【3/13公開】映画『しまじろうと おおきなき』レビュー 文:ジャンクハンター吉田

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株式会社ベネッセコーポレーション<こどもちゃれんじ>の人気キャラクター「しまじろう」が活躍する映画第3弾『しまじろうと おおきなき』が2015年3月13日(金)より全国公開となります。

今回は、しまじろうの妹はなちゃんが、不思議な木の夢を見たことをきっかけに、しまじろうと仲間たちの大冒険が始まります。ファーストシネマ(初めての映画館体験)としても楽しめる工夫の詰まった演出は、しまじろう映画ならでは!歌・ダンス・応援と一緒に参加しながら親子で楽しく鑑賞できる作品になっています。

『しまじろうと おおきなき』レビュー
Text by ジャンクハンター吉田

名前は知っていたけども、これまで全く興味のなかった『しまじろう』のフランチャイズ。しかし、娘が生まれてからは毎週欠かさずテレビ東京で朝から『しまじろうのわお!』を観るようになり、いつしかこんなオタク道まっしぐらな父親までが『しまじろう』好きになってしまうとは……。クリスマス・コンサートへ行ったり、高額なグッズを買いまくったりと危険すぎる魅力に溢れたキャラクターたちへ魅了される日々が続いている最中、劇場版の新作が公開されるではないですか!

これまでに『劇場版 しまじろうのわお! しまじろうとフフのだいぼうけん ~すくえ!七色の花~』、『劇場版 しまじろうのわお! しまじろうとくじらのうた』と2作品が公開されており、昨年に発生したベネッセの個人情報流出問題の火種は消えてないけども、しまじろうたちには一切罪はないので、同一レベルで考えないようにしましょう!

内容は……雲よりも高いマザーウッドというのが霧が島に存在していて、その不思議な木が大変困っているとの夢を見たしまじろうの妹はなちゃん。物知りで発明家なガオガオさんのマシン”きぼう号”に乗って、はなちゃん含めた毎度の如くちゃれんじ島でつるんで遊んでいる仲間というか、しまじろう軍団(しまじろう、みみりん、とりっぴい、にゃっきい)で助けに行くって物語。マザーウッドへ到着し、そこの住人たちと出会ったものの、助けにきたはずが巨大なクモにはなちゃんがさらわれてしまう。しまじろうたちがチカラを合わせて、はなちゃんを救い出しつつ、困っているマザーウッドも助けることができるのか? ちなみに3月9日にオンエアされた『しまじろうのわお!』では前日譚的な伏線として”きぼう号”を出動させているので、先にこちらをチェックしてから劇場へ足を運ぶと良いかも。WEB『しまじろうTV』で配信されているので是非!

まぁ、幼少向けの内容ではあるが、ずーっと『しまじろう』を観てきているとキャラクターたちへの愛着が深くなるわけで……ネタバレになってしまうので敢えて触れないが、最後は子供を持つ親であれば感動の涙を流してしまうでしょう。その時のしまじろうのセリフに親として何か込み上げてくるモノがあった。感動しちゃうなんて迂闊すぎると思われるが、映画版は『ドラえもん』のように感動させることを念頭に置いて作られているっぽく、『しまじろうとくじらのうた』も泣ける演出が入っていたから「うわ、またやられた!」ってわけですねぇ。

劇場版『しまじろう』の良さはアニメ+実写パートで構成していることで、幼少の子たちを飽きさせないよう工夫している点。幼児が初めて観る”ファーストシネマ作品”との位置付けも素晴らしく、劇中ではスクリーンへ向かって歌ったり応援したりなどのインタラクティヴな部分も演出上加えられている珍しい展開。さらに60分程度の時間尺ではあるが、途中で休憩が入るのも良い。オムツ交換などのタイミングが与えられるわけですね。小さなお子様の子育てが忙しいと中々映画館へ足を運べないですが、『しまじろう』だけは別格ですので一度体験(ここは鑑賞という言葉よりもこちらの方が正しい気が)してみて欲しいです!

『しまじろうと おおきなき』
配給:東宝映像事業部
2015年3月13日(金)全国ロードショー
(C)Benesse Corporation2015
上映時間:60分
公式HPはこちら

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