『映画 鈴木先生』長谷川博己、思い出の地・立川で凱旋舞台挨拶!

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2007年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した武富健治による原作を基に、どこにでもいそうな平凡な教師が、どこにでも起こり得る問題について過剰に悩みつつ、独自の教育理論によって解決していく様を描き、各方面で波紋を呼んだドラマ「鈴木先生」が、遂に映画となって帰ってきた!

そして、先週1/12(土)に公開初日を迎えた『映画 鈴木先生』ですが、2日目・3日目も各地で生徒達による舞台挨拶が行なわれ、早くもリピーターが続出するなど、興行的にも盛り上がっている。1月19日、“鈴木先生”を演じた長谷川博己さんによる凱旋舞台挨拶を立川シネマシティで実施した。立川という場所は、長谷川さんが幼い頃から何度も映画を観に来ていた文字通り思い出の地ということで、数々の貴重なエピソードが飛び出した。

この日2回に渡って行われた凱旋舞台挨拶のチケットは即完!多くの女性客や親子連れの観客たちが見守る中、長谷川博己さんと守屋プロデューサーが登場すると、大きな拍手に包まれた。

「色々と思い出のある立川で舞台挨拶ができることを嬉しく思っています。」と長谷川さんは挨拶。MCから立川の思い出について具体的に聞かれると、「シネマシティになる前の平屋の映画館だった時から足繁く通っていました。もしかしたら、3歳で生まれて初めて映画を観たのもここだったんじゃないかと思います。」とコメント。その映画は『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』だったそうで、「中学受験に落ちまくっていた時に落ち込んで映画館に来て、『ダイハード』を観たのもここだったんです。それで“よし、明日から生きるぞ!”と」とコメント。さらには、「シネマシティができて、アルバイトの応募をしたんですけど落ちてしまい、そこに主演映画で凱旋できるなんて、何かの縁を感じます」と、立川そしてシネマシティにまつわる青春時代の思い出を語ってくれた。

守屋プロデューサーは、「ドラマの立ち上げの時から監督と沢山苦労をしてきたので、こういう場に立てて嬉しいです」と挨拶。続けて、「ここに出てくる中学生たちは、本当の中学生なので、撮影時は本当に心労が絶えなくて・・・。一度、地方で撮影があった時、夜、スタッフたちは夜通しで見回りに行っていたんです。男子が女子の部屋に行ったりしないだろうか、と心配で・・・。それこそ修学旅行みたいに、学校の先生みたいだったんです(笑)」と苦労を振り返った。

観客からの一番辛かったシーンはという質問に、長谷川さんは「先生と生徒の役なので、俳優として先輩と後輩という関係がそのまま先生と生徒という風に繋がってくるから、皆の手本になるように間違えるところなどを見せたくないと思っていました。でも、ドラマ10話の“鈴木裁判”では、セリフを何度も何度もミスしてしまい、“先生がんばれ!”みたいな雰囲気になって生徒役の子供たちに慰められてしまって・・・(苦笑) 生徒だけではなく先生も成長する、映画とドラマのテーマをそのまま表しているような気がします」とコメント。守屋プロデューサーは、「ドラマの視聴率が低かったことが一番へこみましたね(苦笑) 色々なことがあって、諦めかけ一歩手前の時が一番辛かったです」と振り返った。

「鈴木先生」の大きな魅力である“妄想シーン”を観た時、ここまでやりきる俳優はいないと感じたという観客からの感想に対して、長谷川さんは、「現場で一番解放できたのが妄想シーンだったんです。いい先生を演じている長谷川博己というのを窮屈に感じることもあるし、このシーンはすごく気持ちよく演じることができました(笑)」と振り返った。それに対して、守屋プロデューサーは「嫌がる長谷川さんに無理矢理やらせているんじゃないかと思われる方もかもしれないけど、こちらは“そこまでやらなくていいです”と言ってたんですよ。現場はドンビキでしたね(笑)」と長谷川さんの暴走だったことを暴露。会場は大きな笑いに包まれた。

最後に、おふたりからメッセージをいただいた。

守屋プロデューサー
「「鈴木先生」がなぜ映画化できたかというと、作品を支えてくれたファンの皆さんのお力があったからです。数々のピンチをギリギリで許されてきました。まだまだこれから沢山の方たちに届けたいと思っています」

長谷川さん
「皆さんが映画化を熱望してくれなければできなかったことです。本当にありがとうございます。好きな言葉に“神は細部に宿りたもう”というというものがあるんですが、脚本を読んだ時、この作品はその言葉にピッタリ合うなと思ったんです。僕たちが自信を持てる作品を生み落しても、多くの方に広めていくためには皆さんのお力がなければ作品として残っていかない。映画をいいなと思っていただけたら、ぜひ周りの方に進めるなど協力してください。よろしくお願いします」

『映画 鈴木先生』
2013 年1 月12 日(土)より、角川シネマ新宿、丸の内TOEI、渋谷TOEI 他にて全国ロードショー!

【キャスト】
長谷川博己 / 臼田あさ美 / 土屋太鳳 / 風間俊介
田畑智子 / 斉木しげる / でんでん / 富田靖子
夕輝壽太 / 山中 聡 / 赤堀雅秋 / 戸田昌宏 / 歌川椎子 / 澤山薫 / 窪田正孝 / 浜野謙太
北村匠海 / 未来穂香 / 西井幸人 / 藤原薫 / 小野花梨 / 桑代貴明 / 刈谷友衣子 / 工藤綾乃

原作:武富健治「鈴木先生」(双葉社刊/漫画アクション連載)
監督:河合勇人
脚本:古沢良太
音楽:大友良英
主題歌:androp
「Rainbows」(WARNER MUSIC JAPAN/unBORDE/respire)
企画・制作プロダクション:ROBOT
製作:映画「鈴木先生」製作委員会
共同配給:角川書店/テレビ東京
配給協力・宣伝:ミラクルヴォイス
公式HP:http://www.tv-tokyo.co.jp/suzukisensei/
(C)2013映画「鈴木先生」製作委員会

















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