映画『藁の楯 わらのたて』大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、三池監督登壇!完成報告記者会見レポート

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この春話題のスリル&サスペンス超大作、「藁の楯わらのたて」。2012年夏より撮影がスタートした4月26日(金)公開の本作がいよいよ完成し、本日、完成報告記者会見が実施された。

今回の完成報告記者会見には、国民的人気と実力を兼ね備えた大沢たかおさん他、本作のために髪を切り、今までのイメージを覆す激しいアクションにも挑んでいる松嶋菜々子さん、登場数々の大ヒット映画の主演を務め本作ではクズ役<凶悪犯>を演じる藤原竜也さん、海外でも熱い支持を得ている奇才・三池崇史監督の4人が登壇した。
 
大沢さん:本日はご来場ありがとうございました。昨年夏に日本と台湾で撮った『藁の楯わらのたて』ですが、日本映画でこれまでにないスピード感、スケール感となっています。

松嶋さん:スピード感のある作品に仕上がっています。

藤原さん:迫力のある作品がとれました。あの松嶋さん、大沢さんに失礼な悪態をたくさんついています。全国民に嫌われたいなと思っています(笑)日本全国民を敵に回す役を演じることに抵抗はありませんでした。キヨマルを演じるということだけではなく、『藁の楯わらのたて』を撮るということを楽しみました。キヨマルは幼稚で何を考えているかわからないですが、自分の中にも共通する部分があります。たとえば心の中で悪態をついたり、みなさんもありますよね。

三池監督:昨年の夏、自分の中でやればできるキャンペーンを実施して、普段できないことや日本映画でできないことに挑戦したのが『藁の楯わらのたて』。台湾ロケ等新しい事にチャレンジし、精一杯持てる力を出して素晴らしい作品にできたと思います。

MC:『藁の楯わらのたて』の現場はいかがでしたでしょうか。

大沢さん:今までしたことのない台湾で撮影したことができました。これほど手足を縛られたような感覚で芝居をするのは初めての経験。また、初めて三池監督とご一緒することができ役者冥利に尽きます。監督は演出のときに自分で芝居をして見せるんですが、それが異常に上手くてプレッシャーでした(笑)。ずっとお仕事させていただく機会を待っていましたが、全幅の信頼を置いてできたと思います。

松嶋さん:今回三池組は初でしたが、お互いを信頼している組でした。監督も現場の雰囲気を良くしてくださり、良い意味で緊張感やメリハリがありました。新幹線でのロケは朝5時までに新幹線自体を返さなければならないので、時間もきっちりと配分をされているすごい監督だと思います。

藤原さん:キヨマルを淡々と演じようと思っていたのですが、さすが三池監督で、サクッと演じることはできませんでした。この作品は思っていた以上にアクション映画になっています。後から観たら、良いスピード感で予想しなかった映像になっていました。

三池監督:みなさん優しい人たちでした。僕は超人をとっているという楽しみがありました。みなさんをとることがドキドキ・ワクワクして、素敵でした。

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MC:松嶋さんは今回の役のためにショートカットになられていますが、男性の中に混じって、一人女性SP役として演じられていますが、役を演じるに当たり気を付けた点はありますか。

松嶋さん:男に見えるように動きやしゃべり方に気を付けました。子育てをやりながらSPとして働く役柄で、仕事は仕事と割り切る役に共感しました。

藤原さん:SPの松嶋さんは毎日きれいでした。(キヨマルとして)松嶋さんに失礼な悪態をついていたので、謝りながらやりました(笑)

松嶋さん:監督が現場で藤原さんに「このセリフを言ってみて」とセリフを変え、指示していたので怒らなかったですよ。

三池監督:松嶋さんは真夏の熱いアスファルトに寝っころがらなくてはならないシーンで、『テストではいいので本番で』と言ったら、『大丈夫です。仕事しながら岩盤浴している感じです』と仰ってました。マイナス点をプラスに変えることのできる人でした。

MC:本作同様に10億円を手に入れたらみなさんどうしますか?

大沢さん:堅いわけではないけど、貯金して数字を見てみたい。大きい額なのでとまどってしまいますね。

松嶋さん:ちょこちょこ使うのはあれなので、ドーンと使いたいです。たとえば山中教授の研究費に寄付したいですね。

藤原さん:僕は堅実なのでちょくちょくと使いますね。

三池監督:僕は逃げます。なくなったら戻ってきます。突然入ってきたお金に、ドーンと使ったりすることはできないですよね。蜷川はある種の正義なんです。10億円を使って凶悪犯のキヨマルを殺すように仕向けるのですから。

MC:ハリウッドからのオファーやハリウッドリメイクのお話がきたらどうしますか。

三池監督:ハリウッドは大好きで、子供のころはブルー・スリーが憧れですが、ハリウッドで撮りたいとはあまり思わないです。ただ、お金を沢山もらえるので一回ぐらい(映画を)撮ってみるのもありかもですね。

大沢さん:銘苅役でのオファーは来ないと思うので、ハリウッドではキヨマル役を狙いたいですね。今度は世界中から命を狙われますね。

MC:最後に大沢さん、みなさんに一言お願いします。

大沢さん:『藁の楯 わらのたて』はエンターテインメントであり、その先にはドラマがあります。 近年の日本映画にはないスピード感やスケール感があり、日本映画への挑戦を乗り越えた作品です。みなさん、是非劇場に足を運んで本作を観てください。

【作品概要】
移送距離:1,200km、タイムリミット:48時間
日本全国民が敵になる──!?

「この男を殺してください。御礼に10億円差し上げます。」


代未聞の新聞全面広告に、日本中が揺れた!
広告主は巨額の資産を持つ財界の大物・蜷川。幼い孫娘を惨殺した男、清丸の首に懸賞金を懸けたのだった。命の危険を感じた清丸は、潜伏先の福岡で出頭す
る。全国民の殺意が向けられる中、48時間以内に清丸の身柄を警視庁に移送するため、5人のSPと刑事が選ばれた。護衛対象は“人間のクズ”。命懸けの移
送が始まる…。一般市民、警察官、機動隊員までもが執拗に命を狙ってくる。見えない暗殺者から逃げる為、護送車、救急車、新幹線と次々と移動手段を変えて
も、なぜか、ネット上のキヨマルサイトには移送チームの居場所が更新されてしまう。

いつ?誰が?何処から襲い掛かってくるか分からない、誰が裏切り者がわからない極限の緊張状態が続く・・・。

はたして、人間のクズを命懸けで守る事に価値はあるのか?それが“正義”なのか?SPチームは無事に清丸を警視庁に移送することが出来るのか?物語は誰も予測出来ない衝撃のクライマックスを迎える!

『藁の楯わらのたて』
2013年4月26日(金)新宿ピカデリー他 全国ロードショー

【キャスト】
大沢たかお 松嶋菜々子 岸谷五朗 伊武雅刀 
永山絢斗 余貴美子 藤原竜也 山﨑努

【スタッフ】
原作:木内一裕「藁の楯」(講談社文庫刊)
監督:三池崇史
製作幹事:日本テレビ放送網、ワーナー・ブラザース
映画配給:ワーナー・ブラザース映画

公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/waranotate/index.html

(c)木内一裕/講談社
(c)2013映画「藁の楯」製作委員会










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