『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』舞台挨拶に水樹奈々、神谷浩史、前野智昭が登壇!「アクション映画として世界に類を見ない作品」

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全世界で大ヒットを記録した「ハンガー・ゲーム」シリーズ最終作『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』が2015年11月21日よりいよいよ公開!

それを記念し上映前舞台挨拶が実施され、本作で吹替えを務めた水樹奈々(カットニス役)、神谷浩史(ピータ役)、前野智昭(フィニック役)の3人がイベントに登壇した。

本作でファイナルを迎えたことについて、水樹は「ついにファイナルということで。カットニスと同じように、起きていることに反射神経で対応できるように、あえて原作を読まずに挑みました」とコメント。それに続き神谷は「前作までご覧になった方は、どれくらいいらっしゃいますか?初めてって人いますか?」と観客に問いかけ、「ご安心ください。ちゃんとしたアクション映画として成立していますので間違いなく楽しめると思います」と観客の笑いを誘った。

 

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ちなみに前作では、神谷演じる「ピータ」は終始捕まっているシーンがほとんどであったため、水樹に「ピータ姫」と命名されていたことを明かす。「ニュアンスがピーチ姫に似ていますけれども」と笑いながら話していた。前野は台本を読んだ感想を「香盤表、自分が載っているところを見て、「お」という感じ。見ていただければ分かるんですけども、皆様の期待をいい意味で裏切る作品あのではないかと」と語った。

 

本作品の見どころに関して、何よりもこの世界での「革命」「人間ドラマ」にあるのだと話は進む。カットニスの複雑な三角関係や、それぞれの気持ちであったりした。3人の願いは何よりも、主人公のカットニスの行き先あったと感じる。

 

17歳で殺し合いに巻き込まれていったカットニス。何も知らずに運命に翻弄されているばかりだった、一人の少女が、殺し合いを通じて成長していく物語であるから故に、どうやったら少女は幸せになれるのだろうかと。その少女の運命にはどのようなピリオドが打たれるのか見どころである。前野はそんなカットニスの魅力について「ドンドン研ぎ澄まされていく判断力。一瞬の判断で生死を分けるシーンがたくさんある。生死の境を潜り抜けて来た姿がかっこいい」と語る。

 

「もしも自分たちがパネムの市民であったなら?」という質問では、即座に神谷は「逃げますね。戦闘にはまったく向いていないので」と言い、前野もそれに同調した。「でも、奈々ちゃんには歌ってほしいですね」と言って、水樹を置いて神谷と前野は「奈々ちゃんはカリスマですから」という掛け合いをして観客を盛り上げた。

 

 

そして話は本作のテーマでもある「革命」にちなみ、「皆さんが起こした革命的なもの」という質問に。

 

■スマホを買った
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水樹は「ガラケーからスマホになりました~!わ~い!」とスマホの魅力を語る。「私の中では大革命で、いやいや、これが打ちやすいんですよ、電話もしやすいでしょ?いやいや、便利ですよね。パノラマモードとかでもとってしまって!」今まではガラケー擁護派であった水樹も実機を持ってみると、その感想も違うようあった。神谷はそんな水樹に対して「うちの母親と同じようなこと言わないで」と苦笑した。

 

■セクシーコマンドー
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神谷は先日電車に座っていた時の話を披露。「僕の目の前で女性が半分寝ている様な状態で立っていたんですが、セクシーコマンドーの使い手なのか、チャックが空いていたいたんです。僕もたまに使う……。でも、今日は大丈夫です。セクシーコマンドーの使い手ではありません。」と笑いを誘う。どうにかその事実を伝えたかった神谷は、スマホのメモ画面に「すいません、大変言い辛いのですが、ズボンのチャックが空いていらっしゃいます」と書き込み、降りる際、スマホの画面を見せ伝えたという。神谷は「多分感謝してくださっていると思います。英雄か変質者の境目だったわけです」と語った。

 

■老いた
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前野「どう考えても、これ以上の話(神谷と水樹の話)が無いから困る」と苦笑しつつも、少しだけ考えてしみじみと「そうですね、老いは感じますね。その分、表現の引き出しが増えたのは良かった」とコメント。続けて神谷も「今年で40になりまして、ただ肉体的にも衰えてくるけれども。ありがたいことに、声優というお仕事は未だに高校生の役なども振っていただける。肉体が衰えないために鍛えるのがありがたい。普通の40代であればそんなことしなかった。こういう役を振っていただけることで、役にふさわしい自分であろうと努力できることがありがたい」とプロの声優としての神谷が垣間見えるコメントだった。

 

そしてこれから本編を見る観客に対して3人から以下のコメントが送られた。

 

前野「今回で一応そうだなエピソードにピリオドが打たれるというわけですが、本当に最終作品に相応しい、色んなものがパワーアップしている作品。本当に3年間の応援ありがとうございました。」

 

神谷「ハンガーゲームがピリオドと言うことで、世界的に類を見ない作品だと僕は思っています。この彼女がギネスに乗るくらい活躍をしているという点でも、その辺をお分かりになっていただけると思うんですけど。女性を主人公にしたアクション映画は類を見ないことで、それを最後まで見るということに意味があるのだと思います。」

 

水樹「本当にまさかまさかの展開で、私も台本を見て、びっくりしました。アクションシーンや映像の美しさはもちろんなんですけど、やはり注目してい欲しいのは、人間と人間とのつながり、ドラマだと思います。カットニスはやはり最初は幼いということもあって、周りに踊らされるがままに動いてきたんですけども。最終的に、自分の目で見て感じたことだけを信じていくというスタイルを貫き通していく、凛々しい姿が、女性として共感できるところだなと思いました。もちろん闘いもフィーチャーされているのですけど、女性としての成長、三角関係の行方も見どころだと思います。」

 

イベントの最後には株式会社KADOKAWAより井上伸一郎氏から花束の贈呈が行われて、上映前舞台挨拶は盛大な拍手の中終了した。『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』は11月20日から全世界同時ロードショー。

 

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[取材:岡本祥平]

 

 

【ストーリー】

カットニス率いる第13地区の反乱軍はついに、スノー大統領が支配する独裁国家との最終戦争に突入。ゲイル、フィニック、そしてピータを従え、カットニスはスノー暗殺作戦を決行。しかし一行は、死のトラップや無数の敵に直面。それはまさにスノーが仕掛けた戦争という名のハンガー・ゲームだったのだ。そして、これまでのどのゲームの戦闘よりも困難な状況に陥る。その先には、予想だにしなかった衝撃的なラストが待ち受けているのだった。

 

『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』
11月20日 全国ロードショー
TM&(C)2015 LIONS GATE FILMS INC.ALL RIGHTS RESERVED.
配給:KADOKAWA
公式HP:hungergames.jp

 

 

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