映画『アンネ・フランクと旅する日記』並行するふたつの初恋を切り取った本編映像を解禁

 

【STORY】

「不思議だわ。これほど人間の邪悪な面を見てきても、今なお心の底で私は信じてる。人間の本質は“善”なのだと―――」
現代のオランダ・アムステルダム。激しい嵐の夜、博物館に保管されているオリジナル版「アンネの日記」に異変が起きた。突然、文字がクルクルと動き始めて、キティーが姿を現したのだ!時空を飛び越えたことに気づかないキティーだったが、日記を開くと過去へさかのぼってアンネと再会を果たし、日記から手を離すとそこには現代の風景が広がっていた。目の前から消えてしまったアンネを探して、キティーは街を疾走する……。

 

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

映画『アンネ・フランクと旅する日記』(原題:Where Is Anne Frank)が、3月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開いたします。

2009年にユネスコの「世界記憶遺産」に登録され、「世界で最も読まれた10冊」のうちの1冊に挙げられた「アンネの日記」。これまで幾度となく映像、舞台化されてきたが、本作はアニメーションでしか表現し得ないアプローチで、アンネ・フランクの生涯を、彼女が生み出した“空想の友達”キティーの視点でたどっていく。監督は、<アニメーション映画>として初めてアカデミー賞<外国語映画賞>にノミネートされ、ゴールデングローブ賞を受賞した『戦場でワルツを』のアリ・フォルマン。「アンネの日記」をもとにイマジネーションと遊び心に満ちた現代のパートを新たに創出、ふたりの少女の姿を等身大に瑞々しく描いた。キティーと旅した私たちは、閉ざされた日々にあっても人生を肯定したアンネの美しさを再発見するとともに、今、世界で何が起きているかを再認識させられる。彼女が願い続けた「すべての人が尊重されること」。この祈りにも似た物語は、未来を信じたアンネから、現代によみがえったキティーを経て、観るものすべてに手渡される希望のバトンとなることだろう。

 

アンネとキティー、ふたりの少女の姿を等身大に瑞々しく描いた本作。今回解禁するのは、ローティーンのアンネとキティーがともに、“ペーター”という名を持つ少年と、過去と現在とでそれぞれに出会い、寄りそう姿を切り取った本編映像だ。

 

 

アンネはナチスから身を潜めていた同じ隠れ家の住人ぺーターと、屋根裏部屋で空想の友達“キティー”のことや夢の話をして笑い合って過ごした。大戦下、閃光の走る空を見上げた時、「何が見える?」というぺーターからの問いかけに、アンネは「天使たちよ」と答える。閉ざされた日々にあっても、美しいイマジネーションの力で希望を失わなかったアンネ。ここには確かにアンネとペーターとのかけがえのない時間が存在していた。
一方、キティーは現代のアムステルダムで、アンネが恋をしていた少年と同じ“ペーター”という名を持つ少年と出会う。アンネを探しているキティーに対し、橋や店を指差して「すべてがアンネさ」と不思議に思うペーターだったが、キティーをスケートに誘う。ぺーターに背中を押されながらスケートを楽しむキティーだが、クルクルと身体が消えていき…
アンネとペーター、キティーとペーター、潜伏生活からアンネの親友キティーは飛び出し、時を翔けて、街を駆ける。淡くもまばゆい光を放つふたりの初恋が並走する!

 

~「アンネの日記」とは?~
第二次世界大戦下、アンネ・フランクが“空想の友達”キティー宛に綴っていた日記。1942年6月12日、13歳の誕生日に父・オットーから贈られたチェック柄の日記帳に、ナチスから身を潜めていた隠れ家での生活やペーターとの初恋などを書き連ねた。1947年、アウシュヴィッツを生き延びたオットーによって初出版。現在は、オランダ・アムステルダムの博物館「アンネ・フランクの家」に保管されている。

 

 

 

原案:「アンネの日記」(ユネスコ「世界記憶遺産」2009年登録)
協力:アンネ・フランク基金
文部科学省<特別選定>作品(青年/成人/家庭向き) <選定>作品(少年向き)
監督・脚本:アリ・フォルマン(『戦場でワルツを』)
声の出演:ルビー・ストークス/エミリー・キャリー
2021年/ベルギー・フランス・ルクセンブルク・オランダ・イスラエル/英語/99分/ビスタサイズ/5.1ch
原題:Where Is Anne Frank/日本語字幕:松浦美奈/映倫:G
© ANNE FRANK FONDS BASEL, SWITZERLAND
後援:オランダ王国大使館/イスラエル大使館
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
happinet-phantom.com/anne    公式Twitter:@anne_movie2022

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