Oculus Quest マルチタスク、アクセシビリティ改善、初代QuestへのAir Link対応など、Oculusソフトウェアv30アップデートの提供開始

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

Facebook Reality Labs広報より、Oculus Blogにて、6月17日(米国時間)にOculusソフトウェアv30アップデートの提供を開始することを発表しましたのでご案内いたします。

v30では、マイクの切り替え、デジタル空間を隅々まで使用したい利用者をうなずかせるマルチタスク体験、そして今後のコンピューティングをより良い体験にするためのアクセシビリティ機能など、利用者にとって待望の機能が追加されます。そして、初代Quest利用者は、v30でAir Linkを利用できるようになります。

詳細は、以下の通りです。今回のアップデートは、段階的に提供される予定です。

 

 

マイクの切り替えが可能に

友達とチャットするのは楽しいことですが、時にはチームの他のメンバーともゲームの戦術について調整を行うこともあると思います。今月末より、段階的にすべての利用者に提供されるv30では、パーティーと使用中のタイトルとで、ボイスチャットを切り替える機能が追加されます。例えば、『Onward』でチームに貢献してくれたプレイヤーに感謝の気持ちを伝えることができるようになります。

 

 

「ユニバーサルメニュー」にあるトグルを有効化すると、すべてのタイトルでマイクを切り替えることが可能になります。この機能を待ち望んでいた、多くの利用者に提供できることを嬉しく思います。

 

フレックススペース

私たちは日々マルチタスクを行うことが求められます。1つのタスクに集中することができるというVR体験の良さもありますが、仕事のためにブラウザーウィンドウを開いたり、日々のフィットネスの目標を達成するためにOculus Moveをチェックしたり、そして背景にOculus TVの動画を再生したり、利用者がより柔軟な体験ができることも必要です。

v30では、新たな「Infinite Office」機能のテストを開始します。Oculusホーム画面内に検索、ストア、ブラウザー、イベント、Oculus TV、Oculus Move、スコアボードなど、並行して複数の2D機能やタイトルを実装することができます。v30のアップデートが実装されたら、「設定」パネルの「テスト機能」のセクションにある「マルチタスク」トグルをオンにして、ヘッドセットを再起動します。そして、「メニューバー」または「ライブラリ」から2Dのタイトルをドラッグして、3つある位置にドロップします。これでシームレスに複数のタスクを管理することができるようになります。

「Infinite Office」は無限の可能性を秘めています。

 

アクセシビリティにおける改善

私たちは、VRこそがコンピューティングの未来であると確信しています。そして、その未来を構築するために投資を行い、VRをより包括的なものにするための方法を常に探究しています。v30では、Oculusの「設定」メニューに、新たに「Accessibility(アクセシビリティ)」タブが追加され、VR体験をカスタマイズするためのツールや機能が導入される予定です。

例えば、ヘッドセットのデフォルトのテキストサイズを変更する機能など、いくつかの既存の機能をこの「Accessibility(アクセシビリティ)」タブ内に移動しました。また、2つの新機能を追加します。1つ目は、「Color Correction(色調補正)」です。システムレベルの表示設定で、一般的に識別が難しい色を補正するための機能です。「Deuteranomaly(デュータラノマリィ :緑-赤)」、「Protanomaly(プロタノマリィ:赤-緑)」、「Tritanomaly(トリタノマリィ:青-黄色)」の3つのオプションから選択することができます。

ご要望が多かった2つ目の新機能は、座ったままでも「立った状態」の視点からVR体験ができるようになります。「テスト機能」のメニューから「Raise View(視界を高くする)」 機能を選択してください。この機能に対応しているタイトルでは、この設定を有効にすることでヘッドセットの電源を付けている間、あるいはガーディアンの位置を調整しない限りは、視点が約40センチ高くなります。この機能は、いつでも手動でオフにすることもできます。

「Raise View(視界を高くする)」 機能は、現在も開発・改善を進めている段階のため、現在は 「テスト機能」タブ内に表示されています。是非、利用者からのフィードバックをOculus サポートまでご連絡ください。 このテスト機能を公開し、コミュニティの皆様と一緒に改善していきたいと考えています。

 

Oculus Air Linkをすべての利用者に

4月に「Oculus Air Link」を導入し、Oculus Quest 2の利用者は、安定したWi-Fi ネットワークさえあればOculus Linkケーブルを使用せずにPCのVRゲームに無線接続することができるようになりました。v30では、初代Oculus Questの利用者にもこの機能を提供することができるようになります。

Oculus Air Linkを初めて利用される場合は、是非、ベストプラクティスのためのガイドをご覧ください。その内容を簡単にまとめると、ACまたはAXのルーターを用いて安全な5GHz帯のWi-FiにOculus Air Linkを接続し、イーサネット経由でPCに接続した上で、PCがOculus Air Linkの要件を満たしていることを確認してください。また、ご利用のPCのOculus Air Linkとの互換性についてもご確認ください。

 

Oculus Questの利用者は、Oculus PCアプリをダウンロードし、今週提供が開始される予定のPCソフトウェアv30が実装していることを確認してください。次に、PCアプリ内で「設定」メニューからPCアプリのベータ版に切り替えて、「Air Link」のトグルを有効化します。この段階でQuestのヘッドセットを装着し、「設定」メニューから「テスト機能」へ、そして「Air Link」を有効化してください。「Air Link」を無効化してケーブル接続に戻す場合は、「テスト機能」パネルから「Air Link」を無効化してください。

「Oculus Air Link」のパフォーマンス、画質、信頼性については、現在も改善を続けており、フォードバックやバグに関する報告には、是非、Oculusサポートまでご連絡ください。ようやく初代Questの利用者にもこの機能を提供できることを大変嬉しく思っています。

また、今夏発売予定の『Lone Echo Ⅱ』をプレイする前に、『Lone Echo』 のストーリーを完成させてください。

プレスキットはこちらからご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました