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そういうゲームなのね!とようやく知ることが出来た 『サイバーパンク2077』 プレゼンテーションレポ

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『ウィッチャー』3部作で有名なCD PROJEKT REDが手掛ける最新作『サイバーパンク2077』は11月19日に全世界一斉リリース予定となっている。

国内でのパブリッシングは、PS4パッケージ版はスパイク・チュンソフト、PS4デジタル版、Xbox One、PCをCD PROJEKT REDがそれぞれ担当する。

 

つい先日、本作に関するホットな話題として、メーカーから直接CEROレーティングによる表現規制の全容が発表され、その内容がSNSを始めとした各所で大きな話題を呼んだことが記憶に新しい。そういった人たちの中にはこの騒動から本タイトルを知ったという人もいるかもしれない。

ところで、このゲームに対して多くの人はYouTube等で名前は聞いたことがあっても「いまいちどんなゲームか分からない」「銃をバカスカ打つだけのゲームでしょ」。という人が多くいるのではないだろうか。

かくいう僕もそのうちの一人で、ゲームのPVを見ても「ありふれたゲームのひとつ」くらいの印象しか抱かなかった。正直「キアヌ・リーブスが出るだけのキワモノゲーム」とまで思っていたほどで、期待も何もしていなかったというのが正直なところ。

 

ところが先日の発表から多くの人が期待を寄せているうえ、新しく公開されたPVが興味深く映ったので、エンタジャム編集部は無理を承知でCD PROJEKT REDの本間氏にコンタクトを取って本作のプレゼンテーションをお願いした。

 

プレゼンテーションが終わったあとには本作はただの銃をバカスカ打つだけのゲームではなく、プレイヤーに可能な限りの選択肢を用意し、行動からムーブメントまで自由を与えたフリーダムな作品だと認識が変化し、本作の期待が大きく膨らんだ。

 

今回は本間氏の丁寧なプレゼンテーション内容をお届けする。

 

■原作TRPGをビデオゲームという畑違いなジャンルに極力落とし込んだ意欲作

 

その前に本作は『サイバーパンク2.0.2.0.』というTRPG原作にした作品であることを予備知識として抑えて おかなければならない。

『サイバーパンク2.0.2.0.は『ブレードランナー』を始めとした1980年代に勃興したジャンル、「サイバーパンク」をテーマに扱ったテーブルトークRPG。

プレイヤーはゲーム開始前にルールに沿って自分の役回り(ロール)を決めて、能力をポイントで割り振ってからゲームを開始させ、ゲームマスターによる進行のもと、プレイヤーが最初に設定した役回りと能力を照らし合わせながら、状況に応じてゲームを多くのプレイヤーと進めていくゲーム。

 

 

日本でこの原作は90年代初頭に発売されているため、現在ではあまり広く知られていないかもしれない。

本作はゲーム開始時点から、原作であるTRPGベースの役割り作成や能力値の割り振りを行うという徹底ぶりで、実際のゲームプレイもTRPGならではの自由さをゲームの中に落とし込もうとした意欲作となっている。

TRPGならではの自由さとは、プレイヤーが様々なイベントに遭遇した際、他プレイヤーとの関係性やその後の立ち回りを考慮し、言語化することで、これを本作においては選択肢、またはマップ移動時のルート選択、はたまたゲーム内に存在する通行人、敵キャラクターをはじめとしたNPC(ノンプレイヤーキャラクター)に対する処置、処遇というプレイ結果に昇華している。

プレイヤーがとるゲーム内での立ち振舞いによって『サイバーパンク2077』のストーリーは大きく変化していくという。これがオフラインのゲームとして処理されているというのだから驚きだ。

 

また、この原作となる『サイバーパンク2.0.2.0』にはジョニー・シルヴァーハンドというキャラクターが登場するのだが、本作でも引き続き登場し、ジョニーを演じるのがキアヌ・リーブス。

彼は主人公Vに何かしらの干渉をして物語に大きく影響しているとのことなので、原作ファンはもちろんのこと、キアヌのファンは彼の活躍に期待して本作を手にしてもいいのではないだろうか。

 

と、本作の前提について軽くさらったあとはゲームの紹介に入っていこう。

 

■3つのスタート地点から始まり、プレイスタイルを構築することで独自のゲームプレイを楽しむことができる

 

舞台は、権力、ルックス、絶え間ない身体改造に取り憑かれた2077年の世界で、プレイヤーが操作する主人公V(ヴィー)の暮らす「ナイトシティ」はコレを最も色濃く表した街だという。

ナイトシティは、絶望的なまでに貧しい人々が超富裕層のすぐそばに住居を構え、街を支配する超巨大企業の監視の目と、ストリートに蔓延る危険なサイコギャング達の間で板挟みになっている。

本作における「サイバーパンク」とはこのナイトシティを牛耳る企業による過剰な監視網の外で生きる“アウトロー”の事を指しており、このVの出自をプレイヤーはライフパスという項目でゲーム開始時に3つの中から選択することになる。

その後、プレイヤーは肉体、反応、知力、技術、意志の5つに別れている能力値のポイントを割り振る。

それぞれの能力値は以下のようなシステムとなっている。

 

  • 肉体 — 物理的な力(体力、スタミナ、集弾性、肉弾戦におけるダメージに影響)
  • 反応 — 敏捷さ(クリティカル率、攻撃速度、回避力に影響)
  • 知力 — 知性や記憶力(ハッキングの難易度、プログラムのアップロード時間、メモリ容量に影響)
  • 技術 — 技術的な適正(防御力、クラフトに必要な素材の収集力に影響)
  • 意志 — 自制心や精神力(ステルス能力、クリティカル時のダメージ、耐性に影響)

 

この能力値はゲーム開始後に成長していくスキルに影響するため慎重に行う必要があるが、アクションゲームに慣れている人ならステルスキルをメインにゲームを進行させたいとか、派手に銃撃戦を行うことに快楽を覚えたいなどの直感で割り振るといいのではないだろうか。

 

その後、昨今のゲームでは恒例となっている容姿を作成した後、本作でも最も重要な決定事項の一つとなるであろう「ライフパス」、主人公の出自を決めることになる。ライフパスは以下のように公式からアナウンスされている。

ライフパス

Vには3つの「ライフパス」、すなわち出自を設定できる。Vが如何にして『サイバーパンク2077』の物語を歩むようになったのかを、異なる地位や視点から体験することができるわけだ。その影響がもっとも大きいのはゲーム冒頭の導入部分だが、ゲーム全体を通して、ライフパスによるさまざまな変化を感じ取ることができるだろう。たとえばVの会話においては、各ライフパス専用の選択肢が出現することがある。

 

ストリートキッド

ナイトシティの住民として育ち、ストリートでも一目置かれている。コネも豊富で、コンクリートジャングルでの生き方を心得ている。そんな出自なだけあって、野心には事欠かない。人生を乗りこなすのは大変だが、どうせ乗るなら派手に乗り回してやろうじゃないか。

 

ノーマッド

ノーマッドは基本的にファミリーと共に生活するが、君は一匹狼としてナイトシティ郊外のバッドランズにやってきた。道を外れたノーマッドの目には、ナイトシティという大都会は、さぞや魅力的に映ることだろう。

 

コーポレート

君は人生の成功者だ。アラサカ社のエージェントとして、軍用レベルのサイバーウェアを惜しみもなく装着し、一流の生活を送っている。多大なるストレスとプレッシャーを抱えながらも、凡人がブレインダンスを通じてしか経験できない日々を謳歌しているのだ。そんな人生において、失敗など起こりえるだろうか?

 

 

これら3つのライフパスの選択によってゲームのスタート地点が変わり、専用クエストが発生したり、会話中に各ライフパス専用の選択肢が出現したりする。

本作のセールスポイントとなっているTRPGを踏襲したような会話の選択肢の多様さに加え、プレイヤーによる多様なゲームプレイがストーリー展開に影響を与えるとなると、いかにこのゲームが計り知れないほどの膨大なボリュームで構成されているのか伺える。

 

本作のアクション部分に関して紹介すると、既に公開されている一人称視点の映像からはバリバリのガンアクションかと思いきや、実際のところは『フォールアウト』や『ボーダーランズ』のようなアクションRPGに近い。

キャラクターメイキングがあるにも関わらずなぜ本作に一人称視点が採用されているのかというと、プレイヤー主体のTRPGである原作『サイバーパンク2.0.2.0』独特のゲームプレイを踏襲したことによるそうで、ゲームプレイの様子を見ても確かにゲームへの没入感は深いものとなっている。

 

また、ゲームプレイを見ていて感じたこととして、RPGに似たようなHPダメージ式のゲームシステムとなっていることから、FPSに近い構造でありつつも、幅広いゲームユーザーにリーチできるよう工夫がされていること。

どうしてもFPS主体のゲームになってくると体力を増強しても不意打ちのヘッドショットを受けてしまうというハプニングが起きる。原因不明の死はライトなユーザーにとって耐え難い苦痛であるが、HPダメージという従来のRPG方式だと自分のスキルや武器等で自キャラをパワーアップさせるなどの解決法が多く用意されているので、戦闘よりもストーリーに集中でき、最後までプレイ継続の意志を持つことができる。

この辺はコアなゲーマーによっては評価の分かれる部分かもしれないが、僕としてはいい部分ではないかと感じた。

 

 

ミッションにおけるステージ攻略もハイテクノロジーでユニークなものが多い。監視カメラをハッキングしたり、敵NPCの視界をジャックしたり、はたまた敵の行動を意のままに操って自滅を目論んだりとバリエーションが豊富だ。

これらのハッキング行為は“メモリ”と呼ばれるステータスを消費して行う事ができ、プレイヤーのスキル状況によってはメモリの消費量を抑えることも可能だという。

また、こうした自分のスキルや最初に設定した能力値によっては、銃撃戦でゴリ押しするプレイだけでなく、ステルスキルをメインにしたスタイルでミッションに挑むことも可能だという。

 

これらのミッションやステージの攻略方法はプレイヤーのプレイスタイル、裁量によって大きく異なり、場合によってはそこに配置されているボスすらもやり過ごすことも可能だという。

 

 

プレゼンテーションを聞きながらのゲームプレイを見終わっての率直な感想はすぐにでもプレイしてみたいと思えるものだということだった。

性表現、暴力表現における規制ばかりが注目されてしまっているが、それを補うほどの自由なゲームプレイがそこにはあった。惜しいことにこの日にプレイできなかったのが本当に悔やまれるが、本製品の発売を楽しみにゆっくりと待つことにしよう。

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