タイトーの新ビジネスはお酒×曲×ゲーム!? 『EXBAR TOKYO』プレス内覧会レポート

【取材・文】編集長:畑史進 Twitter:https://twitter.com/cefca_vader

11月20日にタイトーは”大人に美味しい遊び場”をコンセプトにした「食(eat)」と「遊(entertainment)」を融合させたイー立て印面と施設『EXBER TOKYO』をオープンする。店舗内には、ここでしかないビールサーバーがあり、厳選した18種類のクラフトビールが楽しめ、ゲーム会社の経営するバーということもあって、「PONG」や「スター・ウォーズ ピンボール」「スペースインベーダー」のようなアミューズメント機器まで設置されている。
オープンに先駆けて、11月12日にはマスコミに向けた試食会が行われ、タイトー社長の山田哲氏、能楽師の大倉正之助氏、ジャズジャパン社長の三森隆文氏によるトークセッションが行われた。

山田氏ははじめに「実は日本で初めてウォッカを作った会社で、ジュークボックス、インベーダーゲーム、そして通信カラオケを経て、現在はタイトーステーションをはじめ、アミューズメント施設の運営を行っています。ここ数年はアミューズメント施設で取りきれない需要を救う人と人が直接出会って交流する場を作りたいと提供したいと思いこのバーを作りました。古いゲームを提供するのは、理由があります。今のゲームは複雑な一方ですが、古いゲームは直感的で誰もが楽しみやすく、遊び終わった後に遊んだ人とお酒を楽しめるので、人と人とのコミュニケーションツールの様な役割を果たせると思ったからです」とバー^のコンセプトについて説明し、トークセッションに入った。

トークセッションで大倉は、「楽しそうで、インベーダー世代なので今後の展開がとても楽しみです。18種類のクラフトビールの味わいだけで盛り上がれます。」と話し、これに続いて三森も「この音楽、飲食、ゲームのクロスオーバーに参加できてうれしいです。驚いたのはギターロボットで、この自動演奏のルーツがタイトーさんにあるとは知りませんでした」とバーのコンセプトに比較的好印象であることを話した。

山田も「レトロゲームを揃えると、我々のような世代はまだ若いという意識を持ってしまいますが、ここに置いてあるのは今風にアレンジしたものが用意されているので、そういった意識がなく食事とゲームとお酒が楽しめるかと思います」と、ゲームメーカーならでは視点で新しいコンセプトバーの運営意図についてはなした後、ジャズの広まり方とお酒の関係性から、ゲームと空間のマッチがこれからのトレンドになると話し合った。
トークセッションの締めにそれぞれコメントを求められると、大倉は「情報が多い中、このEXBER TOKYOに来ないと得られないものがあります。それは日本の伝統の中に共通点としてあります。是非この場から発展していってほしい」。三森は「若い方だけでなく、働き盛りからセレブな方や庶民のかたにも足を運んでほしいと思います。映画のプレミア上映も面白いかもしれません」。山田は「大人の遊び場という気持ちで作ったのですが、年齢関係なく新しい出会いを作りつつ、また来たいというお思いを提供したい」と銀座のバーという敷居が高い空間であっても年齢関係なく利用して、新しいバー体験に期待を寄せて、トークセッションは締められた。

【食レポコーナー】

さて、ここからは楽しい、美味しい食レポコーナーのお時間。

最初に食べたのは、「シシトウフリット」。これはうすしお味で傷められたシシトウなわけだけど、さっぱりしていてお酒を飲む前、最初に口にするつまみものとしては程よい食感の料理でした。備え付けのレモンをかけると、油ものを食べた後の口直しとしても最適!ちなみに、そんなに辛くないので女性や苦手な方にもおすすめ。

続いてはケールシーザーサラダ。高カロリー、コレステロールを気にしてしまいがちな人でも、この手のバーにしては珍しく比較的薄味のフレンチドレッシングがかけられていて、ヘルシーな味わい。

「フィッシュアンドチップス」は余りのデカさに驚愕したけれども、考えてみると、小魚をカリッカリにあげて食べるものばかり食べてきたので、こういう「フィッシュアンドチップス」もあるんだと感じて、新鮮になるかも。食感は柔らかめで、ボイルした魚に衣を付けて上げているようなので、こちらもご年配の方には食べやすいものだと感じます。

「石焼・ライスコロッケ”アランチーニ”ボルチーニのクリームソース」これは感動的な美味さだった!何が良いって、食べてみるとドリアみたいな料理なんだけど、ついつい飲み物が進んでしまうような絶妙な加減にソースが甘めに作られていて、上品な味わいになってます。衣の部分もカリカリとした食感がいいアクセントになってて何個食べても飽きない(と思う)。

「ムール貝のガーリックバター焼き」僕は広島市出身で無類の貝好きなんだけど、このムール貝は比較的濃い目に味付されていて、貝の臭みを上手く上書きしていて好きな人には好きなんだろうけど、貝のミネラル風味を味わいたい人にとって濃すぎる味付けになっているかもしれない。ただ、ガーリックの味付けは美味しいので、鉄板のおつまみとして注文していい!

「ソーセージ盛り合わせ」これもマストで注文して欲しい!写真を見て分かる通り、ソーセージがぶっとい!!ソーセージを一度頬張るように食べたい腹ぺこ君にはたまらないし、備え付けのにんにくやじゃがいもも、ソーセージの香りをぶっ壊さない程よい味付けになっていて、美味しい!パーティーできたなら食べるべし!

「3種ミニバーガーセット」こちらもパーティーや連れ添いなら是非食べてほしいもので、ミニバーガーはてりやき、塩チキン、フィッシュが用意されている。特に照り焼きは女性に取って嬉しい甘めの味付けになっているので、甘いお酒との相性は抜群かと思われる。

「牛ホホ肉の黒ビール煮込み」こちらはお財布によゆうがあったら食べてほしいもので、文字通り「頬がとろけるように」お肉が口の中でとろけて無くなってしまうほど、しっかりと煮込まれている。下にあるのはじゃがいものペーストで、これと一緒に口に運ぶと、上品なソースとじゃがいもの香りがブレンドされた香りが抜けてこれだけでお酒が3倍位飲める!

「EXBER TOKYOのミートブラッター」これはラムチョップと骨付きウィンナー、鶏肉の炒めものの3種類が盛り合わせているもので、ラムチョップに関してはラム独特の臭みはほぼ感じられないほど、濃い味付けにしているので食べやすいかと思われる。お酒が進む、ビールサーバーでガブガブ飲みたい時におすすめできる。

全体的には。
美味いよこれ!という感想です。確かに値段相応な感じはする美味しいバーでした!

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