【ストーリー】
19世紀のロンドン。優秀な外科医トリーヴズ(アンソニー・ホプキンス)は、見世物小屋でエレファント・マンと呼ばれる青年メリック(ジョン・ハート)と出会う。極端に身体が変形したメリックの姿を目にしたトリーヴズは、大きな衝撃を受け、彼を研究対象として病院で預かることに。当初は物も言えず怯え続けるメリックを誰もが知能も低いと思っていたが、ある日、知性溢れる穏やかな性格であることが発覚。その後、新聞で取り上げられたメリックの元を舞台女優のケンドール夫人(アン・バンクロフト)を始め、上層階級者が訪れるようになる。
トリーヴズは自分が形を変えた見世物小屋の興行師と同じなのではないかと悩むが……。
【以下プレスリリース文掲載】
7月10日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国順次封切りとなります、映画『エレファント・マン 4K修復版』の公開を記念したトークイベントを中継で生配信いたしますのでお知らせいたします。
第53回米アカデミー賞にて、作品賞、主演男優賞、監督賞など主要8部門ノミネート、同年の英国アカデミー賞では作品賞と主演男優賞、製作デザイン賞を受賞した『エレファント・マン』。この言わずと知れた不朽の名作が本国公開から今年で40年を迎えるにあたり、デイヴィッド・リンチ監督自身の監修によりデジタルリマスター化! 幻想的な世界観はそのままに、より美しく蘇った『エレファント・マン 4K修復版』として、7月10日(金)より、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開いたします。
本作は、19世紀のロンドンで”エレファント・マン“と呼ばれた実在の青年ジョゼフ・メリックの生涯と彼を取り巻く人々の交流を描いた感動作。長編映画デビュー作『イレイザーヘッド』(77)でカルト的な人気を得つつも、当時、弱冠33歳だった新鋭デイヴィッド・リンチ監督の名を一躍世界中に轟かせることとなった作品です。日本では1981年5月に公開され、国内外合わせたその年の全公開作品の中でナンバーワンの配収を記録。社会現象とも言える一大ブームを巻き起こしました。
米タイム誌が選ぶ「カラー時代のモノクロ映画ベスト10」で、『ベルリン・天使の詩』(87/ヴィム・ヴェンダース)、『シンドラーのリスト』(93/スティーヴン・スピルバーグ)などを抑え、堂々の1位を獲得。
スタッフに、フランケンシュタインやドラキュラなどが登場する、怪奇映画監督としても知られるフレディ・フランシスが撮影監督として参加。彼がこだわったモノクロ映像特有の光と影、19世紀末の退廃的なロンドンの町並みが、この度の4K修復にて、より幻想的によりクリアになったことで、メリックの喜びと絶望のコントラストも一層鮮やかに映し出しています。
この度、『エレファント・マン 4K修復版』の公開を記念し、映画評論家でデザイナーの高橋ヨシキさんと美術家でドラァグクイーンのヴィヴィアン佐藤さんをお迎えして下記の通り、無観客トークイベントを開催することが決定いたしました。トークの模様は、デイヴィッド・リンチ監督プロデュースのコーヒーで知られ、今回、本作ともコラボレーションする渋谷CAFE:MONOCHROMEからYouTube Liveにて、生配信いたします!
トーク内容は、デイヴィッド・リンチ監督作品の魅力はもちろん、4K修復版で発見できる新たな側面、人間の内面に宿る美しさや残酷さを見せつける本作を通して、今考えたい差別や偏見についてなど幅広く行う予定。
また、デイヴィッド・リンチ監督の秘蔵インタビュー映像も公開。40年前に『エレファント・マン』をご覧になった方、タイトルだけは知っているけどまだ観たことがないという方、D・リンチ作品が大好きで何度も観ているという方など様々な方が、今回の4K修復で美しく蘇った『エレファント・マン』を観るために映画館へ足を運ぶきっかけになること間違いなし!
配信日時:7月7日(火) 19:00~19:40(予定)
ゲスト:高橋ヨシキ(映画評論家/デザイナー)、ヴィヴィアン佐藤(美術家/ドラァグクイーン)
監督:デイヴィッド・リンチ
脚本:クリストファー・デ・ヴォア エリック・バーグレン デイヴィッド・リンチ
製作:ジョナサン・サンガー
撮影:フレディ・フランシス
音楽:ジョン・モリス
出演:アンソニー・ホプキンス ジョン・ハート アン・バンクロフト ジョン・ギールグッド ウェンディ・ヒラー フレディ・ジョーンズ
原題:The Elephant Man/1980年/アメリカ=イギリス合作/モノクロ/スコープサイズ/124分/ドルビーステレオ
配給:アンプラグド
©1980 BROOKSFILMS LTD
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