園子温の自主映画が第16回東京フィルメックスで日本初上映決定!

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常に時代を挑発し、世の凝り固まった常識に疑問符を投げかける映画監督・園子温。今回、2014年に園子温が自ら設立したシオンプロダクションでの第1作目作品となる『ひそひそ星』が、11月21日に開幕する第16回東京フィルメックスのオープニング作品として上映されることが決定した。2016年の日本公開にさきがけての日本初上映となる。

本作は、構想25年を経て結実したモノクロームのSF作品。『地獄でなぜ悪い』(’13)、『ラブ&ピース』(’15)と同じく、園子温が20代の時に書き留めていたオリジナルの物語が、“いま”を映す映画として満を持して東京フィルメックスのオープニングで日本初上映となる。9月に第40回トロント国際映画祭でワールドプレミアを行い、『希望の国』(’12)、『地獄でなぜ悪い』、『TOKYO TRIBE』(’14)とはまったく異なる趣のミニマルSF(ミニマリスト・サイファイMinimalist Sci-Fi)が現れたと熱狂を持って歓迎され、NETPAC賞を受賞したばかり。

また、本作は日活が配給することも合わせて決定いたしました。今後の展開にぜひご注目ください。

【イントロダクション】
2014年10月に撮影された本作は、園子温の伴侶である女優・神楽坂恵を主演に、数々の園作品を共に作り上げてきた日本映画界で活躍する一流スタッフたちで作り上げられた。東宝スタジオに大きな宇宙船のセットを組むと同時に、東日本大震災の傷跡が残る福島県の富岡町・南相馬・浪江町に赴きロケを敢行。未だ仮設住宅に住む地元の方らの協力を得て、記憶と時間、距離への焦燥を、“ひそひそ”と声のトーンを落とした特異なセリフ回しで描き出した。またカリスマ・ミュージシャンの遠藤賢司、ベテラン女優の森康子らが数少ない“人類”の役で出演している。すでに国内外で絶大な支持を集める監督として成功を収めた園子温が、かつての大島渚や若松孝二といった偉大な先人に倣うように、自身の独立プロダクションで、むきだしの作家性をぶつけた珠玉の野心作を放った。大型の商業映画から先鋭的なインディペンデント作品まで、縦横無尽にスクリーンを駆け回り始めた鬼才の新たなステージが始まる――。

【ストーリー】
主人公はアンドロイドの女性。鈴木洋子“マシンナンバー722”は、昭和風のレトロな内装の宇宙船レンタルナンバーZに乗りこみ、静寂に包まれた広大な宇宙空間を果てしなく旅している。いくつもの寂しい星に降り立っては、すでに滅びゆく絶滅種と認定されている人間たち一人一人にかけがいのないものを届けるために……。

『ひそひそ星』
2016年日本公開!
配給:日活
(C)SION PRODUCTION

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