独占配信開始!稀代の映像詩人ケネス・アンガーの謎に迫るドキュメンタリー『アンガー・ミー』

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

この度アップリンク・クラウドにて、 謎と神話に満ちた映画作家ケネス・アンガーに迫るドキュメンタリー映画『アンガー・ミー』(エリオ・ジェルミーニ監督/71分/2006年)の独占配信を開始いたしました。
  『アンダー・ザ・シルバーレイク』の元ネタというべき、ハリウッド黄金期の闇の歴史を暴いた『ハリウッド・バビロン』の著者。アレイスター・クロウリーに傾倒した魔術師。マーティン・スコセッシ、デヴィッド・リンチ、デレク・ジャーマン、R.W.ファスビンダー、デニス・ホッパー、ガス・ヴァン・サント等、数多のクリエイターに影響を与えたアンダーグラウンド映画界のヒーローと、様々な顔を持つ男、ケネス・アンガー。

本作品は、アンガーへのインタビューを軸に盟友ジョナス・メカスの証言などで構成されたドキュメンタリー映画で、稀代の映像詩人の波乱万丈の人生を垣間見ることができます。

『アンガー・ミー』 作品概要
 ケネスは本質を突く複雑な人物だ。つまり詩人だよ。
――ジョナス・メカス  

 

イタリア人映像作家エリオ・ジェルミーニが、生と死をテーマに作品を作り続けたケネス・アンガーの遍歴と映画術を捉えたドキュメンタリー。ジェルミーニ監督自身がアンガーへ行なった出生から現在までを語るインタビューを軸に、アンガーの盟友ジョナス・メカスへのインタビューや豊富なアーカイブ・フッテージにより構成されている。少年時代に『真夏の夜の夢』に出演したことをきっかけに映画の道を志し、インディペンデント映画を学ぶためにヨーロッパに赴きジャン・コクトーやマヤ・デレン、ヴィスコンティ、パゾリーニらと交流を持ったという逸話をはじめ、『マジック・ランタン・サイクル』収録作品の舞台裏が饒舌な語り口で綴られる。
映画の最後でアンガーはこう語る。
「私は映像詩人だ。コクトーが生み出した流れを喜んで継承する。生は死と同じくらい神秘的だ。どちらも誰にも解けない謎だろう。恐ろしくて不可解な謎というより興味をかき立てられる謎だ。自分の次の大いなる冒険が死でも構わない。それは新たな挑戦だ」
■ケネス・アンガー
1927年2月3日、カリフォルニア州サンタモニカ生まれ。ハリウッドで衣装担当として働いていた祖母の影響で、映画や芸術への興味を持ち始め、『真
夏の夜の夢』(1936)には、子役として出演。10 歳頃から映画を撮り始め、1947年の『花火』では、ジャン・コクトーやテネシー・ウィリアムズから絶賛された。1959年にはハリウッドのゴシップを書籍にまとめ『ハリウッド・バビロン』と題してパリにて発行。
近年、 エンパワメントやフェミニズムといった観点からも、”魔女””魔術””オカルト”などが注目されるなか、GUCCIの2019年キャンペーンでアンガー自身がモデルに起用されるなど、アンガーの魔術的な世界は再度脚光を浴びている。
現代のミュージックビデオやCMの始祖と言われる鮮烈な映像は、時代を越え、ジャンルを越え、色あせることなく私たちを魅了する。
『アンガー・ミー』  (2006年/71分)
監督: エリオ・ジェルミーニ
出演:ケネス・アンガー、ジョナス・メカス
UPLINK Cloud 配信概要
価格:700円
視聴時間:72時間

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