Oculusのソフトウェアアップデートで友達とのプレイがより簡単に、新たなセキュリティ設定も追加

 

Facebook Reality Labs広報より、Oculus Blogにて、7月21日(米国時間)にOculus v31ソフトウェアのアップデートを発表しましたのでご案内いたします。

私たちがいる北半球では夏を迎えましたが、未だ新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、実際のバカンスというよりも、『Vacation Simulator』のようにバーチャルで夏の休暇を楽しもうという利用者に向けて、Oculus v31ソフトウェアアップデートを発表しました。今回のアップデートは、友達と一緒にVRタイトルをプレイするための新たな2つの招待方法と、Messenger機能に関するものです。また、新たなセキュリティ設定パネルや、ブラウザのパスワードを保存する機能など、安全性を重視する利用者のための機能を追加しました。

詳細は、下記の通りです。また、これらのアップデートは段階的に提供されます。

 

友達(あるいは今後友達になる人たち)とより楽しく

誰かと一緒にゲームをするのは楽しいですが、準備をするのは大変です。今回、新たに追加される2つの機能によって、これまで以上に簡単に、友達とあるいは周りにいる人たちと一緒にゲームを楽しむことができるようになります。

1つ目は、近日中に多くのタイトルでサポートされる予定の新たな「Invite to App(アプリに招待)」ボタンです。このボタンは、対応するVRタイトルをプレイ中にQuestのユニバーサルメニュー内に表示されます。友達や最近一緒にプレイしたりゲーム内で知り合ったりした他の利用者に、ポップアップの招待通知を送ることができます。招待を受け入れた利用者は、すぐにマルチプレイヤーセッションに参加することができます。また、一旦離れてしまった場合は、ユニバーサルメニューから一緒にプレイしている人たちを確認・管理できると同時に、再び参加することもできます。

 

 

 

一部の開発者とテストを行っており、『Beat Saber』、『Blaston』、『Demeo』、『Echo VR』、『ForeVR Bowl』、『Hyper Dash』、『PokerStars VR』、そして『Topgolf with Pro Putt』で近日中に提供される予定です。「Invite to App(アプリに招待)」機能は、全ての開発者が利用でき、今後、v31 SDK(ソフトウェア開発キット)が利用可能になり次第、開発者ブログにて、これらの機能に対応するAPIについての情報を提供する予定です。

2つ目は、ヘッドセットを着けずにマルチプレイヤーセッションを簡単に設定することができるようになる機能です。iOSまたはAndroidのOculusモバイルアプリ上にある、「Social(ソーシャル)」タブを使用します。まず、セッション対象のVRタイトルを選択すると(インストール済の対応アプリから選択することができます)、カスタム可能な「Invite Link(招待リンク)」が生成されます。それを投稿したり、Messengerで友達に送ったりすることで、誰でもあなたのセッションに参加することができ、必要に応じて利用可能な時間を選択することができます。

 

 

 

プレイする準備ができたら、その「Invite Link(招待リンク)」をクリックしヘッドセットを装着するだけで、 VRで友達と集まることができます。この機能は、近日中に予定されているOculus アプリアップデートで提供が開始され、まずは、一部のゲームで利用可能になり、今後は他のタイトルでも利用できるようになります。

これまでと同様に、「パーティ」を作成して友達とプレイすることもできます。「Invite to App(アプリに招待)」ボタンと「Invite Link(招待リンク)があることで、より簡単に友達とプレイすることができるようになることを期待しています。

Messenger

 

 

 

v31では、Oculus上のMessengerにも新しい機能として、「Send Receipt(送信通知)」と「Read Receipt(既読通知)」が追加されます。他のプラットフォームと同様に、メッセージの管理がより簡単になります。また、「️」で応えることで言葉よりも多くを伝えることができるように、「リアクション」も追加します。メッセージをクリックしてトリガーを引いたままにすると、「リアクション」メニューが表示され、選択することができます。

 

 


セキュリティを保つ

最後に、v31での最も重要な機能は、新しい「Security Setting(セキュリティ設定)」パネルです。アンロックパターンの設定やリセットすることが可能になり(Oculusモバイルアプリからも可能)、ヘッドセットへのログインやデバイスに保存されたパスワードへのアクセスにパターンを要求するかどうかを切り替えることができます。

 

 

 

v31では、ブラウザ内にパスワードマネージャーを追加し、パスワードの保存と自動入力を選択できるようになります。ログイン情報を探すことに、頭を悩ませたり、バーチャルキーボードで入力したりする必要はありません。すぐにアクセスできるように、保存したパスワードはアンロックパターンで安全に保存され(特にヘッドセットを共有している場合に便利です)、任意でアンロックパターンを無効にすることもできます。

ヘッドセット内のパスワードは常に暗号化されており、不要になったパスワードを削除することも可能です。詳細については、こちらをご参照ください。

v31のアップデートは、近日中に段階的に提供される予定です。今後も、Oculusに関する最新情報にご期待ください。

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