戦慄の北欧イノセントホラー『ハッチング』悪夢の始まりを予感させる本編冒頭映像解禁!

 

【STORY】

北欧フィンランド。12歳の少女ティンヤは、完璧で幸せな自身の家族の動画を世界へ発信することに夢中な母親を喜ばすために全てを我慢し自分を抑え、体操の大会優勝を目指す日々を送っていた。ある夜、ティンヤは森で奇妙な卵を見つける。家族に秘密にしながら、その卵を自分のベッドで温めるティンヤ。やがて卵は大きくなりはじめ、遂には孵化する。卵から生まれた‘それ’は、幸福な家族の仮面を剥ぎ取っていく・・・。

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

第38回サンダンス映画祭でプレミア上映され話題を呼んだ北欧発のイノセントホラー『ハッチング―孵化―』が、4月15日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ他にて全国順次公開されます。

今年1月下旬に開催されたサンダンス映画祭のプレミア上映で世界を驚愕させたその作品は、不穏でありながらも美しさを感じさせた。北欧フィンランドで暮らす、幸せな4人家族。だが、それは表向きの姿。少女が孵化させた卵が、絵に描いたような幸せな家族のおぞましい真の姿をさらしていく―。サンダンスでのワールドプレミアを経て、3月に本国フィンランドで公開されたばかりの注目の最新作だ。

主人公の少女ティンヤを演じるのは1200人のオーディションから選ばれたシーリ・ソラリンナ。母親を喜ばせるために自分を抑制する、この年代特有の儚さやあやうさを、初演技ながら見事に演じきっている。母親役はフィンランドで多くの作品に出演するソフィア・ヘイッキラ。理想の家族像を作り上げ、娘を所有物として扱う自己中心的な母親を演じている。メガホンをとるのは多くの短編作品を世界の映画祭に出品して高い評価を受け、今回が長編デビュー作となる新鋭女性監督ハンナ・ベルイホルム。北欧ならではの明るく洗練された一家の中に潜む恐怖を見事に切り取ってみせている。

 

北欧で暮らす‘素敵な’家族のもとに飛び込んできた1羽の黒い鳥――悪夢の始まりを予感させる本編冒頭映像が解禁!

 

 

本編が最初に映し出すのは、主人公である12歳の少女ティンヤが家のリビングでレオタード姿でストレッチをする後ろ姿のアップからだ。初めて出場する体操の大会を控え、鍛え上げられた姿からは鍛練の様子が伺える。ティンヤと家族は、フィンランドの緑に囲まれた閑静な住宅街にあるモデルハウスのように美しく洗練された家で暮らしている。そこへ現れたのはティンヤの母親だ。母親は“ごく普通の”家族の日常を切り取った動画をSNSにアップすることに夢中で、娘の様子をスマホで撮影していた。続いて母親とティンヤが向かったのは建築家である父親の部屋。一家が集まり、「あなたもどうぞ素敵な毎日を」という母親の締めの言葉で撮影が終わろうとしていたところで、外から大きな音が。ティンヤが窓を開けると、一羽の黒い鳥がリビングに飛び込んでくる。家の中を興奮したように飛び回る鳥を追いかける家族。なかなか捕えることができず、家族の顔からは次第に笑顔がひいていく―。

 

洗練されたインテリア、美しいバラ、装飾品、笑顔の家族… 完璧すぎるほどに整えられた家の中で展開されていた誰もが羨む幸せな家族のひとときは、この一羽の鳥によってあっけなく破壊され、これから始まる悪夢を予感させるような不穏な冒頭シーンとなっている。

 

ベルイホルム監督は「この冒頭シーンは、これから作品の中で描こうとする物語をギュッと濃縮したようなものにしたいと考えていた」と語る。フィンランドでは黒い鳥は不吉な存在とされていると言い、本作については「ホラー映画を撮りたかったというわけではなく、大人のためのファンタジーとしてこの物語を描くのにホラーの手法を使った。明るく美しい環境下で起こる恐怖を表現したかった」とも語っている。

 

 

監督:ハンナ・ベルイホルム

出演:シーリ・ソラリンナ ソフィア・ヘイッキラ ヤニ・ヴォラネン レイノ・ノルディン

配給:ギャガ

原題:Pahanhautoja/英題:HATCHING/2022年/フィンランド/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/91分/字幕翻訳:中沢志乃/PG12

© 2021 Silva Mysterium, Hobab, Film i Väst

HP:gaga.ne.jp/hatching/ Twitter:@hatching0415

 

4月15日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ

他にて全国順次ロードショー

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