『海辺の家族たち』家族の絆を描いた新作映画特集

 

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

〈フランスのケン・ローチ〉と称えられる名匠ロベール・ゲディギャン監督作『海辺の家族たち』5月14日(金)より、kino cinéma横浜みなとみらい、kino cinéma立川髙島屋S.C.館、kino cinéma天神ほか全国順次公開いたします。

老いや病気、家族の死など大きな壁を乗り越え絆を深めていく家族の姿を描いた新作映画が続々と公開される。寝たきりになってしまった父親を訪ねるため久しぶりに顔を合わせた年老いた3人兄妹や、夫を亡くし孫と二人で思い出の詰まった古い家で季節の静かに暮らす家族、認知症を患い記憶が曖昧になりつつある父親とそれを助けようとする娘の親子など、それぞれが家族を想いやる姿にじんわりと感動する作品ばかり。なかなか普段は意識することのない家族の大切さに気づかせてくれる“家族の絆”を描いた新作映画3本をご紹介いたします。

ぜひ本ニュースのご掲載をお願い申し上げます。

 

『海辺の家族たち』 5月14日(金)公開

パリに暮らす人気女優のアンジェルは、20年ぶりにマルセイユ近郊の故郷へと帰って来る。家業である小さなレストランを継いだ上の兄のアルマンと、最近リストラされて若い婚約者に捨てられそうな下の兄のジョゼフが迎えてくれる。兄妹3人が集まったのは、父が突然、倒れたからだ。意識はあるもののコミュニケーションが取れなくなった父と、家族の思い出の詰まった海辺の家をどうするのか、話し合うべきことはたくさんあった。だが、それぞれが胸に秘めた過去が、ひとつひとつあらわになっていく。昔なじみの町の人々も巻き込んで、家族の絆が崩れそうになったその時、兄妹は入り江に漂着した3人の難民の子供たちを発見する──。人と人の繋がりの大切さを教えてくれる感動作。

 

『椿の庭』 公開中

葉山の海を見下ろす坂の上の古民家を移築した一軒家。長年連れ添った夫を亡くした絹子は、長年家族で暮らした思い出深いその家で、孫娘の渚と一緒に暮らしている。娘の陶子からは東京のマンションで一緒に暮らそうと勧められるが、思い出の詰まった家を離れようとはしない。夫の四十九日を終えた朝、飼っていた金魚が亡くなってしまい、椿の花で包み庭に埋めて土へと還す。丹精に世話された色とりどりの庭で、四季の移り変わりを感じながら、些細な出来事や過去のできごとに想いを馳せる日々。そんなある日、絹子へ一本の電話がかかってくるー。色あせることのない家族の絆の物語。

 

『ファーザー』 5月14日(金)公開

ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは認知症によって記憶が薄れ始めている。そんな父親を心配し、娘のアンは介護人を手配するが父は拒否してしまう。そんな中、アンから新しい恋人とパリで暮らすと告げられショックを受ける。しかしそれが事実なら、アンソニーの家に突然現れた、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男は一体何者なのか?なぜ彼はこの家をアンと自分のものだと主張するのか?そして、もう一人の最愛の娘、ルーシーはどこに消えたのか?現実と幻想の境界が崩れていく中、最後にアンソニーがたどり着いた〈真実〉とは──?娘と父親の切なくもおかしい人間ドラマ。

 

監督:ロベール・ゲディギャン

出演:アリアンヌ・アスカリッド、ジャン=ピエール・ダルッサン、ジェラール・メイラン、ジャック・ブーデ、アナイス・ドゥムースティエ、ロバンソン・ステヴナン

2016年|フランス|フランス語|カラー|ビスタ|DCP|5.1ch|107分|原題:La Villa|英題:The House by the Sea|レイティング:G|

字幕翻訳:宮坂愛

提供:木下グループ

配給:キノシネマ

© AGAT FILMS & CIE – France 3 CINEMA – 2016

公式HP:https://movie.kinocinema.jp/works/lavilla

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