7/10公開『グッド・ワイフ』監督&主演女優ビデオメッセージ、著名人コメント到着!

■ストーリー

1982年、メキシコシティの高級地区ラスロマス。実業家の夫との間に3人の子供に恵まれたソフィアは、高級住宅街にある美しい豪邸で満ち足りた生活を送っていた。セレブ妻たちのコミュニティに女王のごとく君臨していた彼女は、証券会社の社長を夫に持つ、垢抜けない“新入り”アナ・パウラの出現が気に入らない。だが、歴史的なメキシコの経済危機が到来し、富裕層を直撃。突如として、ソフィアの完 璧な世界は崩壊し始める…。

 

【以下プレスリリース文掲載】

 

メキシコ・アカデミー賞 4門受賞!
アッパークラスの主婦たちのマウンティング合戦を描く社会派スタイリッシュドラマ

『グッド・ワイフ』

<監督&主演女優ビデオメッセージ、著名人コメント到着!/ニュース掲載のお願い>

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最悪の経済危機に見舞われた1982年のメキシコを舞台に、アッパークラスの主婦たちの戦いを描いた映画『グッド・ワイフ』が、2020年7月10日(金)より YEBISU GARDEN CINEMAを皮切りに全国順次公開いたします。

この度、コロナ禍により惜しくも来日が叶わなかった監督と主演女優から日本の観客へ向けたビデオメッセージが到着しました。
合わせて、IVAN、シシド・カフカら各界著名人から届いたコメントを解禁いたします。

<メキシコから日本のみなさんへ愛をこめて『グッド・ワイフ』監督&主演女優よりビデオメッセージ到着!!>
<日本の各界著名人からも絶賛コメント続々!>

この度、『グッド・ワイフ』監督のアレハンドラ・マルケス・アベヤと主演女優のイルセ・サラスからはるばるメキシコより日本の観客へ向けたビデオメッセージが到着した。本来であれば2人は公開に合わせて来日を予定していたが、今回のコロナ禍により来日も中止となった。

解禁されたビデオメッセージでは、マルケス・アベヤ監督は、「日本で公開されることに興奮しています。同時に日本に行けなくてとても残念です。ご覧になった皆さんの感想を知りたいです。メキシコから愛をこめてありがとう!」と日本の公開へ期待を寄せ、イルセ・サラスは「日本に行けなくて本当に残念です。『グッド・ワイフ』を楽しんでいただけますように。そして、どうぞ安全でいてね!」とメッセージを寄せた。

 

また、各界の著名人からのコメントには、IVAN、シシド・カフカ、辛酸なめ子、山崎まどかをはじめとした各界の著名人から絶賛の声が寄せられている。
モデル・タレント・女優のIVANは、原案となった小説はご自身のメキシコ人の母も大好きで愛読者だったというエピソードを語り、「初めから最後まで休むことなく心が動いた作品でした。勿論、80年代の派手さのなかに上品で高貴なファッション、美しい映像にも目が奪われた作品です。」と絶賛。
漫画家・コラムニストの辛酸なめ子は、「グループの女王様はもしかしたら本当は弱くて幼い存在なのかも…と気付かせてくれた重要な作品。インナーチャイルドの萎縮のエネルギーが浄化されました。」とコメント。(次ページに全コメント記載)
そのほか、映画ライターのSYO、映画ジャーナリストの立田敦子、東京大学名誉教授/ラテンアメリカ文学の野谷文昭、ファッションジャーナリストの藤岡篤子、コラムニストの山崎まどか、映画ライターのよしひろまさみちら各界の著名人からもコメントが届いている。

 

 

 

 

とても皮肉的で美しく、強くて儚い女性達のお話。
作家のマリア・グアダルーペ・ロアエサ・トヴァールの小説は私のメキシコ人の母も大好きで愛読者です。
原案「Las Ninas Bien」は 何度か手に取り読んだ事があります。
その頃は難しいお話だなと3ページ程で読むのを止めましたが、この作品を見て、改めて母に小説を借りたいと思うほど、この作品の伝えたい背景を更に知りたいと思った1作。
正にメキシコ版のバブル崩壊の時代。日本だけではなく、私の母の祖国でも起きていた煌びやかな女達のマウンティング合戦に受け入れ難い転落の人生…お姫様なプライドと現実に苦しむ様。
初めから最後まで休むことなく心が動いた作品でした。
勿論、80年代の派手さのなかに上品で高貴なファッション、美しい映像にも目が奪われた作品です。

IVAN(モデル・タレント・女優)

 

一度ガラスの靴を履いた女は
二度と脱げず
ひび割れも許されないのか
自らの決意と共にその靴を脱いだ時
女はきっと
ずっと強くなる

シシド・カフカ(ドラムヴォーカリスト・女優・モデル)

 

恐ろしい映画だ。
富を奪われ、地位を失い、加速する斜陽。品性が削り取られ、顔を出す狂的な美。
100分かけて、人が順調に壊れていく。
今や、この「没落」を遠い国の出来事と思えない。すぐそこに、在る。

SYO(映画ライター)

 

グループの女王様はもしかしたら本当は弱くて幼い存在なのかも…と気付かせてくれた重要な作品。インナーチャイルドの萎縮のエネルギーが浄化されました。

辛酸なめ子(漫画家、コラムニスト)

 

お金と権力を握る男に寄り添うことでステイタスを得る。
今も脈々と引き継がれる“女の処世術”がいかに危うく、愚かしいことか。
“あるある”満載の80年代のセレブ妻の喜劇は、
私たちがよく知っている悲劇でもある。

立田敦子(映画ジャーナリスト)

 

何かを買うのは、それが必要だからというよりも、買える喜びを味わうため。
そして他人と差をつけ、優越感を味わうため。
だが経済危機がその喜びと優越感を反転させてしまう。
主人公ソフィアはこの危機的状況に耐えられるのか。

野谷文昭(東京大学名誉教授/ラテンアメリカ文学)

 

時代を超えて輝きを放つラグジュアリーの真髄。
優美さに包まれた栄光の日々は過ぎ去り、訪れるであろう未知の世界。
様々な意味を鏡のように投影しながら、震える蝶の羽ばたきのように微かに、
だが確実に飛び立とうとする女性の姿が、ここにある。

藤岡篤子(ファッションジャーナリスト)

 

美しいメイクがひび割れていくように、白いテニスウェアが汚れていくように、完璧な生活が足もとから崩れていく。
一人の女の夢物語の残酷な終わりに、当時のメキシコ経済の危うさが重なって、スリリングでした。

山崎まどか(コラムニスト)

 

 

浮世離れしたセレブ妻の壮絶マウンティングと、スーパー現実的な経済破綻。そのどちらもまじめに描いているからこそ、リッチ生活とプライドの高さが空虚に映る。

よしひろまさみち(映画ライター)

監督・脚本:アレハンドラ・マルケス・アベヤ
原案:グアダルーペ・ロアエサ
出演:イルセ・サラス、カサンドラ・シアンゲロッティ、パウリーナ・ガイタン、ジョアンナ・ムリーヨ、フラビオ・メディナ

2018年/メキシコ/スペイン語/100分/カラー/シネスコ/5.1ch 原題:Las Ninas Bien
字幕:大西公子 後援:在日メキシコ大使館
配給:ミモザフィルムズ

公式サイト:goodwife-movie.com
(C)D.R. ESTEBAN CORP S.A. DE C.V. , MEXICO 2018

7月10日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー

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