映画 『ポゼッション 40周年HDリマスター版』 リバイバル・ロードショー

<ストーリー>
西ドイツ、ベルリン郊外。単身赴任を終え、妻子の待つ我が家に帰って来たマルク。だが、妻アンナの態度はどこかよそよそしい。アンナの友人マージからある“男”の存在を聞いたマルクは妻を責めるが、彼女は浮気を認めるどころか夫を完全に拒絶する。混乱と悲嘆の中、一人息子のボブを学校に送ったマルクは、そこで妻とそっくりの教師ヘレンと出会う。やがて問題の“男”ハインリッヒと顔を合わせることになったマルク。しかし、彼もアンナの全てを知っている訳ではなかった。新たに浮上した“第3の男”の真相を追い求めるマルクは、私立探偵にアンナの尾行を依頼するのだが・・・。

【以下プレスリリース文掲載】

愛に苦しむ男と女の姿を描き続けたアンジェイ・ズラウスキーが、フランス映画界の至宝イザベル・アジャーニを得て挑んだ、ホラーともミステリーともつかない奇妙な不条理劇。その驚愕の物語、圧倒的な映像美、アジャーニの演技を超えた演技によって世界各国で数々の映画賞に輝いた。その問題作が製作40周年を前に、HDリマスターで待望のリバイバル上映となります。

アンジェイ・ズラウスキー Andrzej Zulawski
1940年11月22日、ポーランド出身。パリの映画学院に通った後、アンジェイ・ワイダの助監督となる。1967年に短編で監督デビュー。1971年に初の長編映画となる『夜の第三部分』を発表し、多くの賞に輝く。続く『悪魔』(1972年)がポーランドで上映禁止となったため、母国を離れて映画製作を行うようになる。1981年の『ポゼッション』はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、世界各国に衝撃を与えた。その後も『私生活のない女』(1984年)、『狂気の愛』(1985年)、『私の夜はあなたの昼より美しい』(1989年)など問題
作を作り続ける。2016年2月17日、ワルシャワにて死去。遺作は2015年の『COSMOS』。

イザベル・アジャーニ Isabelle Adjani
1955年6月27日、パリ出身。幼い頃は生物学者に憧れ、ハイスクールで生物学を専攻。14歳の時にスカウトされ女優の道を歩むことになる。映画デビューは“Le Petit Bougnat”。以後、テレビにも出演し、18歳でコメディー・フランセーズの正式座員になり舞台での話題をさらう。やがて、フランソワ・トリュフォー監督の『アデルの恋の物語』(1975年)に主演。アカデミー賞にノミネートされた他、各賞の女優賞を独占。以降も『テナント/恐怖を借りた男』(1976年)、『殺意の夏』(1983年)、『カミーユ・クローデル』(1988年)、『王妃マルゴ』(1994年)と、出演ごとに話題を集め、名実共にフランスを代表する女優となった。

サム・ニール Sam Neill
1947年9月14日、ニュージーランドの軍人だった父の任地先、北アイルランドで生まれる。本名はNigel Neill。大学時代から母国で役者として活動し、在学中に『マクベス』の舞台に出演。1971年には国立映画ユニットに入り撮影技術を学んで多くのドキュメンタリー作品を監督。俳優としては1977年の『テロリストたちの夜/自由への挽歌』で注目を浴び、1979年にオーストラリアに招かれ『わが青春の輝き』に出演。その演技を見たジェームズ・メイスンが各所へ推薦状を送付したことで『オーメン/最後の闘争』(1981年)の主演に抜擢された。90年代からはアメリカに進出して『レッド・オクトーバーを追え!』(1990年)、『ジュラシック・パーク』(1993年)、『ピアノ・レッスン』(1993年)などの大作・話題作に出演。

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愛と狂気と異形の神話。私はとりつかれ、その怪物を生んだ――

監督アンジェイ・ズラウスキー×主演イザベル・アジャーニ
戦慄の問題作がついに銀幕に蘇る。

2020年1月4日(土)より 新宿シネマカリテにて戦慄のリバイバル上映!

公式サイト
http://www.stingray.co.jp/possession/

<スタッフ&キャスト>
監督・脚本■アンジェイ・ズラウスキー 製作■マリー=ロール・レール 撮影■ブルーノ・ニュイッテン 特殊効果■カルロ・ランバルディ 音楽■アンジェイ・コジンスキー
イザベル・アジャーニ/サム・ニール/ハインツ・ベネント/マルギット・カルステンセン/ヨハンナ・ホーファー

1981年/フランス=西ドイツ合作/ヨーロッパビスタ/モノラル/124分/DCP 原題:POSSESSION 配給:スティングレイ

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