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『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』公開記念!突撃インタビュー!!

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3人の奇才監督が、今旬の特撮系アイドルにあんなことしちゃう過激作品、堂々公開!
『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』


『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンシルバーこと杉本有美、『侍戦隊シンケンジャー』シンケンイエローこと森田涼花、『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー』の高山侑子という特撮TVドラマや映画で活躍する今旬のアイドル3人をヒロイン迎えたミュータントガールズアクション『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』が、5/22からシアターN渋谷、池袋シネマロサを皮切りに堂々全国ロードショー!

監督は、今一番女優を魅力的に撮れるフェティッシュ描写の雄・井口昇監督、表現の限界に挑戦し続ける残酷描写の雄・西村喜廣監督、過激にしてアクロバティックなアクション描写の雄・坂口拓監督の3人がタッグを組んだ。ミュータントという宿命に翻弄されるヒロインたちが、敵対する謎の組織と戦い自ら運命を切り開いて行く。ヒロインたちの新たな魅力を引き出す80年代アイドル映画風味と血まみれ残酷アクションの合体は、海外での評価も高い3人の監督の最新作ということもあり、すでに7カ国で公開が決定している。
特筆に価するのが、亜紗美、島津健太郎、紅井ユキヒデ、水井真希、泉カイ、石川ゆうや、岸建太朗、デモ田中、ジジぶぅといったレギュラー俳優陣の怪演が生み出す独特のグルーヴ感。ヒロインだけでなく、彼らの活躍や死に様に注目するのがオススメの味わい方だ。
今回は、井口監督と西村監督、残酷効果デビューとなった俳優・仁科貴、西村組の顔とも言える残酷素材俳優・紅井ユキヒデに突撃インタビューを決行。予備知識なしでも破壊的に面白い『戦闘少女』に、知っていれば「ご飯にラー油」のごとく密かなお楽しみが増えること必至の裏話をお届けします!



やばいシーンになるとヒロインのマネージャーさんの横に井口さんが待機してました
井口昇監督&西村喜廣監督
―3人の共同監督という異例の制作体制になった経緯を教えてください。
井口:去年ニューヨークの映画祭に3人が偶然一緒に行くことがあって、「何か一緒に出来たらいいね」って言ってたんです。その情報が東映ビデオのプロデューサーの佐藤さんに行ったんですね。今海外で話題を掴めそうな監督3人を集めたら3倍儲かるんじゃないかということで話が動き出して。
西村:最初オムニバスでやろうとしていたのが、話が変わって変わって変わって(笑)。最終的に1本の映画を3人で1部・2部・3部と分けて1本のストリーで撮ろうっていうことになりました。
井口:大きく分けると1部が坂口さん、2部が俺、3部が西村さん。
西村:って分け方にはなってるんですけど、各パートで作業が完結してる訳じゃない。例えば1部で拓ちゃんが自ら出演してるところはうちらで廻して、って感じで。
井口:力を合わせてっていうか、傷を舐めあいながらって感じでした。
―脚本はどう進められましたか。
井口:僕が原案を書いて、『古代少女ドグちゃん』の脚本を書いている継田淳さんがまとめ役をしてくれました。
―日本で公開されて海外へという流れはあるんでしょうか。
西村:今僕の方に直接海外の映画祭からかけたいってメールが来てますね。
―具体的には?
西村:まず、今年ゆうばり映画祭の審査員でもあるマーク・ウォルコウが、ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルは絶対かけるって言ってます。後は・モントリオール・ファンタジア映画祭、テキサス国際ファンタスティック映画祭と、色々声が掛かって来てますね。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて。
この後怒涛の撮影ラッシュに突入、地獄
の日々を送る西村・井口両監督 →→→
ファンの方にアニキと呼ばれたい!
―今回の見所を教えて下さい。
井口:3人の監督が、全然タイプが違うので、絵を見ただけで誰が撮ったかすぐ分かります。そのバラバラ感をお楽しみください。
西村:1本観て3度美味しい。
井口:みんな自意識が強いので、1本それぞれのパートが映画1本分の濃度があって3本分の映画を見せられたような腹いっぱい感です。超特盛り感があると思います。
西村:っていうかお腹一杯になりますね(笑)
井口:あと、『戦闘少女』には、杉本有美さん、森田涼花さん、高山侑子さんっていう今第一線で輝くアイドルの女優さんたちがこぞって出演されてまして、それぞれ酷い事をさせていますので、そこが見所です!
―今回、どの程度の酷い事をなさったんですか。
西村:いや、ヤバイですね。
井口:マネージャーさん的に怒るだろうなぁーっていうような事ですね。
西村:僕の場合は血をかけるシーンがあるんで、そのシーンになるとマネージャーさんの横にいつの間にか井口さんがいて、ドキドキしながら見てるって感じで(笑)
―『吸血少女VS少女フランケン』の川村ゆきえさんの時よりも更に過激な感じですか?
井口:量は川村さんの方が多いですけど、ニュアンス的には今回の方がやばいです!
西村:いろんな意味でね。
井口:メタファー的なことを含めて。今回の方が危険度は高いです。他の映画では絶対に観れないものが、この作品にはつまっていると思います。ファンの方にアニキと呼ばれるようなそんな作品作りを目指しました!



井口さんとは親父が出演した『ドカベン』がご縁でした!
仁科貴
―『戦闘少女』に出演されたきっかけを教えて下さい。
仁科:2年前、ゆうばり映画祭のオープニングパーティーで、井口さんから「サインをいただきたいんですけど」って丁重に声をかけられて。取り出したのが『ドカベン』のDVDで、「ここに」って指したところがボクの親父の顔写真。『ドカベン』がすごくお好きで、あれを観て映画監督になりたいと思ったくらいの作品らしいんです。ホントは『ドカベン2』をやりたいと。それも含めて「今後何かお願いしてもよろしいでしょうか」言ってくださったんです。ボクも「よろしくお願いします!」と恐縮しまして。それがまずあって。
坂口拓さんとは『スケバン刑事~コードネーム=麻宮サキ』で共演しまして、丁度坂口さんが監督1作目を撮られる前で、「ぜひ、機会がありましたら」って話してました。『魁!男塾』が公開になって、「あれ!?声かからへんかったなぁ」と思っていたら、今回『戦闘少女』坂口さんのパートに呼んで頂いて。1部の後半に坂口さん自身が出演されるので、そこだけ井口さんが監督。1つの作品でお2人の監督から演出を受けたという珍しい経験をさせていただきました。
―お二人の演出の違いはありましたか?
仁科:全然違いましたね。坂口さんは、その場で出てくるものを好まれる。ご本人も演者ですから。結構自由にやらせてもらった印象です。井口さんは具体的で、ケンケンみたいな笑い方してくれとか(笑)。幸い世代的にギリギリ分かりますからね。「カット!OK」の後に「いやー懐かしかったな」って独り言おっしゃってて。もう分かると思いますけど、うちの親父そっくりに撮りたいんでしょうねー。ボクとしてはちょっとフクザツな気持ちもあるんですが、ニーズに応えて喜んでいただくことも僕らの仕事でありますから。


残酷効果のマジックアワーって?
―今回の役回りを教えて下さい。
仁科:主役の女の子が人間に迫害されているヒルコ一族なんですけど、ボクらは迫害する側で言わばハンター役。商店街を挙げて主人公をやっつけようとする町会長が三城晃子さん。憧れの番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」』のおばちゃん3号の。凄く気さくな方で記念写真も撮っていただきました。
ボクは残酷効果デビュー。セッティングは思ってたよりシンプルだったんですが、「ワンチャンスですから」って言われて(笑)。怖かったですね~。夕方3時4時が一番血の色が映えるんですって。それを待って撮影しました。
―西村さんとはいかがでしたか。
仁科:実は20年くらい前から知り合いなんです。サイバーパンク好きで映像や音楽の仕事をやっていた先輩を通してなんですけど。その後、ボクが役者になる前に出た『CONFIG.SYS』(CX、1994)っていう深夜番組のオムニバスものがありまして。コント的な寸劇が何十本かある作品で、造形が必要なところは全部西村さんがやってらしたんです。次の年の95年に僕、ゆうばりに初めて来たんですけど、西村さんが『限界人口係数』で賞を取った年で。そうやって何年かに1度再会するような関係でした。いつか又、何か一緒にやりたいねって西村さんからもおっしゃって頂いてたんで、今回3つの夢がいっぺんに叶った訳です。


島津さんと『オードリー』のヒミツの関係
―井口組の俳優さんの島津健太郎さんと言えば、『片腕マシンガール』では、ヤクザで忍者で子煩悩という悪役ぶりが激烈でした。『戦闘少女』での怪演も楽しみですが、仁科さんは島津さんとは、昔からのお知り合いだそうですね。
仁科:たまたま家も近くてよく遊びに行ったりしてました。ボク、NHKの『オードリー』ってドラマに出てたんですよ。時代劇の撮影所の話で、大部屋で役者としての才能がないから泣く泣く殺陣師にさせられるという役で。撮影所って男女関係が盛んで、昔はご法度だったんですけど、そういう汚いところを子役の頃からずっと見ていて、ある女の子が大部屋に入ってきた時に惚れちゃって、ホントは役者を首になったから東京で出直そうと思うんだけど、その子を守るために殺陣師になる。
―泣かせる役回りですね。
仁科:『無法松の一生』みたいに、結局結ばれないんですけど。その役は絶対勝ち取りたかったんです。でも殺陣をあまりやった事がなくて。島津さんに電話して「教えてください!」ってお願いしました。島津さんの家で木刀の構え方からじっくり教えてもらって、次の日オーディションに行ったんです。それで受かったんですけど、実際撮影に入ってから非難が凄かったですよ。「できひんやないか、お前!」って(笑)。


殿馬はあんたしかいまへんがな!
―ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で恒例になっている井口さんと西村さんのオールナイトイベント『今年も朝まで怒られナイト』では、『ドカベン』で川谷拓三さんが演じた殿馬役で登場されましたね。仁科:井口さんから『ドカベン2』の寸劇をやりたいって聞いて。このイベントって、スニークプレビューみたいな雰囲気があるんで、そういう中やったら大丈夫ですかねって。自ら結界を破ってしまいました(笑)ボクは親父のお陰で仕事ができてると思ってますし、親父の事も、出演してる映画も大好きなんで。

ゆうばり映画祭恒例の『今年も朝まで怒られナイト!』。井口監督念願の『ドカベン2』の一場面



『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』でも大活躍の水井真希と泉カイが、裸エプロンと
極小ビキニ姿でドSぶりを発揮した針刺し予告編上映コーナー


針刺しに耐えて見事予告編上映権を獲得すると、仁科”拓ボン”とデモ”山城”の
どん兵衛コールが待っている

―『ドカベン』の撮影当時、見学に行かれたそうですね。
仁科:小学校に上がる前の春休み、京都から遊びに行きました。サチ子役の渡辺麻由美ちゃんと僕が同い年で、大人たちが仲良くさせようとするんですけど、そういうのが恥ずかしい年頃で(笑)。親父は、他の現場に比べてそんなに煮詰まってはいなかったように見えましたね。
―子供ながらにそういう雰囲気は伝わってきたんですね。
仁科:足取りが軽い感じでしたかね。主役の『河内のオッサンの唄』や『ピラニア軍団 ダボシャツの天』とか本質的には真面目にやってるんですよ。『前略、おふくろ様』は、TVシリーズが初めてで、一杯一杯で。コメディパートなんですけど、自分なりに真剣にやってたらウケてウケて。晩年、「笑わせたんじゃなくて笑われたんだ」って言ってましたね。
―コメディパートを真面目にやってみんなが笑ったということは、笑わせてるんだと思いますが…。
仁科:それが一番いいんでしょうけどね。僕なんかつい笑かしたろと思ってしまうから、全然面白くない。親父は堅物で、『前略』で萩原健一さんとか、崇高なところを目指している方とずっとお付き合いがあったんで、コメディは結構断ったりしてたんです。岡本喜八監督の『ダイナマイトどんどん』は、親父が断ってから菅原文太さんになったとも聞きました。子供としては、そういう親父も見たいんですけど。でも『前略』のトシオさんっていう役、本人はそこまで思ってなくても世間的には金字塔を建ててしまった訳で、トシオさんの表面だけ掬い取ったような脚本が一杯来たんですって。親父はそういうのを頑なに断ったらしいです。
そやから、『ドカベン』をあの時期に引き受けたのは、本来なしのはずです。断ろうと思ってたのかもしれないんですけど、水島新司さんに「殿馬はあんたしかいまへんがな!」って言われた(笑)。それで腹をくくったって。子供の僕としたら当時大ブームなんで嬉しい訳ですよ。でも、観に行ったら柔道編がメインで、甲子園いつ出てくんねん!
―回りまわって、その作品が大好きな井口さんと仁科さんのご縁ができるというところが面白いですね。
仁科:ホンマ、縁のもんやなぁって思います(笑)。


森田さんの顔が近くまで来てドキドキしちゃった!
紅井ユキヒデ

―西村組の顔とも言える紅井さんですが、『戦闘少女』の撮影はいかがでしたか?
紅井:衣装が『東京残酷警察』より薄くて寒かったですね。特殊部隊の隊員で、門番みたいな役。そこにナース姿の森田涼花さんが来て「はぁはぁ、急患です!」って。「急患たってあんた看護士だけきたってしょうがないじゃない」って言ってると、過呼吸で苦しみだして、「人工呼吸して!」「しょうがないなー」って(笑)。
西村作品の顔・紅井ユキヒデと残酷効果デビューを果たした仁科貴
―それは井口さんパートですね!
紅井:やっぱり分かります?
―分かります(笑)!おっとりした森田さんプラス、ベタにしてむずむずするようなこのシチュエーションとくれば、井口ワールドの匂いが…。
紅井:人工呼吸しようとすると、森田さんの顔がこの辺まで来て、おじさんドキドキしちゃった(笑)。17歳だから。可愛くってねー(笑)。
―それ以上は劇場でのお楽しみということで。
紅井:今回もとにかく死に際が面白い!竹中さんも面白いし。
仁科:俺、あの台詞竹中さんどう言うのかなって。
紅井:見てた?竹中さん、ちょっと嬉しそうだったよ。島津さんは特殊部隊の隊長。井口組、西村組、レギュラーの俳優達がみんな妙な死に方をする。
―ファンとしてはそれが楽しみです!
紅井:西村さんは俺をイジメるのが好きみたいで、その寒い衣装でずっと立ってて「寒いよね」「ハイ。寒いっす」「寒いねー?」(←西村さんの口調そっくりである)何回も聞くの、同じ事(笑)。
―紅井さんと言えば、股間が大惨事になる『東京残酷警察』の不良隊長役は衝撃的でしたね。
紅井:ありがとうございます。あれは普段の俺じゃないんで(笑)。よく聞かれるんですよ。初の西村さん監督の商業映画だったし、俺も商業映画でチラシにちゃんと名前が出た記念碑的作品ですね。それなりに気合入ってたもん。やらせてもらって嬉しかったですよ。
―お声が掛かったのは西村さんが撮影・美術で紅井さんが出演された『レイジング★ユーバリ』(1999)からの流れですか。
紅井:そうですね。俺がずっと旅回りの舞台をやってたんで、西村さんとはちょっとご無沙汰してたんですけど、『MEATBALL MACHINE』(2005)チラシ見て、西村さんやってるなって。その後、夕張市破綻のニュースを聞いて、連絡したら「遊びにおいでよ」って。その頃西村さんは園子温作品とかやっていて、昔と違って食えてましたね。「西村さんが有名になって俺嬉しいわ。やるならノーギャラでも出して」って言ったら、半年後に『東京残酷警察』の隊長役がきて。行ってみたら、即顔の型取り(笑)。後で聞いたら、紅井だったら何をやっても怒らないタイプだからって。他に人がいないんだって。けっこうキツイから。あちこち斬られて血糊だらけになるし。足を斬られるシーンなんか、あのシャワーみたいな血糊が目や鼻から入ってくるんですよね。血糊との闘いが頑張りどころでしたね。
―西村作品の魅力は?
紅井:絵に力があるところですね。やってることは反社会的なんだけど、いろんな意味でエンターテイメントだし、納得できる。勧善懲悪じゃないけど、社会ってものがいかに不安定で、そんな中でどう主人公の正義が貫かれるかってテーマがあって、好きなんだよね。また「東京残酷警察」みたいな作品、やればいいのにって思ってるんですよ。今は女性がメインの作品が多いから。昔みたいな骨太のね。こういうおっさん顔した男優がバッサバッサ悪人を倒して行くような映画、やりたいよねー。
とにかく、『戦闘少女』は本編を観るのが楽しみですね。3人の監督がどうなってるのか。きっとお腹一杯にさせてくれますよ!
                                        インタビュー・記事:デューイ松田
5/22『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』初日の渋谷シアターNにて。
監督三人体勢で撮影中にお菓子を食べる時間があり過ぎたという井口監督。
戦闘少女Tシャツが少し横長なのはそのせい!?


『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』 シアターN渋谷にて上映中
監督: 井口昇、西村喜廣、坂口拓
製作国:2010年日本映画
配給: 東映ビデオ
[公式サイト]
(C)2010東映ビデオ



 

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