【以下プレスリリース文掲載】
昨年秋、予想を超えるスマッシュ・ヒットを飛ばし、コロナ禍で遠ざかっていた中高年層を「ベルモンドが映画館に呼び戻した!」と話題になって、それまでベルモンドを知らなかったミレニアル世代も虜にした「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」。 全国の公開劇場では上映全8作品をコンプリートした熱心な観客から「もっとこんな作品も観たい!」「どうして○○は上映されないのか?」といった声が多数寄せられたことから、急遽「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2」(提供:キングレコード/配給:エデン)の開催が決定! 去る11/20(金)から12/13(日)の間、東京はじめ「傑作選」上映中の名古屋・関西の4劇場にて「次に観たいベルモンド出演作」を募る“ベルモンド映画総選挙”を実施し、このほど、投票結果(※別表参照)を元にベルモンド映画の決定版にして最高傑作の呼び声高いフィリップ・ド・ブロカ監督の名作『リオの男』、『カトマンズの男』をはじめとした5作品を選出、5/14(金)から新宿武蔵野館での公開が決定し、「冒険は終わらない。」というキャッチコピーを配した新たなポスター・ビジュアルが完成しましたのでご報告いたします。
【上映作品】※全作品、松浦美奈さんによる完全新訳日本語字幕版となります。
『リオの男』 (1964年/フランス・イタリア合作映画) 総選挙第1位
監督:フィリップ・ド・ブロカ(「大盗賊」) 共演:フランソワーズ・ドルレアック(「ロシュフォールの恋人たち」)
※パリからリオへ、冒険、冒険、また冒険!ベルモンド×ド・ブロカ監督コンビによるベルモンド映画の決定版にして最高傑作!
★HDリマスターによる57年ぶりの劇場公開
『カトマンズの男』 (1965年/フランス・イタリア合作映画) 総選挙第4位
監督:フィリップ・ド・ブロカ(「大盗賊」) 共演:ウルスラ・アンドレス(「007 ドクター・ノオ」)、ジャン・ロシュフォール
※香港、マレーシア、ネパール…、さらに危険で過激な大冒険の連続! ベルモンド×ド・ブロカ・コンビのもう一つの最高傑作!
★HDリマスターによる55年ぶりの劇場公開
『相続人』 (1973年/フランス・イタリア合作映画) 総選挙第9位
監督:フィリップ・ラブロ(「危険を買う男」) 共演:カルラ・グラヴィーナ、シャルル・デネ、ジャン・ロシュフォール
※スリリング&スタイリッシュ! 巨大財閥の相続人ベルモンドが闇の謀略に挑むクライム・サスペンスの傑作!
★未DVD&ブルーレイ化 ★HDリマスターによる48年ぶりの劇場公開
『エースの中のエース』 (1982年/フランス・西ドイツ合作映画) 江戸木純セレクション
監督:ジェラール・ウーリー(「大頭脳」)共演:マリー=フランス・ピジェ(「真夜中の向う側」)
※1936年ベルリン五輪の真っ只中、ユダヤ人少年を救うべくベルモンドがナチスを相手に大活躍する戦争アクション超大作!
★未DVD&ブルーレイ化 ★HDリマスターによる<日本劇場初公開>
『アマゾンの男』 (2000年/フランス・スペイン合作映画) 特別プレミア上映
監督:フィリップ・ド・ブロカ(「大盗賊」) 共演:アリエル・ドンバール(「海辺のポーリーヌ」)
※『リオの男』から36年、南米アマゾンを舞台にベルモンドが再び大暴れ!ド・ブロカ監督との最後のコンビ作!
★国内未ソフト化 ★HDリマスターによる<日本初公開>
ベルモンド映画総選挙・投票結果
有効投票総数:668
※1人につき3作品まで上映希望作品のリクエストを受付
第1位 | リオの男 | 154票 |
第2位 | ボルサリーノ | 125票 |
第3位 | 華麗なる大泥棒 | 106票 |
第4位 | カトマンズの男 | 102票 |
第5位 | おかしなおかしな大冒険 | 99票 |
第6位 | 勝手にしやがれ | 76票 |
第7位 | パリは燃えているか | 69票 |
第8位 | 007/カジノ・ロワイヤル | 66票 |
第9位 | 相続人 | 65票 |
第10位 | 気狂いピエロ | 61票 |
第10位 | ラ・スクムーン | 61票 |
選評:配給プロデューサー・ 江戸木 純
「知名度の高い作品が多くの票を集める中、ド・ブロカ監督作の人気は根強く、特に『リオの男』は圧勝でした。『ボルサリーノ』の2位はアラン・ドロンとの2大スター共演による認知度の高さで予想以上に票が伸びたのだと思います。3位のアンリ・ベルヌイユ監督による国際的超大作『華麗なる大泥棒』、4位の『カトマンズの男』、5位の『おかしなおかしな大冒険』という、ド・ブロカ作品は納得の順位。6位に『勝手にしやがれ』、10位に『気狂いピエロ』とゴダール作品もランクイン。やはり、ヌーヴェルヴァーグのベルモンドが好きというファンの多さが伺えます。7位の『パリは燃えているか』、8位の『007/カジノ・ロワイヤル』は、ベルモンド主演作ではありませんが、これらの名作をスクリーンで見たいと望む映画ファンの気持ちの表れでしょう。9位『相続人』、10位『ラ・スクムーン』の投票には「あのカッコいいベルモンドをもう一度見たい!」という思いが伝わってきます。惜しくもベストテンには入りませんでしたが、次点の『パリ警視J』、『薔薇のスタビスキー』、『怪盗二十面相』、『レ・ミゼラブル』も多くの票を獲得しました。
この結果を受け、「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2」ではド・ブロカ監督による決定的代表作2本『リオの男』、『カトマンズの男』の上映をまず決定し、特別プレミア上映としてベルモンドとド・ブロカ監督が、『リオの男』へのノスタルジーとセルフオマージュも込めて再びアマゾンを舞台に冒険を繰り広げた日本初公開となる『アマゾンの男』をプログラムしました。さらにベストテンからもう1本、一度もディスク化されていない幻の傑作『相続人』を上映。ベストテン圏外でしたが、スペシャル・セレクションとして、第1弾上映作品の中でも特に好評を得た『大頭脳』のジェラール・ウーリー監督作で、第二次世界大戦開戦直前のナチス政権下でのベルリン・オリンピックを背景にした傑作冒険大活劇『エースの中のエース』を劇場初公開します。
ベストテン内の『ボルサリーノ』、『勝手にしやがれ』、『気狂いピエロ』に関しては、これまでにも何度かリバイバル公開されており、ディスクも既発売であることから除外しました。また、『華麗なる大泥棒』、『おかしなおかしな大泥棒』については残念ながら今回は上映権の取得ができませんでしたが、これらの作品も含め、第3弾開催時での上映を実現すべく交渉を続けていく予定です。引続き「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」にご期待下さい!」
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