『ルース・エドガー』ケルヴィン・ハリソン・Jr新場面写真解禁

【以下プレスリリース文掲載】

 

 

誰からも愛され、称賛される少年ルースは何者なのか。

完璧な優等生か、それとも恐ろしい怪物なのか?

 

『ルース・エドガー』の最もユニークな特徴は、全編出ずっぱりの主人公ルースが真意不明のミステリアスな存在であることだ。成績優秀なスポーツマンで、誰とでも分け隔てなく接するオープンな人柄の持ち主。アフリカ系の移民であり、白人の養父母の愛に育まれてトラウマを克服したルースは、若きバラク・オバマの再来とも称され、まさに現代のアメリカン・ドリームそのものだ。しかしJ・C・リーの戯曲「Luce」の映画化である本作は、観る者に強烈な問題提起を突きつけてくる。ルースの“完璧な優等生”というイメージは、彼に期待する両親や校長らが一方的に押しつけたものではないのか。それとは真逆の“恐ろしい怪物”という見方も、極端に偏った思い込みなのではないか。

人種、容姿、性別、階級、学歴、思想、信仰……いったい人間の“価値”とは、何によって決定されるのか。

アメリカという国の歴史や政治をも取り込み、その理想と現実をあぶり出した本作の懐の深さに、誰もが感嘆せずにいられないだろう。

 

注目の次世代スター、ケルヴィン・ハリソン・Jr.圧巻の演技力

 

 

ルース役に抜擢されたのは、終末スリラー『イット・カムズ・アット・ナイト』における迫真の演技で注目されたケルヴィン・ハリソン・Jr.。同作品のトレイ・エドワード・シュルツ監督と再び組んだA24配給『WAVES/ウェイブス』でも主演を務めている。奇しくも『ルース・エドガー』と『WAVES/ウェイブス』ではどちらも成績優秀の高校生を演じているケ

ルヴィンだが、黒髪と金髪の違いもあり、一見ビジュアルだけだと同一人物と気付かない人もいるかもしれない。

 

『ルース・エドガー』の主人公ルースは、陸上部で活躍し、討論部の代表として全米大会に出場したこともある文武両道の高校生。戦火の国エリトリアで生まれ、7歳の時にアメリカへ渡ってきた彼は、養父母となったエイミー(ナオミ・ワッツ)、ピーター(ティム・ロス)のエドガー夫妻から現在の名前を授かり、幼少期に戦場へ駆り出された悲惨なトラウマを克服した。今や若きバラク・オバマを彷彿とさせる聡明な若者に成長し、将来を嘱望されるルースは、人種のるつぼであるコミュニティの希望の星となっていた。

 

そんなルースがある課題のレポートをきっかけに、同じアフリカ系の女性教師ウィルソンと対立し、彼の順風満帆の日常が大きく揺らぎ出す。優等生のルースが、実は危険な過激思想に染まっているのではないかというウィルソン教師の衝撃的な“告発”は、ルースの養父母である白人夫婦エイミーとピーターの胸にも疑念を生じさせていく。

はたしてルースは何者なのか。本当に“完璧な優等生”なのか、それとも世間を欺く“恐ろしい怪物”なのだろうか。

 

今まさしくブレイク中の新星ケルヴィン・ハリソン・Jr.が、まだアイデンティティが確立されていない17歳の少年の葛藤を生々しく体現する。

 

監督・製作・共同脚本: ジュリアス・オナー

出演: ナオミ・ワッツ オクタヴィア・スペンサー ケルヴィン・ハリソン・Jr. ティム・ロス

2019年/アメリカ/英語/カラー/SCOPE/5.1ch/110分/原題:LUCE/

字幕翻訳:チオキ真理

提供:キノフィルムズ

配給:キノフィルムズ/東京テアトル PG-12

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