンかな。基本的に彼女はどのシーンもキレイなんですが、あのシーンは寂しさが感じられて、彼女の美しさが滲み出ていましたね。

Q2.作品の中で上条が一番好きなのですが、テーマソングを付けるなら何にしますか?

永瀬さん:うーん…B’zの「ultra soul」じゃないですか!?“ウルトラソウル!”って身を乗り出すしかないですよね。

監督:時代だよね~僕はもちろん上條恒彦の時代劇『木枯し紋次郎』の主題歌でしょ!「だれかが風の中で」だよ。

永瀬さん:わからないです!(笑)

Q3.この作品は3.11の前には企画になっていたのかなと思いますが、きっかけって
何だったのでしょうか?

監督:企画は福島プロデューサーです!福島さん、ぜひ!

MC(福島プロデューサー):3.11より以前に作品自体を読んではいたんですが、あまりその時にはピンときていなかったんです。ただ、数年後の3.11を経験したあと、この作品は残していくべきだと思いまして、企画が進みました。会社にも、監督にも、周りの方々にもすぐさまやりましょうと返事をいただいて、進めることができました。

監督:僕もだいぶ前の時点で読んでいました。読み返すと東野先生の本音のような作品だなって感じましたね。そこでより凄いなって思ったのは、僕たちが何かを批評する時は大体イメージで話し合うことが多いんですが、東野先生はイメージではなく、科学的に分析して、批評しているのに驚きましたね。僕は気仙沼でドキュメンタリーを撮っていることもあって、ラストにオリジナルのシーンを加えると聞いて、やろうって心に決めました。映画の一企画ではありますが、たくさん企画がある中の一つとは言い難いくらい、重くて、気高いものだと思います。

Q4.“原発”を題材にした作品ですが、企画から製作に至るまで大変でしたか?

監督:原作もそうですが、この作品はとても中立的な立場で描いています。3.11で、日本人は大災害を経験しました。人々の中にも、様々な意見を持っている方がいらっしゃると思います。ただ、この映画は何より、お金を払って観てくださる方に徹底して楽しんでいただけるように作ったつもりです。

永瀬さん:僕自身、“沈黙する群衆”でしたが、この作品に携わって、色々と考えさせられました。僕は何かに思い切って挑む人が、とても魅力的だと感じる人間なので、この作品にも絶対出たいと強く思いました。

Q5.今日が最後だと思うのですが、永瀬さんは主題歌を覚えられましたか…?

監督:頑張って!

永瀬さん:愛して~愛して~ララーラ~…難しいんです!覚えたいんですけど、なかなか…!

監督:いい歌なんだけどね、意外と歌詞が難
しいよね(笑)ちなみに、秦くんは僕の後輩なんだよね。

永瀬さん:えっそうなんですか!

MC:ありがとうございました。残念ながら時間となってしまいましたので、最後にお二人からお一言ずつ頂戴したいと思います。

永瀬さん:今日は朝一で観に来てくださって、本当にありがとうございました。こんな風に、監督や皆さんとお話する機会はなかなかないので、今日は皆さんの想いも聞けて、良い時間を過ごすことができました。ぜひ周りの方々ともこの作品についてお話しいただけたら嬉しいです。

監督:ありがとうございました。この作品は優秀なチームのもと、何百人の人々の力があわさって完成しました。自分の人生の中で、誇りに思える、棺桶に持っていける作品になりました。今日は本当にありがとうございました。

【ストーリー】
爆薬を積んだ超巨大ヘリが原発に墜落するまで、タイムリミットは8時間。
大切なものを守り抜くために――命を懸けたカウントダウンが、始まる。
1995
年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリ《ビッグB》が、突然動き出し、子供を一人乗せたまま、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止した!遠隔操縦によ
るハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は〈天空の蜂〉と名乗り、“全国すべての原発の破棄”を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原
子炉に墜落させると宣言する。 機内の子供の父親であり《ビッグB》を開発したヘリ設計士・湯原(江口洋介)と、原子力発電所の設計士・三島(本木雅弘)
は、上空に取り残された子供の救出と、日本消滅の危機を止めるべく奔走するが、政府は原発破棄を回避しようとする。燃料が尽きてヘリが墜落するまで、残さ
れた時間はたった8時間――姿の見えない敵との緊迫の攻防戦が始まった。その頃愛知県では、《ビッグB》と原発を開発した錦重工業に、家宅捜索が入ってい
た。総務課に勤める三島の恋人・赤嶺(仲間由紀恵)は、周囲に捜査員たちが押し寄せる中、密かに恋人の無事を祈る。一方、事件現場付近で捜査にあたる刑事
たちは、《ビッグB》を奪った謎の男(綾野剛)の行方を追跡。聞き込みを続けるうちに、ある意外な真相へと辿り着いていく――。

『天空の蜂』
9月12日(土)全国ロードショー
企画/配給:松竹
(C)2015「天空の蜂」製作委員会
公式サイト:www.tenkunohachi.jp

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