この世界にいないアキと、この世界が苦手な颯太。 出会うはずのない2人が《今》を駆け抜ける、青春音楽ラブストーリー 新田真剣佑×北村匠海ダブル主演『サヨナラまでの30分』

【STORY】
メジャーデビューを目前に解散したバンド「ECHOLL」。
1年後のある日、突然見知らぬ大学生・颯太が現れ、メンバーのヤマケン、重田、森そしてカナに再結成を迫る。 ――実は颯太の中身は、1年前に死んだボーカルのアキだった! 偶然拾ったアキのカセットテープを颯太が再生する30分だけ、2人は入れ替わり、1つの体を共有していく。 人づきあいが苦手な颯太と、「俺にこじ開けられない扉はない」が口癖のポジティブなアキ。 ひとりで音楽を作っていた颯太も、次第にアキや仲間と音楽を奏でる楽しさを知り打ち解けていくが、「ECHOLL」を去ったアキの恋人・カナだけは戻ってこない。 カナに再び音楽を始めてもらうため、最高の1曲を作り上げようとする2人。 一方カセットテープに異変がおき、アキと颯太の入れ替われる時間は短くなっていくー。

【以下プレスリリース文掲載】

『ちはやふる』にて日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、『十二人の死にたい子どもたち』『カイジ ファイナルゲーム』などその確かな演技力で話題作への出演が絶えない俳優・新田真剣佑と、同じく『君の膵臓をたべたい』にて日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、『君は月夜に光り輝く』などで若者の絶大な支持を受け、ダンスロックバンド「DISH//」のVo./Gtとして幅広い活躍を魅せる北村匠海のW主演で贈る、完全オリジナル映画『サヨナラまでの30分』が2020年1月24日に公開となります。

「お前だけなんだよ、俺が見えてんの。お願い、ちょっと体貸して。」

アキが遺したカセットテープを再生する30分間、2人は1つの体をシェアする。

新田真剣佑が演じるのは、一年前に死んだ、バンドボーカルのアキ。北村匠海が演じるのは、人と関わる事が苦手で就職活動も失敗ばかりの大学生の颯太。そんな出会う筈のない2人を結び付けたのは、颯太がたまたま拾ったアキが遺したカセットテープ。このカセットテープが再生されるたった30分だけ、アキは颯太の体を借りて入れ替わることができる。アキは颯太の体を借りて、もう一度仲間と音楽をやるために、そしてバンドメンバーで恋人・カナの笑顔を取り戻すために奔走!しかし、次第に2人が入れ替われる時間は短くなっていき・・・。カセットテープが再生される30分という“限りある今”を駆け抜ける、青春音楽ラブストーリーが誕生!

このたび、本作の大きな見どころのひとつでもある<音楽フェスシーンの撮影現場レポート>と、同シーンへの想い、撮影を振り返っての現場の雰囲気・キャストの様子を語った<監督&プロデューサーコメント>が到着しました!

新田真剣佑と北村匠海、若手トップを走るこの2人がW主演を果たした映画『サヨナラまでの30分』。新田が演じるのは一年前に死んだ人気ミュージシャンの宮田アキ、北村が演じるのは人付き合いが苦手で就活も失敗続きの大学生・窪田颯太。出会うはずのない2人を繋いだのはアキが遺した1本のカセットテープだった。そのテープを再生している30分間だけ、アキは颯太の体を借りて、恋人やバンド仲間に会いに行くという、青春音楽ラブストーリーだ。

本作の撮影は2019年の夏、松本をはじめとし、長野県各地で行われた。映画の見どころのひとつである音楽フェスシーンのロケ地は松本市にあるアルプス公園。実在する音楽フェス「りんご音楽祭」とコラボし、3日間かけて撮影された。公園内の一画にステージが建てられ、いくつものキッチンカーがスタンバイ、総勢600人のエキストラが会場を埋め、早朝から日が暮れるまで時間の許す限りカメラを回していく。

新田と北村はボーカル&ギターを担当。バンドメンバーは──ギターの山科健太役は葉山奨之、ドラムの重田幸輝役は上杉柊平、ベースの森涼介役は清原翔。そして紅一点、ピアノの村瀬カナ役は久保田紗友が演じる。葉山は今回ギタリスト役に初挑戦、久保田と上杉と清原はそれぞれピアノとドラムとベースに初挑戦、各々クランクイン前に楽器演奏の猛特訓をして撮影に臨んでいる。また撮影前には下北沢のスタジオに全員集まって練習したことで、役柄同様に絆を深めた。

新田の演じるアキが北村の演じる颯太の体を借りるという設定のため、このフェスシーンは新田と北村が各々歌うシーンを順番に撮影していく。さらにバンドメンバーの見せ場も撮っていくため、何度もくり返し演奏しなくてはならない。言ってみれば、半日ずっとライブをしているようなものだ。暑さのなか体力勝負でもあった。フェスに来ている観客を演じるエキストラの演技も大切になるため、新田や北村がエキストラにエールを贈り会場を盛り上げる場面もあった。

ライブシーンの撮影で大変なのは、全体像だけでなく、新田、北村、久保田、葉山、上杉、清原の演奏、手元、表情を撮っていくことだ。撮影を務めたのは、米津玄師の「Lemon」のMVや、映画『新聞記者』、『ホットギミック ガールミーツボーイ』の今村圭佑。萩原健太郎監督の指示のもとステージを縦横無尽に動きまわり、俳優たちの煌めく瞬間をカメラに納めていく。

この日は演奏シーンの撮影がメインでセリフはないものの、演奏曲の歌詞が、アキと颯太、バンドメンバーの心情を描いており、特にボーカルの新田と北村の繊細な表情、力強い目、想いが込められた歌声が何とも印象的だった。萩原監督の「カット!」がかかるたびに、監督自身もスタッフからも「グッときた」「鳥肌がたった」など感動のリアクションの連続。そんな感動的な演奏に加えバンドメンバー全員があまりにも格好良く、観客がつい彼らに見とれてしまうこともあり、撮影スタッフがエキストラに「格好いいけれど見入りすぎないように、あくまでも音楽(フェス)を楽しみに来ている設定で、とにかく音楽を楽しみましょう!」と声をかけることもあった。

山間の天気は変わりやすく、夏の太陽が照り輝くなか小雨が降ったり止んだりではあったが、それもまたリアルなフェスの風景として映し出されていった。

テープを再生している30分間だけアキは颯太の体を借りることができる──フェスシーンも含めて、そのユニークな設定がどんなふうに描かれるのかは映画を観てのお楽しみとなるが、注目の若手俳優たちが本気で挑んだフェスシーンは、言うまでもなく躍動感にあふれ、感動的なシーンになっている。

【萩原健太郎監督コメント】

① 現場レポとして取り上げるりんご音楽祭シーンに関し、

苦労した点、工夫した点、注目して欲しい点を教えてください。

今回の映画で常に大事にしていて、特にりんご音楽祭シーンで強く意識したのは、自分が全キャストにとって一番の味方でいるという事です。みんながそれぞれ責任を持ってやった事はある種の正解だと思うので、絶対に否定せずどうしたらさらに良くなるか、理想としている所に近づけるか、という観点でコミュニケーションを取りました。そもそも僕が単純にみんなを好きすぎるというのが大前提であるのですが・・・。

② 全体の撮影を通じて現場の雰囲気・キャストたちの様子についてお書きください。

今回、現場の雰囲気は最高に素晴らしかったです。キャストのみんなが常に前向きに、役とシーンと向き合ってくれたからです。文字通りみんなです。特に演奏シーンが圧巻で、それぞれが本気で努力し、自分自身を乗り越えてくれました。映画を通してどんどん魅力的に成長して行くみんなの姿には本気で感動しました。ぜひ劇場で観ていただきたいです。

【井手陽子プロデューサー コメント】

③ 現場レポとして取り上げるりんご音楽祭シーンに関し、

苦労した点、工夫した点、注目して欲しい点を教えてください。

印象的だったのは、観客役として集まってくださった多くのエキストラを前にしたときの、ステージに立った俳優たちの変化でした。緊張感がありながらも、自由に、そして、とても楽しそうに演奏する姿は、それまでスタジオで練習していた時よりも、各段に熱を帯びたものでした。何度も同じ演奏を繰り返し撮影していたにも関わらず、途切れない集中力の高さ、繰り返せば繰り返すほど、その短い時間の中で、さらに上達していく様に、感動すら覚えました。

④ 全体の撮影を通じて現場の雰囲気・キャストたちの様子についてお書きください。

オリジナル作品だからこその自由度の高さが、スタッフ全員のクリエイティビティを刺激し、撮影時でも新しいアイデアが日々生まれ続ける、活気のある現場でした。キャスト陣は、まるで学生時代から一緒に過ごしてきたかのように和気あいあいとして、映画の中にあるキャラクターの関係性そのもの。そんな中でも、それぞれが役に対しては、常に真剣に向き合い、芝居するたびに、オリジナルなキャラクターに深みが増し、完成されていった感じがしました。また、彼らを見守るベテランキャストの温かい眼差しも、とても印象的でした。

出演:新田真剣佑 北村匠海 久保田紗友 葉山奨之 上杉柊平 清原翔

監督:萩原健太郎(『東京喰種 トーキョーグール』)脚本:大島里美(『ダーリンは外国人』『君と100回目の恋』「凪のお暇」)プロデューサー:井手陽子

制作・配給:アスミック・エース

コピーライト:©2020『サヨナラまでの30分』製作委員会 公式サイト:http//www.sayonara-30min.com 公式インスタ:https://www.instagram.com/sayonara_30min/ 公式twitter:@sayonara_30min

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